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初めての転院でわかったこと。

秀彬(50代/ゲイ)

私は手帳取得を含め20年間、ずっと変わらず同じ東京の拠点病院にお世話になってきました。
今年になって念願の地方移住に伴い、その拠点病院から地方の大学付属病院へ、初めての転院を経験しました。

そこで、新しい私の主治医になる先生に、自己紹介のあとまず聞かれた事は、『今まで薬の変更をすすめられたことはありませんか?』との質問でした。
私の処方されている薬は、2~3世代前の薬だとその先生はおっしゃるのです。何か理由があって薬の変更ができなかったのか、との確認でした。地方の病院では予算に限りがあり、その時私が飲んでいた薬はわざわざ取り寄せなければ用意することができない薬のようでした。どうしてもその薬でなければならない憶えは、私にはありません。
その先生は、長期療養時代についてと、なるべく体に負担の少ない、新しい薬への変更を丁寧に説明してくださいました。

東京の拠点病院であれば、自然と最新情報にアクセスできていると安心しきっていましたし、まぁ治療も20年間順調だからと、ただのほほんと通ってきましたが…少しばかり、目から鱗でした。
20年間順調とは言え、それなりにいろいろな事はありました。東京の拠点病院さんには本当に感謝しております。
自分の病気のことは、やはり積極的に自らがかかわっていかなければいけないのだと、今回のことを通して感じた次第です。

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