Qosmio/40代 男性 東京
<陽性者からのアンサー>
まずは、感染を告知した本人の勇気を讃えてあげてください。
HIV陽性者の全員が自分の感染を家族やパートナーに伝えているわけではありません。
伝えることで今までの関係が破壊されてしまうかもしれない、その不安を抑え敢えてあなたに真実を語った。それはつまり、あなたを信頼できる特別な存在とみなしているという証なのだから、その意味を真摯に受け止めてほしいのです。
告白されたあなたも苦しい気持ちでしょうが、これから一生病気と闘っていかなければならない本人はもっと苦しく辛いのです。原因にセックスが媒介していようがいまいが、病気は病気です。羞恥心や後ろめたさに苛まれるのは本人だけで充分、心の支えになって欲しいからあなたに告白したのだから、あなたには動揺せず毅然とした態度でいてほしい。
そのためには、病気のことを理解してください。HIVやエイズに対し自ら積極的に学び、知識を深めて欲しい。闘病生活を送りながら、現実には元気いっぱい に毎日を過ごしている陽性者もたくさんいるのだということを知ってください。病気について本人と対等に話ができるレベルにまで達すれば、いつしかあなたの心の不安も和らいでいるはずです。