陽性者と家族の日記

レズビアン&ゲイ映画祭

ローカルな話題で恐縮なのですが、先週の金曜日より
東京で「東京国際レズビアン&ゲイ映画祭」が開催されています。
僕も金曜日と日曜日に参加してきました。

今年は例年開催されている青山に加え、一般映画を上映している
新宿のシネコン、バルト9の一部の劇場も会場に充てられました。
一大ゲイタウンを擁する新宿とは言えど、同性愛者向けの
映画が白昼の都心の大劇場で堂々と公開されちゃうなんて、
正直言ってビックリ!
随分と冒険的な企画を立てたなと思いましたが、来場者のうち
1/3くらいがストレートなセクシャリティの人々だそうで
今の時代じゃ不思議でも何でもない光景なのかもしれません。
(僕のようなオジさんにはやはり隔世の感というか、感慨深いものが
ありますが…)

会場を見回してみると…直接話をしたことはなくても、
どこかで見かけたことがある顔でいっぱいでした。
2丁目の飲み屋だったか、駅前のスポーツクラブだったのか、
あるいは…いつかの、どこぞのハッテン場だったのか、
はっきりと覚えていないけれど。
そういえば、何かのイベントで顔を見たノンケの人たちも来ている。

素性もよく知らない人たちだけど、今、一緒にこの場所にいて
同じ映画を見て一緒に笑って、泣いているんだな…って思ったら、
訳もなく嬉しくなれました。
これ、REALなLIVING TOGETHERってことですよね?
互いが互いに勇気を与え合っている、いちばん分かりやすい姿じゃ
ないですか。

今年は、昨年の「3本の針」のように正面からHIVをテーマに扱った
映画がないのが残念ですが、興味のある方はぜひ足を運んでみてください。
(7/17~7/21までは青山スパイラルホールで開催されています)

なぎさのペンギン

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