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今後も続けて欲しい「ユースプログラム」

首都大学東京大学院 人間健康科学研究科 島田 恵

学会でのユースプログラムは、初の試みだったようです。プログラムのポイントは、“リアル”を知り、学際的グループで意見を交わすことでした。まず医師から抗HIV療法の進歩を学び、コーディネーターナース、薬剤師、ソーシャルワーカーから陽性者支援の実際を知り、陽性者お二人からは服薬や恋愛のしくじりを伺いました。
その後、学際的グループで(1)今日初めて知ったこと、(2)将来どのような専門職になりたいか、(3)今から自分にできることについて、意見を交わしました。各自の意見はテーマ別に色の違う葉っぱに書き、それを大きな木の枝に貼ってその木をバックに写真を撮りました。
このプログラムに参加したユースの皆さんは、それぞれの専門性と違いを知り、逆に自分の専門性を知ることになったのではないか、そして陽性者の方の体験を伺い、一個人としての自分自身にも目が向いたのではないかと思います。今後も続くと良いと思うプログラムです。

「第31回日本エイズ学会学術集会感想文」より

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