33才 男性
私の場合は、言っておりません。現在の状態に関しては、メリットデメリットを考えるとまだ言う気にはなれないというのがほんねです。言えば多分通院や服薬の問題は、解決するかもしれないが新たな問題が生じると思うからです。
一時期、私は障害者枠での就職活動にあけくれ、トータル50社近く都内の会社を面接しましたが、最終的にはいつもだめでした。理解のある人、理解のあるふりをする人、縁を持ちたくない人などいろんな人に会い、就職活動というより啓蒙活動をしていたような時期でした。
日々変わる医療の進歩に感染者でさえついていけない時もあるのに、やはり利益の追求に追われている会社の組織としては、AIDSという新しい病気に関してはむずかしい状況でした。
そして金銭的な面もやはり考えさせられました。月額12万~16万の給料で生活の質を落としたくなかったのも事実です。
結局、障害者枠にはこだわらずに、一般の転職のために職安に通うようになり、
1. 体力的なきつい仕事は健康管理のためにはずす。
2. 休みのとれやすい職場を探す。(通院と風邪などの時のため)
3. 協調性のない職場?を探す。(プライバシーを守るため)
4. 障害者に理解のありそうな職場を探す。
以上の4点を、なるべく満たしてくれそうな職場を探しました。とりあえずこの点を満たしてくれれば、言わずにすむと思ったからです。そしてもし、カミングアウトした時にも自分が傷つかずにすむと思ったからです。(転職に関してはいままでのキャリアを生かせませんでしたが)言う言わないという選択より私の場合は、新しい仕事の線を選んだので全く参考にはならないと思うのですが、これがここ3年悩んだ結果です。