セラビィ/47才 男性 ストレート
丁度良い機会なので、自分自身に宣言する意味も込めて僕はいつでも言う(伝える)べきだと思う。
この問題は、単に「To be or Not to be」 の問題なのだけど、それこそ10人10色、いろいろの考え方があって、当然だと思うし、
それと何もこれでなければならないと言う答えがあることでもなく、まして、その時々の自分の健康状態やそれにともなう精神状態、その上、相手の年令や過去の体験等などで、自然と相手に対する接し方も違ってくると思います。僕自身、診断があって11年、薬の飲みはじめて約5年、日進月歩ながら、おかげ様で良い健康状態でいられる様になってやっと自分の結論が持てるようになりました。
僕の場合、今アメリカに住んでいるので、よくHIVに関しては色々と,自分やまわりのキャパシティが広いだろうと思われがちだけど、ヘテロセクシュアル(ストレート)の僕にとっては、別にどこに居ようと、特に違いがあるとは思われません。そういう中で、お医者や我々をサポートしてくれている人達の協力を得て、自分自身がポジティブにHIVと一緒に生きて行くという観点から、何も大袈裟にモラルとか、人間性(Humanity)とかふりかざすのでは無く、単的に自分の考え方をきめて生きて行く方が、ストレスが少なくなって過ごしていきやすくなると思います。それと言うのも、僕にとってよく聞かれる、HIVで得た物、失った物の中で、SEXの問題は失った事の一つです。(何にもとらわれずに自由に恋愛できるという意味で!)自分がそういう気持ちなのだから、ましてや相手がある問題で、少しでも感染の可能性があるという事を、相手につげずにSEXをするとゆうのは、僕の場合は、LOVEもSEXもエンジョイでき切れないと思う。
もちろん、Safesexや、いわゆる1回限りの相手との行為等、それ程、真剣にならなくてもという状況もあるだろうけど、だから言って、知らせずにSEXだけすると言うのは、僕の場合は、自分自身が納得できないと思う。
それと共に、感染の経路等は、ともかくとして、HIVに苦しんでいる者として、その期間が長ければ長い程、色々の弊害を体験すればする程、健康に対する自分自身の態度や、その他色々の状況を正しく伝えていくと言うのは、ある意味では、我々の責任だと思います。