セプテンバー
☆SHOGUN☆
俳優の真田広之さんが主演、製作
を兼ねたアメリカの配信ドラマ
「SHOGUN 将軍」。
史上最多のエミー賞18部門受賞 !
に輝き、海外からの観光客にも
大人気。
僕も大いに楽しみました!
気になる日本人の反応は?
正直、いまひとつ盛り上がって
いない気が…
“海外で活躍の日本人” のニュース
は、アメリカでの あの野球選手の
話ばかり。
(彼は最高に素晴らしいですが)
「いまだに日本=サムライ?
もう21世紀なんだよ、
2024年の日本を見てよ」
そんな影の声が聞こえてきそう。
☆〇〇のひと☆
いっぽうで
「〇〇の国の人って
みんなかっこいいよね~」
など 自分の印象だけで
全体を語りがちな人たちも
多いですね…
すべての外国人が 体格が良く、
彫りの深いモデル顔であるはずが
ないのにね。
日本で暮らす外国人から
「〇〇人の僕と同じ国の友だちが
遅刻したり 約束を破ると
“やっぱ〇〇人は信用できないな”
みたいに ひとくくりにされる。
がんばってても やっぱめげる」
と 聞かされることもあります。
“くくりかた” より ”その人
そのもの” のほうが よほど重要
なんですが…
☆タイプキャスト☆
ハリウッドのスターが “はまり役”に
出会い 大ヒットで世界的に有名に
なると その先の道が 分かれます。
似たような役を繰り返し演じ、
稼げるだけ稼ぐか…
全く別の役に挑戦し がらりと
イメージチェンジするか…
「はまり役ができると、多くの人が
“もいちど あれ やってくれ! ”
って そればかり要求してくる」
「いちど広まったイメージを拭う
のは とっても難しい」
など 本音にあふれたインタビュー
記事もよく目にします。
僕自身も “ある特定のカテゴリ”に
分類されている意識はあるから
なんか 気持ち わかるな~。
(スターじゃないけどね)
人種や国籍に限ったわけでなく
個人レベルで あたりまえに起きて
いる話なのかも?という気もして
きました。
☆カテゴライズ☆
とはいえ
分類はとても重要な作業。
地図上に配置されるから
人は 自分の居場所がわかり、
勉強でもスポーツでも 点数で
比較され 自分の実力を知る。
もちろん、メリット デメリット
の 両方があります。
「この病気をもっている人の多くに
こんな特徴が目立つから ここに
気をつけよう」
というアドバイスがもらえるのも
長年の 分類という研究成果が
導いてくれているおかげだし。
新たな環境で顔と名前を覚えて
もらうには “〇〇のひと” で
定着させるのがいちばん早い。
それぞれのメリット、デメリット
を生かし その先をどう動くか?
生活の中でどう使おうか?
と考えることを 最近 始めました。
☆沈黙を破って☆
ドラマ「SHOGUN 将軍」の魅力の
ひとつは、これまでの
“日本のステレオタイプ”を
上手にぶち壊している点です。
主人公の”将軍候補” 虎長(徳川家康
がモデル)は、天下統一の英雄という
より、したたかで本音を見せない
頭は良いがずるがしこい輩として
描かれ
女性たちも 男性のそばに優しく
寄り添う 控えめな “大和なでしこ”
という王道ルールから外れています。
“謙譲の美徳” に代表される
おだやかな日本像からかけ離れ
そこに新鮮さを感じた人が多かった
から 反響が大きかったのかな?
日本でのキャリアを置き去りに
この20年、海外で地道に活動を続け
知名度を高めてきた真田さん。
本当にいろんな苦労があったと思う
ので どこか 役柄と本人が重なります。
☆September☆
↓2024年11月公開の映画
「ロボット・ドリームズ」より
☆Die with a smile☆