陽性者と家族の日記

4歳の誕生日。

震災後初めての日記です。
まずは震災でお亡くなりになった皆様のご冥福をお祈りいたします。
また、震災で被害にあわれた皆様へお見舞い申し上げます。
東京は、多少の不便はありますが、日常の生活を送れています。
マスコミに情報操作されすぎている感があります。

さて、HIV感染発覚から4年。
ある意味、第2の誕生日を迎えました。

感染発覚時を思い返すと、、、桜の咲き乱れる春、絶望に満ち溢れた時間でした。

あれから4年。
支えてくださった皆さんのおかげ、お薬のおかげで元気にやっています。
ありがとうございます。

病気になったことはとっても不幸なことだけど、
そのことで、たくさん悩み、人としてはすこーしだけ成長した気がします。
全然ですけど(苦笑)

でも4年間、とっても足りないものがあった。
それは、好きな人。恋?愛?

好きになりそうな人がいても病気である自分を知られることが恐くて。
好きにならないようにもした。
そして、一時の快楽に逃げる。

でも、この間、一時の快楽を得るためだった相手に予想外にやさしくされた。
でもその人とはそれっきり。
帰る途中、自然と涙が出た。

4年経った。逃げない自分でいたいとさらに思う。
自分をまた少し変える節目になるといいなと思う第2の誕生日です。

たたみ

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