就職支援セミナー

「自分のために働く,仲間のために働く」おにぎり(2019年告知/未投薬/40代)

感染が判明して最初の不安は,「これからちゃんと働けるのかな」ということ.今の職場に大きな不満はないけど,カミングアウトする勇気もない.今後十数年,陽性を隠して通院を続けられるだろうかと悩みました.
そんな時,ネストプログラムで就職支援セミナーの案内をもらい,障害者枠という選択肢があることを知りました.実際に5社の説明を伺うと,採用手順,雇用形態,研修制度などじつに個性的で,バリエーションに富んでいました.古い国内企業の経験しかない自分にとって,とくに外資系のLGBTフレンドリーな環境は魅力的.一方で,逆に今の会社ならではの長所も再発見し,いま時間をかけて検討しています.
途中,スタッフの方がポツリと言われた「陽性者が働きやすい職場は,誰もが働きやすい職場ですから」という言葉がすごく心に沁みました.薬の副作用が強かった一昔前,陽性者が健常者と並んで働くことは容易でなかったはず.翻って今,自分が多くの就労機会を与えられていることをしみじみと有難く感じました(じじ臭くてすみません).どの会社で働くことになっても,自分の仕事が今後社会に出る陽性者の後輩の一助になればいいなと思っています.

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