陽性者と家族の日記

追憶

入院のネタでもうひとつ。

入院してからしばらく食事が取れなかったので、丸4日間ずっと点滴をされていた。
点滴は初めてではないが、こんなに長い間打ち続けたのはおそらく初めてだったと思う。
この病院ではどうやら点滴針を刺すのはナースではなく医者の仕事らしいのだが、私の担当医はキャリアが浅そうで手つきも何だかぎこちがない。
不安は的中。2日で針の周りが赤く腫れ出した。ナースに報告して別の場所に差し直しすることになったが、また別の若い医者がこれがまたぎこちない手つきで針を扱うのだ。結局これも2日で駄目になりその時点で点滴打ち止めとなった。やれやれ。

点滴の後は腕が少し腫れて鈍い痛みが少し残る。
自分の相方がその昔点滴が上手く行かずに腕をパンパンに腫らしていたのを思い出した。

少し懐かしくて、つらかった記憶。

蔵人

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