医療者(看護師)として働く陽性者の交流会

「大きな不安と期待と共に」らら(看護学生/感染告知:2017年7月/未投薬/初参加/20代)

私の場合、HIVの感染がわかって、その場でまず思ったのは「看護師としてこれから働いて行くことが出来るのかな」ということでした。絶望とか後悔とかそういう想いの前にそういう事を考えるって、少し自分でもびっくりしました。
告知の際に一緒に話を聞いてくれていたカウンセラーの方はすぐにこの交流会がある事を教えてくれて勢いで予約したんですけど参加するのを実は何回か行くのを止めようかなと思ったことがありました。そこで自分の中にある認めたくない気持ちとかが少しずつ出て来てモヤモヤしながら会場へ…。自分より大先輩の看護師達に仕事の面での相談や服薬の事、他の人の悩みとか体験談を聞いて、「あぁ、自分は1人じゃないんだ。」って素直に思いました。
それにHIVになったからって、看護師として働いちゃいけないわけではないし(自身が感染者である事をしっかりと認識していれば)、むしろ看護師を目指しているなら肯定していくことが必要なんじゃないのかなって思いました。そしてこの交流会を通して、HIVと一緒に自分の人生を少しずつ歩んでいこうかなって向き合うようになりました。
自分は始まったばかりだから、一歩一歩前に進んで行くうちに壁が目の前に立ちはだかると思うけど、誰かの手を借りながら一人で頑張ろうとしないで乗り越えていきたいと思います。有り難うございました。

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