陽性者と家族の日記

雨の戴冠式

先週末、ロンドンではチャールズ三世の戴冠式が行われました。
日本のメディアも注目したようですが、
イギリス人でもない自分としては、手持無沙汰というか、
意外とやることなかったです。
小雨も降っていたので、テレビで戴冠式の中継を見ていましたが、
次第に飽きてしまいました。そこで、ふと思いついたのは、
式に参列するためにロンドンに滞在している秋篠宮両殿下を見に行くこと。
滞在先のホテルは把握していたので、
戴冠式が終わったタイミングで、自転車をこいでホテル前に駆け付けました。

読み通り、ホテルの玄関エリアでは日本の報道陣、大使館関係者、
現地警察と鋭い目をした日本人SPたちが待ち構えていました。
こういったことをするのは初めてだったのですが、
ちょっとした人だかりも出来ていて、通行人から、誰を待っているのかきかれるので、
その度に、両殿下のことを説明しました。
中には日本の皇室メンバーの知識があるフランス人がいて、「Mako?Kako?」ときかれたので、
その両親の「Kiko」だと説明したのですが、似たお名前のせいか、なかなか理解してくれませんでした(笑)

待つこと1時間以上、小雨のなか、現地警察のバイク隊が先導する車の一列が到着し、
中から両殿下が出てきました。
よくニュースで声がけしているのを目にしていたので、思わず日本語でお二人に呼びかけてしまいました。
そうすると、ちゃんとこちらを向いて挨拶をしてくれました。

海外に住んでいると、こうして日本を代表して、遠い異国まで式典に参加してくださる皇室の方々を
ありがたく感じます。
もちろん、参加はできない世紀のイベントですが、式にまつわる特別な思い出をつくることができました。

ひろき

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