HIV/エイズ よくある質問・みんなの回答集

海外旅行をするときに何か気をつけていることはありますか?

ぴんちゃん/40代 男性 ゲイ 団体職員 都内在住

告知されてから10年以上経っており、その間CD4の値も上は600台から下は70台まで落ちたこともあります。が、何故か不思議と体調はいつも良く、薬の副作用も軽微です。服薬は2剤の時代が1年位、その後3剤をここ7年位続けています。

海外旅行は大好きですが、勤め人のため頻度と長さは、年に一回1週間程度を標準に、何年かに一度長い休みがとれれば二週間程度。旅行の場合、仕事と違って行き先は自分で選べるので、まず第一にはその時の自分のCD4値により、行き先をある程度決めています。大まかなイメージとして、
1. ~150位:欧米先進国中心
2. 150~300:中南米、東南アジアなども可
3. 300~:アフリカ諸国・インドなども可
といったところでしょうか。

でも、実際にはここ数年はCD4は300以上になっていないし、アフリカ諸国・インドなどは1週間程度だと時間的にちょっと厳しいので、(3)は現在「希望」に過ぎませんが。あと、暑い国の場合、雨期は観光に適さないだけでなくカビや細菌が増殖しやすいと考え、自分の行ける時期に乾期であることを確認します。

第二には、できるだけゆったりしたスケジュールを心掛け、疲れをためないことです。エアーの値段は、夜中着とかだと安かったりするので節約のため使うこともありますが、到着直後は疲れているので、旅行の前半でまずリゾート地や歴史的な小都市などに2、3日のんびり滞在します。一般的にこういうところは大都市より治安も良く精神的にも疲れないため、そこでしばらく過ごしてその国に慣れてから最後に大都市観光をします。こうすると、地方から段々大都市に近づいていくようになるので、万一途中で何かあっても大都市に戻り易いし、旅の最後にまとめて買い物もしてそのまま大都市から日本へのフライトに乗れますよね。

あとは、他の方も書いているように、一応旅行傷害保険には入って行きますが、最近は多くのクレジットカード(ゴールドでなくても)に最低限の海外旅行傷害保険が付いていることが多いし、日本の健康保険制度は所定の書式が揃えば海外での怪我や病気への補償もある程度なされますので、高額な旅行傷害保険にわざわざ入るようなことはしていません。むしろ、海外で医療機関にかかると一時的にせよ「立替払」をしなければならないので、支払手段に困らないよう、特に長めの旅行の場合は、現金・T/Cの他、クレジットカード、海外で引出せるキャッシュカードなどの複数の支払手段をカバンや貴重品袋などに分散させて持っていきます。

そのほか、生もの・氷・生水は避ける(氷入りの飲み物や切分けて売っている果物、生野菜も(生水が付着していることが多いので)要注意)、薬は多めにもっていき飛行機の預け荷物には入れない(というより、そもそも荷物は少なくしてできるだけ飛行機内に全て持込む)、暑い国の場合感染症の原因になりやすい虫さされを防ぐために蚊取り線香・虫除けスプレーを持参する、長い旅行の場合ヘルペスの塗り薬も持参する、などは他の方と同じですね。

あと、「水を殺菌するタブレット」みたいなのも旅行用品店で売ってるのでアフリカ諸国を長く旅したときに使ったこともあります。服薬間隔について、時差はある程度考慮しますが、今の私の薬の組み合わせは比較的体内濃度の半減期が長いものが多いし、もともと日本の日常生活でも一週間に一度くらい飲み忘れたりしているので、そんなに神経質にはなっていません。  何だかんだ書きましたが究極的には、旅行を楽しもうという気持ちが一番免疫力を高めると信じて、「無理しないで楽しむ」ことが大切なのかもしれません。

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