HIV/エイズ よくある質問・みんなの回答集

発症してはじめてHIV感染を知りました。これからどうなってしまうのでしょう。とても不安なのですが・・・。

おだまき/2004年4月 カリニ肺炎発症 50歳 (男性・既婚者)

「ありがたいことに、今や『死に至る病』ではなくなりました。CD4一桁からでも生還でき、服薬という少々面倒な日常が始まりますが、それ以外はほとんど今までと同じように生活していけます!」と、アドバイス的になら言える私ですが、正直なところは、とっても、とっても大変でした。

私の場合はCD4が42、カリニ肺炎発症。2ヶ月の入院。バクタ(肺炎治療の薬)での苦しい副作用、入院費用の不安、入院中の生活費(家族を養っている身なので)、退院後の社会復帰への不安、夜眠れない時に襲われる孤独感・差別感(他人からどう見られているのか等)、自分を責めたり、自殺を考えたり、とにかく精神的にも、体力的にもガタガタになりました。

服薬は退院と同時にスタート。そしてその後4ヶ月ほど自宅で療養。
-生活(特に経済的なこと)はどうなってしまうのだろう?
-友人や家族には今後どう接していけばよいのだろう?
-会社は自分をどのような病人と認識をしているのだろう?

療養中時間だけはたっぷりあったので、色々考えることができましたが、あまりポジティブな発想は生まれなかったですね。持って生まれた性格が暗いのかもしれませんが…。それでも、とりあえず私が実行したのは、
○体力回復に全力を注いだこと。顔色を良くする努力。
○それから過去の清算なのか、未来への希望なのかわかりませんが、知人・親戚の誰もいない地域への引越しで再スタートをきりました。

社会復帰して半年も過ぎた頃、顔色にも赤味がさしてきましたし、体重も少々増えました。残業もボツボツと以前の様にできるようになりました。CD4が200を超えたのは一年以上たってからです。その間も、「うつ病」「不眠症」と身体や精神にいろいろな症状がでました。その都度、睡眠薬、抗不安剤、抗鬱剤など処方してもらいました。

今、丸三年がたってようやく「不安は大体なくなりました」と言えるようになりました(眠剤は今でも飲んでますが)。感染者や陽性者でなくても人生に不安はつきものです。健康的な生活に健康的な心が宿るともうします。先々の不安を案ずるより、まずは万全な体力を備え、日々大切に生きる。そうありたい、そう努力しようと自分に言い聞かせ、なんとかガンバッテ生活している現在です。

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