短期集中型仕事これからどうしようかな/30代 男性 東京都在住
僕が告知されたのは、アメーバー性の肝膿瘍(割と良くあるみたい)で入院したときに、病院の先生から「普通はこんなに酷くならないんだけど」と言われ、ゲイであることなどを聞かれ、「いちおHIVの抗体検査を受けてもらってもいいですか」とのことで検査を受ける事になり、感染してることがわかったのですけど、最初は肝膿瘍の痛みと熱で、感染した事の告知について、「あたっちゃった、仕方ないや。」と思いましたが、後は何も考えられない状態でした。
だいたい二ヶ月半程入院しましたが、肝膿瘍の病状が良くなるにつれて、やはりHIV感染の事実は重く自分自身にのしかかってきました。夜寝る頃になると色んな不安が頭をよぎりました。いつまで生きれるのか、これからどうなるのか、かなり不安な日々を過ごしました。ただ、結果が分かって親しい友達には連絡をとり、HIVに関する色んな情報を持ってきてもらったり、看護婦さんにいろいろ話しを聞いてもらったり、金銭面ではソーシャルワーカーのかたに相談に乗ってもらったり、一つ一つ自分の不安な所を解消していきました。焦っても仕様がないと思いましたが、でも、僕には時間が無く、障害者手帳も薬も全て入院中にどうにかしなければならない程、検査の結果は良くなく、又、そこで不安な事が持ち上がり、又、いろんな人にお世話になりました。
僕の場合は、友達や看護婦さん、ソーシャルワーカーさんなど、周りの人々によって悩み事を解決したり、これからどうすればいいか道しるべをもらったりして、今は告知を受けて四ヶ月立ちましたが、かなり不安な部分も無くなりました。幸いだったのはAIDSが発症して無かった事でした。
何事も自分のことなので、自分でアクションを起こして、声にだして色んな人に聞いてみるのも一つの手だと思います。同じ境遇の人の話を聞くのも良いと思います。いろんな人がいると思いますが、一個一個やって行けばどうにかなると、ま、この僕の体験談で少しは、前向きに考えてもらえたら幸いかなと思います。