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「よくある同窓会」匿名さん(感染告知2023年10月/初参加/40代)

感染告知を受けて2ヶ月、服薬開始2週間の新参者です。初めて対面での集まりに参加しました。告知された時はショックを受けましたが、自分で行動して情報を取りに行く方が悲観的にならないと思い、すぐに気持ちを切り替えました。いくつかのZoomミーティングに参加し、感染に関するウェビナーも視聴しました。その為HIVに関する知見は広がりました。ただ実際に知りたかったのは、感染者が仕事や病院、服薬などの生活全般をどんな思いで過ごしているかでした。
忘年会に参加した感想ですが、「久々に集まった同窓会」のような雰囲気でした。各人が「HIV陽性者」という属性なだけで、「久しぶり!」「最近元気なの?」とたまに集まって話す、どこにでもある日常の一つでした。元気な時もあれば調子悪い時もある、雨の日もあれば晴れの日もある、そんな当たり前の生活をしている人達ばかりでした。
服薬して20年以上経過した方もいました。今とは違い、昔は薬の種類が限られていたことや、偏見や差別を受けたことなどの話も聞けました。インターネットで得る情報よりも、生の声を聞けたことは貴重な体験でした。
このような場所を何十年も開催し、感染者に寄り添うスタッフさんらに、心から感謝しています。特別な場所ではないかもしれませんが、当事者にとっては、かけがえのない場所だと感じました。また参加させていただきます。

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