運営委員のつぶやき 矢島 嵩

矢島 嵩

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先日、ある大きな本屋さんで2-3時間うろうろしていました。いつもはインターネットで買うことが多いのですが、こうやって書架を巡りながら散策するの も良いものですね。あ、これ○○さんが良かったーって言ってたとか、これ書評を読んで気になってたとか、このタイトルって気になるなーとか、この本の装丁 がステキとか・・・。最近は、必要に応じて読まなくてはいけない本ばかりを読んできたのだけど、久しぶりに知的欲求や感性も刺激され、すっかりはまってし まい、結局がっつりとした単行本や、写真のきれいな料理本なども含めて4冊購入。財政状態もしっかり刺激を受けました(笑)。

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久しぶりにスーツにネクタイであちこちに動き回った日が30度越え。慣習に抗えずにクールビズに逆行している自分が、なんだか情けなくも暑苦しくもあり といった感じ。先方はというとポロシャツや軽装ばかりでした。気楽に構えて、軽快に生きる。大げさに生き方まで問う必要はないのだけれども、ちょっといろ いろ考えてしまった夏日でした。

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先日、ハンバーグやメンチカツなどが有名なカジュアルな洋食屋さんにいきました。リーズナブルでおいしいとのうわさを聞いて、仕事帰りの遅い時間に一人 でいったのですが、料理が出てくるまでに30分近く待ちました。すっごくおなかがすいていたのと、終電の時間を気にしていたので、10分たったあたりか ら、時計を何度も見るようになり、けっきょく27分でようやくきました。カウンターで一人で食べる人が多いようなこの店で、27分はどうなんだろう、ラン チタイムはどうしているんだろうなどとあれこれよけいな心配もしたわけですが、出てきたものはすべておいしく、丁寧に作られているのがわかり、空腹は満た され、気分は落着きました(笑)。でも、タイミングもクオリティの一部をなしているの では?とも思うのです。

さて、今月の通院時の処方から抗HIV薬の1種類の形状が変わりました。以前は本当は冷蔵保存しなくてはいけないもので、でも常に冷蔵庫と一緒というわ けにはいかないので、持ち歩く時には保冷剤(ケーキとかについてくるやつ)を入れたりして工夫していました。中身の変質はそうそう起こらないにしても、カ プセルはブニョブニョにやわらなくなって、ピルケースの形状にそったかたちで隅っこに四角く張り付いていたりするのです。以前から錠剤タイプの常温保存可 能なものが待たれていたのですが、夏日が多くなる直前にようやく手に入ったというわけです。このタイミングだと、病院によって薬局によって在庫調整のため にこの夏もプニョプニョって人もアリなの?

何人かの陽性者同士でこの手の話題になったことがあります。製薬会社の製剤技術や生産ラインについてはもちろん、マーケティング戦略などといった「大人 の事情」はよくわかりません。ですが、少なくとも、待たされる側と待たす側の時間的な感覚は大きくずれているのだろうなと感じます。最近は患者も複数の情 報源を持つようになって、製薬企業の姿勢、最終ユーザーにどれほど目を向けていてるのかといったことをシビアに見るようになっているのだなーと感じます。 少なくともハンバーグよりシビアに判断しますよね。

矢島 嵩

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あれこれ身の回りが落着きなく、活動のこと、団体のこと、自分の生活が決まらないまま、いろいろなことがない交ぜにこの数ヶ月が経とうとしています。この ご時勢に、この分野でふんばっているのがそもそも大変なことなのですが、それに加えて、やはり将来を不安に思ったり、自分の人生これで良かったのかなどと 省みてみたり、いわゆる「中年の危機」というものも重ねてやってきます。

昨晩は報告書をまとめるのに、久しぶりの徹夜をしました。でも、徹夜をしてなんと か間に合わせるという力技には若さ(体力や気力やそして無計画な楽観とか)が必要だということを思い知りました。次のステップに進むために必要なことは、 若さを取り戻すことではなかく、現状を受け入れることなのかもしれない。そんなことを朦朧とした頭で考えました。

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こんなときにいったい何を書けばよいのでしょう。先月、神戸に古い友人を訪ねて、いっしょに埠頭の震災メモリアルに行ったばかりでした。そのときには、ひびがはいって崩れたまま保存されたコンクリートに波が打ちつけるのを、ただ何となく眺めていました。

十代を戦争のさなかの東京で過ごし、焼け野原を経験している母は、いま80代。生きているうちにこんなことが起きるとは思ってもいなかった、昨晩、電話でそう語っていました。関東大震災で命からがら歩きつくした祖父の若いころのの話も聞きました。

何もかも失くしたと思ったのに、自分の命が残った。そのことに気づいたのは、飢えと渇きと悲しみがいくぶんかでも癒されたあとだったのじゃないか、そんなことを思いました.

“今年ばかりは”と思いつつも、やはり今年もいつものように春が来ます。一昨日、東京で開花宣言があり、桜前線は北関東へ、そして東北へ。過酷な自然と尊くも儚い命。今年ばかりはそれを思わずにいられません。

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うちに帰る途中に、ガラス張りで中が全部見える花屋さんがあります。夜でもライトが少しついていて、花い っぱいの店内が見えるのです。夜遅くにしばらく立ち止まって眺めていたりします。今はほんとうに春の花々であふれていて夢のように美しいのです。

最近はなんだか追いつめられたような殺伐とした気分が続いていたのですが、この店の前に来ると気分が変わります。ここは僕にとってのパワースポット? 切り花は高くてなかなか買えないのだけれど、このあいだ初めてお店に入って黄色いチューリップを十本ほど買って部屋に飾りました。まだ寒い日が続いている けど、とりあ えず気分は春です。

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1月末になってようやくカレンダーと手帳を買いました。手帳は3月まで使えるようになっているものなので、なんとなく年明けまでずれこむことが多いのです が、カレンダーはさすがにこの時期になると品薄になるのですね。ファンシーさより機能性をほぼ100%優先して卓上用の地味なものを購入しました。デジタ ル時代にも、やっぱり僕には紙物が手放せません。

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忘年会帰りに駅の雑踏にいると、あー年の瀬なんだなーとつくづく感じます。今年もあとわずかですね。出会いも別れもあり、発見や失望もあり、覚悟と逡巡もあり・・・。相変わらず人間的と言えば人間的な一年でした 。来年は、もう少し軽やかに、楽しく、自分の時間やこころのゆとりも大切に、もちろんお財布も意識して(笑 )。

みなさんどうぞ良いお年をお迎えください。

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最近、二十数年ぶりに語学の勉強を再開しました。語学習得って、一朝一夕では成せないので、僕にとっては趣味というより、どちらかというと将来投資といったイメージ。陽性とわかってから、自分でも気づかないうちに、長期的な将来イメージが希薄になっていた? その日、その時に引っ張られ過ぎてきていた? もしかしたらそう言うことだったのかもしれないなーと、今さらのように思っています。

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列車とバスを乗り継いで温泉に行きました。うとうとして、ふと目が覚めると、車窓は稲刈りあとの田園風景。またうとうとするとすぐそこまで山がせまっていて、到着したのは渓谷にある湯治場。川の音とひんやりした空気に紅葉が冴えていました。おいしいものも食べて、よく寝て、ふにゃふにゃです。こういう時に一番大切なことは、携帯を手放すこと。メールをチェックしないこと。(ほんとうは、ちょっと気になる案件があってチェックしちゃったのですが・・・)まぁ、しばしゆるりとできてよかったよかった。