ミドル・ミーティング

「コロナとHIVの接点」ちゃお(2011年感染発覚/40代後半)

ミドルミーティングに参加したのは数年ぶりだった。しかも、オンラインミーティングに参加するのは初めてだった。それでも参加した理由は、コロナウイルスによる自粛下の生活が続く中、他の人と、特にポジティブの仲間と話してみたいという要求が自分の中で高まっていたためだ。
ミーティングでは「コロナウイルスに対する恐怖から生じるパニックは、HIV/AIDSの流行初期とよく似ている」「以前はゲイだけが感じていた感染症への恐怖が、いまや社会全体に広がった」という趣旨の意見が出て、大いに共感した。一方、「現在の対策は、クラスター叩きに集中し過ぎるあまり、人の絆を断ち切るなどの負の側面に配慮していない」という指摘も出た。啓発団体ならではの、高い人権意識を感じた。
当事者として、コロナの問題も射程に収めて、感染症と社会の関わりについて幅広く意見交換でき、有意義な時間だった。

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