アサーション・トレーニング

「断れる勇気」ヤス(42歳/男/初参加)

 人間関係に問題のある自分は、今回この話を知った時に、コミュニケーションを学ぼうと思って参加しました。
 私は、覚醒剤を18年間使用してきました。もちろんセックスドラッグとしても使ってました。

平成13年にHIVにもかかりました。どんどん闇も深くなり、いつしか表と裏の二重生活の日々を過ごしておりました。初めは自暴自棄になりもうどうでもいいやという気持ちから、アンセーファーでセックスをやることが当たり前のようになっていきました。それが依存になり、生でやらないと満足できずに居たのですが、今はこの行為は殺人くらいに考えて辞めたいと思うけれど、つい相手と繋がりたいという欲求が勝ってしまい、受け入れるがままにやってしまってましたが、このアサーティブに参加し、セックスの流れからアンセーファーを断るシュミレーションをこと細かくみんなの前で実践する機会ができたのです。多分、各組でそれぞれやっていたら何も感じなかったと思うのですが、みんなの前で実演できたというのが力になってます。
 パートナー役の方に“生でやろうよ”としつこく言われて、自分はコンドームを持って“生はムリ”“”大丈夫だよ”“”絶対ダメ“”一回くらいいじゃん、気持ちいいよ“押し問答が続き、”じゃあ、今日はやらない!“この時にみんなの見ている前で大声で”やらない!“と言えた。感動でした。やればできるじゃんと俺。講師の方にイイね!って、断り方に迷いがない。って嬉しかったです。疑似体験だったけれど、あの言い放った時の感覚は二度と忘れられないです。それからは、そういう機会になっても、セーフを貫いています。実際はアナルを使わなくなったのが現実ですが…ありがとうございます。やりたくなったらあの日の感覚を思い出すようにしています。
 断れた勇気に感謝。<2015年2月 感想文>

次の感想文へ

プログラム参加の感想

プログラムページ へ