陽性者と家族の日記

素朴な疑問

世間が盆休みに入ろうかとする時期に、私は体調を崩して1週間ほど入院してしまった。
本当はその1週間で〆切りつきの仕事を片付けるつもりだったのだが・・・要は休め、という天命なのだろう、ということで諦めをつけ、点滴台に繋がれたまま本を読むのとテレビを見るだけの退屈な日々を過ごした。

退屈だが重症ではないので気晴らしに点滴台を押しながら病院内を時々ウロウロする。
1階に降りるのにエレベータに乗ったとき、途中階で外国人の少女が乗ってきた。どこかで見た気がする・・・と思ったら、この前ニュースに出ていた某中東国から来た少女だった。戦禍で頭に入ったままの銃弾を取り除く手術だったらしいが、全然元気そうだ。首尾よくいったのだろうか?

ふと思ったこと。
「何故一人だけ治療に連れて来るの?」

蔵人

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