スタッフ日記

第20回 年間活動報告会のご報告

5月25日に第20回目にあたる年間活動報告会を開催しました。イベントが多い時期に、55名の方に足をお運びいただき、誠にありがとうございました。

当日は、ぷれいす東京スタッフ以外にも、当事者や企業の方、連携機関の方など、様々な方にご参加いただきました。この場を借りて御礼を申し上げます。

トークコーナーでは、10年以上にわたり、ぷれいす東京の活動を支えてくれている、ボランティア・スタッフ達に感謝状を理事より贈呈し、トークを行いました。長年ボランティア活動をしているスタッフの、参加の動機は本当にさまざまでした。

「身内の看取りは上手く出来ずに、他人のケアだったらうまくできるのではと思い参加した」

「ゲイ雑誌で記事をたまたま見て、人間関係を広げたいと思い連絡した」

「カウンセリングの勉強をしていた時の先輩から誘われて(怖くて
) 断れなかった(笑)」

「海外から帰国して「ゴム無しのセックスを強要されたら、自分は「NO」と言えるけども、そうでない女性が多くいることに気づき参加した」

「自分のHIV陽性がわかったときに、ぷれいす東京にお世話になったので、落ち着いてから恩返しと思い参加した」

「自分が検査を受けたことがあって、HIVについて何もしらなかったから、ちょっと勉強してみようと思って」

「自分は相手にコンドームを使ってて言えるけど、言えない人がいるのが信じられなくて(笑)どうしてなんだろうという所から興味をもった」

「パートナーが陽性だとわかり あちこちの保健所や電話相談に相談したら、どこにかけても"ぷれいす東京"という怪しい名前がでてくるので、この団体に興味をもった。実際に事務所を訪問して、池上前代表の説明を聞いて、このおばさん(爆笑)信用できるとおもった。」

など様々。笑いあり、ほろっとするところありの楽しいトークとなりました。

特に印象的だったのは、トークに参加してくれたボランティア達が口にした、ぷれいす東京の居心地の良さ、スタッフ同士の人間関係の輪の存在でした。

自分のことをどこまで話す、話さないという個人の意思や多様性を尊重しあえる関係、ぷれいす東京が築いてきた人間関係は本当に宝だと実感しました。今後は何とか地域社会にも広げていきたいと考えます。

詳細は、ぷれいす東京ニュースレターの8月号などで報告をする予定です。お楽しみに

また、当日の模様は、毎日新聞の東京版でも、報道されました。無料で登録できるので、よろしければそちらもご覧ください。

(毎日新聞 2014年05月26日 地方版)
HIV陽性者支援、ぷれいす東京報告会 創立20年230人登録/東京

ぷれいす東京の活動は21年目にはいりました。今後とも、HIVを持っていても、持っていなくても、わからない場合でも、誰もが自分らしく生きることのできる地域の環境づくりに、スタッフ一同、地域の方々と連携しつつ、取り組んでいきたいとおもいます。

      NPO法人ぷれいす東京代表 生島嗣

生島

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