就職支援セミナー

「はじまりのはじまり。」すたば(40代/男/ゲイ/初参加/感染歴15年/投薬15年)

東京在住ではないのですが、今回、初めて参加させて頂きました。長年、勤めていた会社は肉体労働系だったのですが、体力的、精神的にも厳しく限界を感じて退社しました。次の仕事に就くに当たり、一般枠と障がい者枠の両方で考えて行く上で情報があまりにも少なく、今ひとつ踏み出せない所に今回のセミナーの事を教えて頂き参加に至りました。 一般枠で考えた場合、入社して間もない人間が通院等で休みなどが取れるか考えると不安になり、また障がい者枠の場合、休暇の心配はない反面、どこまでの人に病気の事を公開するのか?また知れ渡るのか?そもそも企業は雇用してくれるのか?心配事は絶えません。

今回の参加者の質問の中で、「企業は障がい者枠での採用に免疫障がい者をどの様に見ているのか」という感じの質問が有ったかと思います。障がい者の雇用促進で門戸が開かれていて、確かに国から認定を受けているものの企業の考え求めている、いわゆる一般的に認知されている障がい者と違いHIVによる免疫障がい者は企業にとって「想定外の障がい者ではないのか?」その様な内容だったかと思います。「あっ!同じ事考えてる人がいる。 う~ん、それ思う気持ち解るなぁ」と。今回参加されていた企業さんは病気の事を理解して集まられた方々なので真摯に色々な事に答えられていました。でも、一般的な企業になると・・・。
ところでセミナーに参加して感じたことは「やっぱり東京は一歩先を行ってるなぁ」と思いました。東京都やぷれいす東京さんの取り組みの様な事をされているのは、地方都市ではまだまだ少なく羨ましくも有ります。現状況では、外資系企業の方が開かれている様にも感じました。そして、これからもっと多くの職種の企業が参加される事に期待します。
すべてが始まったばかりで、企業も採用実績が少なく、就職の窓口であるハローワークも特化した情報に乏しく、僕自身も萎縮・緊張してたりして、みんな手探り状態の中で動いている途中だと思います。お互いもっと色々、情報を共有し企業も働く人も良い関係ができれば、それぞれにもっとプラスになるのではないかと。就職は企業と働く人のお見合いの様なモノ、良い縁で結ばれればと思います。
“新しいことを始める為の一歩”
不安や心配事も沢山あるけど、まず一歩 その先には案外、違う景色が見えたりするのかもです。
今回、企画運営されたスタッフの皆さん、参加して頂いた企業担当者の方々に感謝します。

プログラム参加の感想

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