ぷれいすVoice

POSITIVE TALK 2017

高久 陽介/日本HIV陽性者ネットワーク・ジャンププラス(JaNP+)

今学会から、複数のHIV陽性者がスピーチを行う「POSITIVE TALK」という企画が新たにスタートしました。私はJaNP+でのスピーカー派遣事業の経験を活かし、スピーカーの募集から当日の座長まで担当させていただきました。残念ながら、このセッションの良さを紙面で伝えることは困難です。大勢の前で緊張しながら、自ら経験や思いを言葉にするHIV陽性者の姿に触れてもらうしかありません。しかし、専門家が集うエイズ学会で、あえてHIV陽性者が登壇し、その語りに耳を傾ける意義について説明するならば、それは「HIVがいかに人生に影響を与えているか」という私たちにとっての真実を証明する場が必要だということに尽きます。治療が進歩し、福祉制度が整い、ウイルスを抑制すれば他者への感染が防げると言われる今だからこそ、意味があるように思います。2018年は大阪、2019年の熊本で開催される日本エイズ学会でも、引き続きPOSITIVE TALKセッションが組まれるようです。ぜひご参加ください。

「第31回日本エイズ学会学術集会感想文」より

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