みなみな/40代 女性 首都圏在住
私は勤務先の途上国で感染し、告知されました。すぐに死ぬと思って頭の中が真っ白になり、自殺しかけましたが、ネットでいろいろと調べていたら、ある拠点病院のHPで「エイズはもはやすぐに死ぬ病気ではない」という一文を見つけ、日本に帰ろうと思い、任期を短縮して帰国、空港からその病院に電話しました。
事情を話すと、「すぐに来なさい」といわれ、空港から直接かけつけました。すると、医師や看護師さんたちが2時間余り、エイズについてと今後の治療、福祉等について懇切丁寧に説明してくれ、最後に「大丈夫ですよ」と言ってくださって、生き返ったような気持ちになり、以後投薬もまだで、落ち込むこともありますが、前向きに生きています。
この病気と付き合っていくには、最初に正しい知識を身につけることが大切だと思います。情報が氾濫している時代ですから、きちんと自分の頭で理解することで、前向きに付き合っていけると思います。そのためには、早めに拠点病院に行って、自分の免疫力の高さであるとか、ウイルス量、今後の治療のしかたについて医師と話し合うことが重要であると思います。後は、常に自分の状態をきちんと把握することが大切ではないか、と思います。少なくとも私はそれで救われましたし、投薬しなくとも大丈夫なように、健康を維持する生活を送ることができています。