陽性者と家族の日記

紳士の国、イギリス?

紳士の国、イギリスといわれますが、いわゆる帽子をかぶってステッキをもった紳士に会ったことは一度もありません。たぶん、私のような庶民との接点がないのだけかもしれませんが、そんなひと、いまどき本当に存在するのか、と考えてしまいます。

イギリスは階級制度があるので、労働者階級の方々もいますし、イギリスの紳士(だと思う人々は、おそらく、そういうひとたち同士で固まっているのでしょう。

その代わりといってはなんですが、イギリス人の“紳士的な態度”に感動することがあります。

地下鉄の階段をおりるベビーカーに手を差し伸べたり、オフィスのドアを次の人のために開けておいたり、はたまた、給湯室でミルクティーをつくるときにミルクをほかのひとのために机に上に残したり。

イギリスには日本の気遣いとも近いようなエチケットがあります。きっと、英国紳士は、もっと幅広い層のイギリス人のマナーや思いやりのなかに残っているのかもしれません。

ひろき

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