陽性者と家族の日記

気象オタク

電車オタク、ゲームオタク…
いわゆる「オタク」にも色々な種類がありますが、実はワタクシ、
35年来の「気象オタク」であります。

気象オタクって、いったい何をするの?と思われるでしょうが、
ズバリ、自分で天気図を描いて自分なりの天気予報を出します。

NHKラジオの第2放送では、朝夕夜の1日3回、「気象通報」という
天気放送があります。この番組では日本各地の風向、風速、天気、
気圧、気温が報告され、それを聞きながら天気図を作ります。
専用のフォーマットが大手書店や気象台などで販売されておりまして、
これを使うとより手軽に作成できます。
同じ気圧の箇所を等圧線で結び、必要な天気記号を書き込んで完成!
その天気図から気象の流れを推測して、今後の天気を予測するわけです。

気象オタクの活動が楽しいのは、今、自分の目で見えていることだけが
真実ではないと実感できることです。

澄んだ青空を見ていると、この天気が永遠に続くように思いますが、
数時間後には曇って大雨、などということはよくあることです。
逆に、今の時期のように雨が続くと、気分的に深い雲の中に閉じ込められた
気分になる。実際にはほんの数千メートル上空は晴れて、真夏の青色をして
いるのですが。
人間の視野なんてほんとに狭いのですね。

自然の力の偉大さに触れると、怒りや悲しみがバカバカしく思えてきます。
「おまえが見ているのは世界のほんの一部だよ」 と空の上から笑われている
気がして、「負けてられっか!」と対抗意識が湧いてくるのです。

なぎさのペンギン

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