就職支援セミナー

「異なるじぶんが 働くことを考えた一日」たか(感染告知:2017年/初参加)

申し込むまでに実は結構迷いました。HIVのことは誰にも話せていない自分でしたので、まずは申し込む時点で足踏みがありました。
当日、オフィスで利用者登録を行いました。セミナーの当日ということもあり、数人で登録となりましたが、これがむしろ幸いしてセミナー会場へも身構えずに参加出来ました。ほんと、真摯に働くことを考え、悩んでいる極々なんの変哲も無い姿でした。イメージしていたのは、重苦しいものでしたが全くそれは偏見でした。普段、自分自身が偏見を嫌悪していたのが、自分自身が偏見を抱いていたことに気づかされた日でもありました。
話が逸れましたが、セミナー会場はほぼ満席。参加企業の皆さん(4社)から所々ユーモアーも交えながらのプレゼンテーションがありましたが、参加企業からは障がい者だから募集するというのではなく、有能な人材を募り、ただ負担にならない働き方を用意していることだけが一般の求人と異にしている点でしょう。陽性者の雇用に多年にわたり門戸を開いている企業から昨年から始める企業もありました。まだ企業には知らないが故に採用について躊躇していることもまた、現実なのでしょう。質問タイムがありましたが、突っ込んだものから服装(ヒゲはOK?)など、面接では聞きにくいことも伺えました。仕事への、働くことへの気持ちを前向きに捉えられただけでも有意義でしたし、大手企業の採用担当の方の本音をうかがい知るいいチャンスでした。

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