専門家と話そう

「医療者が求める信頼関係」福島飛露喜(2005年告知、同年服薬開始/40代後半/ゲイが苦手なゲイ/パートナー(8年目)にはカムアウト済み)

二人の歯科医の話を聞いて、意外だったのは「医療者も患者との信頼関係を必要としている」という点でした。省みれば、私たちポジティブも医療者との良好な関係を求め、少なくともこの病気に理解のある人であることを願っているのだから、医療者としても同じなわけです。
むしろ、我々はポジティブであることに否定的な医療者は拒否できますが、医療者とすれば、求められればベストを尽くす立場。職業人としてベストな医療環境を構築するためにも、患者側とのコミュニケーションを重視するのはそれだけプロ意識の高い医療者だという証左なのかもしれません。
虫歯以外の歯周病が他の疾患に関連すること、食生活がQOLの維持向上に資する点についても言及され、多くの気づきを得られました。私たちポジティブが知りたい情報だけではなく、私たちをサポートしてくれる側の率直な意見を知るためにも、いい機会となりました。

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