ちょこママ/30代 女性 地方在住
つたない文章ですが、この質問集アンサーを読んで、同じような女性がいるということで、とても勇気付けられて救われた者の一人として、御恩返ししたいという気持ちで書きます。
子どもを産んで良かった、と我が子を抱きながら本当に幸せを実感しています。
妊娠中、初めて検査結果を聞いた時、何かの間違いだと思って、病院を変えて、もう一度、検査をしましたが、やっぱり同じ結果でした。検査を受けてから結果が出るまでの間は、おなかの子どものことよりも、自分はいつ死ぬんだろう?どんな死に方をするんだろう?ということばかり考えて泣きくれていました。というのも、この病気の知識が全く無かったからです。毎日毎日、インターネットで調べて、ついにweb NESTにめぐり合い、同じ女性陽性者の方が出産されていることを知って、どれほど心慰められ、励まされたことでしょう。
お医者さんの「あなたが無事に産めるようにしてあげるから、大丈夫。他にもそういうお母さんはいるんだから」という言葉にも、安心感を受けて、とにかくお腹の子どものために長生きしよう、という気持ちになりました。
お医者さんや看護師さんに恵まれて、楽しいマタニティーライフを過ごしました。幸い親は遠くに住んでいたため、産前産後の時期は「夫がいるから大丈夫。落ち着いたら、こっちから連れて帰るから」と言って、来ないようにしてもらいました。
産後、赤ちゃんにシロップをあげるのが可哀想だったのと、母乳をあげられなかったのがとても悲しかったですが、赤ちゃんの笑顔や成長を見ていると、それは一時のことで、今はとても幸せです。「なんて健康そうな赤ちゃん!」とよく言われて、まさかミルクだけでここまで育ったなんて、誰も想像できないくらい、すくすくと育っています。産後の検査からずっと陰性です。