会場の設営スタッフとして参加しました。
ワクチン接種はすでに二回すませていたので、「セミナーの途中は暇になるな」くらいに思っていましたが、いざ始まると気づかされることが多く、終わる頃にはすっかり前のめりでした。
たとえば、病気の解説では糞口感染の広がり方の話が目からウロコで、これを知ると知らないでは行動がずいぶん違ってくるなと思いました。また、感染経験者の話を聞くコーナーでは病院の対応が不十分だった話も多く出て、半年前からワクチン接種を強く勧められていた自分が実はかなり恵まれていたんだと知りました。
何よりハッとさせられたのが、質疑応答です。ハッテン場の話が出たのですが、このシステムの受入れ派と敬遠派が僕らの中で混在している状況が明らかになり、緊張感のあるやりとりをドキドキしながら見守りました。
性感染症の蔓延との関係が深いハッテン場という存在を、著名なSTDの感染経験がある僕らがどう解釈してどんな方向性を示せるのか。一人でいたら深く考えなかったであろうそんなことを頭にめぐらせながら、撤収作業をしました。
やはりたまにこういう場で話を聞かないと、どんどん勝手な思い込みに縛られて、視野も知識も狭くなるなと痛感しました。もしあなたがぷれいすのイベントへの参加を迷うことがあったら、取り敢えず参加してみることを僕は強くお勧めします。