スピーカーお二人のお話を聞き、妊娠と出産はなにもなくても大変ですが、HIVの治療を並行しつつ、情報収集、周りの人とのコミュニケーション、ご自身の精神的ケアなど、多面的・複合的に大変なご経験をされたのだと思いました。
リノさんが触れられたシロップの投薬について、母子感染予防を行うためにそういった薬があることを初めて知りました。
ようこさんのご友人がお見舞いの場で勘を働かせて話を聞いたというところで、私自身の友人のことを思い出して涙が出そうになりました。
杉野さんが、お二人の経験談はそれぞれの時代背景をはっきり反映しているという主旨のことを仰っていましたが、妊娠・出産を取り巻く状況が改善されていくことは、HIV/AIDSの歴史を振り返ったり今後を考えたりする上でとても大きくて重要な柱だと思いました。
スピーカーとして登壇されたお二人と杉野さんに心から感謝します。