私がHIVの感染告知を受けたのは、2015年6月頃で、CD4の値も低かったため、すぐに服薬開始となりました。HIVについての知識はそれなりにもっていましたが、「まさか自分が…」という思いで、感染当初は絶望と不安しかなかったです。そんな中、今回のピア＋トークを知り、何か光をみつけられればいいなと思い参加しました。
参加してよかったと思えた点は、生の声が聴けたことです。HIVの感染告知を受けた日から、HIVに関するありとあらゆる情報をインターネットや書籍から収集してきましたが、一向に不安が解消されることはありませんでした。しかし、今回のメインスピーカーである長谷川さんが実際に体験してきた闘病生活や社会的差別などの実体験を聴き、おかしな表現かもしれませんが、少しほっとした気持ちになれました。というのも、今まではすべてが活字の中の情報しかなく実感が沸かなかったのですが、長谷川さんの話には温度を感じる事ができ、HIVという病気に立ち向かう勇気と覚悟を得ることができたからです。今回参加できて本当によかったです。