陽性者と家族の日記

常識

東京の桜の季節は染井吉野に限って言えばとっくに終わり。
でも、今が一番見頃のものもある。八重桜の類がそうで、桃山や元禄時代の屏風絵に描かれた桜みたく花と葉っぱが同時に出てるのだが、それはそれでとても古風で豪華で乙なもの。
本日は都心部にあるとある植物園に行ったのだが、沢山の八重桜が咲いていて見事だった。相方とお弁当持ってふらっと入ったが、園内も人が多すぎず落ち着いた感じで楽しめた。

さて帰り際に緑色の桜の花を発見。緑色はなかなか無いのでとても珍しい。「御衣黄」かなと思ったが木の幹にぶら下がっていた表示板には「鬱金(うこん)」と書かれてあった、あぁそう言えば聞いたことのある名前だ・・・・
と、その時近くでとあるお嬢さんのお馬鹿な一言が小耳に入った。
「あ、うこんって、桜だったんだねー(妙に納得している風)」
もしかして、カレーとかに入れるウコン(ターメリック)と思いっきり勘違いしている。。。
でもそのお嬢さんは自分からはちょっと遠い所にいるのでわざわざ訂正する気にもなれない。
そのうちどこかで赤っ恥かくのかな。それともそのまま気が付かずに人生を送るのか。どちらにしても少々可哀相ではあるのだが。

もう私の知ったことではない。

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