彼からの告知後、暫くは世の中から二人だけ取り残されたような気持ちでした。彼が見つけて来たぷれいす東京に二人で登録させて頂き、私はたまたま一週間後にあった陰性パートナーミーティングに参加して、同じ立場の先輩方との対話で大分気持ちが落ち着き救われましたが、彼はまだ落ち込んでしまうことも多く、少しでも告知前の生活に近づいてほしいと思い二人で年末パーティーに参加を申し込みました。
会場に入る前は少し緊張しましたが、スタッフの方にも気軽に話しかけてもらい、又、長年治療を続けている皆さんの穏やかな笑顔に囲まれ、具体的な治療の経験談など話して頂くうちにすっかりくつろいでいました。ビンゴゲームなど楽しむうち２時間は、あっという間に過ぎていました。告知から一ヶ月半余り、まだ現状を受け入れられたとは言えませんし、落ち込んでしまうこともありますが、皆さんがHIVとの付き合いを日常として落ち着いて生活されている様子に直に接する事で、少しずつ前に進む勇気が出てきました。又たくさんの前を歩く人達に出会えた事で、疎外感のようなものも和らぎました。このような交流の機会があればまた参加してみたいと思います。スタッフの皆様ありがとうございました。そしてお疲れ様でした。