陽性者と家族の日記

おひとりさまの老後

親戚に一人身の叔母がいます。
一応、兄弟の一人が家族で同じ敷地に住むことで、ある程度のお世話をしていますが、
叔母のボケが進行してきて大変とのこと。

しっかり働いてきた叔母にはある程度の貯えもあり、財産管理も含めて
「誰が面倒を見るのか?」
という話し合いが兄弟であったそうです。

具体的には「後見人」という、今後は生活も財産もしっかりその人を管理することを
法的に定める役割があり、それを誰が担うか?
という話が行われ、その結果、

誰も後見人を引き受けず、第3者に任せる。

という結果になりました。

各姉妹には家族があり、自分たちも一生懸命働いた上でほとんどリタイアをし、
やっとゆったりした老後を送っています。
その余生を独り身である意味勝手に生きてきた人に注ぐことはできないと。

今のご時世、結婚したからといって一生付き添えるか?という点では疑問がありますが、
多くは一生添い遂げるであろうと思います。
僕はゲイであり、今後もゲイとして当然結婚も考えていません。
ゲイの中にも一生添い遂げる人たちはいるでしょうが、男女に比べてきっとかなり少数だと思います。
僕は今、パートナーはいないから、独り身の将来しか思い描けない。
そんな僕の老後はどうなるんだろう?

今は薬のおかげでほぼ同じ人と同じような一生を遂げられるとも言われていますが、
一人で生活できなくなった時にどうなるのか?

人事とは思えず、とても不安になりました。

たたみ

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