運営委員のつぶやき

生島 嗣

生島

私は「みんなの日記帳」を担当している。この日記に参加してくれている書き手の皆様が、普段の生活の一場面を切り取って、綴りつづけてくれている。一人一 人のHIV陽性者がどんな生活をしているのかを知ることは難しいけども、この日記を読むことで、何通りもの生活が感じられる。書き手からすると、きっと感 想とか応援メッセージがあれば、自分が書いていることをどう読まれているのかがわかり励みになると思います。ぜひ、皆様の感想をお寄せください。どうぞ、 よろしくお願いします。

矢島 嵩

矢島 嵩

僕は東京に生まれ育ち、この街で生活をしています。東京はホームタウンです。親戚、親兄弟、小学校以来の同級生から、会社の同僚まで、僕のことを知ってい る実に多くの人たちが、この都会にまぎれて暮らしています。いろいろな顔を持つこの街が、もう少し寛容で住みやすくなればいいなぁーと願っているのです。

この一ヶ月くらいの間に、いろいろな地方に住む複数の陽性者に別々に会う機会がありました。東北、九州、北海道・・・。HIVを持ちながらその地方で生 活していくことの大変さの一端も知りました。中でも一番感じたのは、他の陽性者に会い難いこと。どこに行っても「他の陽性者はどうしている?」「他の陽性 者に会って話しがしてみたい」という声は多いのに、多くの地方では陽性者同士が安心して会える機会はあまりない、または、まったくない。

掲示板がリニューアルオープンしました。よくある質問集の「地方で生活しています・・・」という質問の追加アンサーも募集しています。web上でも情報 交換や交流ができるし、実はすぐそばに他の陽性者がいるのに知らないでいるっていうこともあるかもしれません。みなさんの生活する地域が少しでも暮らしや すくなるように、web NESTが役に立てばうれしいなぁーと思っています。

はらだ

はらだ

9/8(金)の運営委員会は4名の参加で、新しくアンサーを募集する質問や、用語集に追加する言葉、掲示板などについて話し合いました。掲示板がようやく再スタートしました。情報交換や交流の場として活用していただければうれしいです。
先日、かつての仕事仲間の集まりがあって、出かけました。仲間の一人の還暦祝いにかこつけて、おいしいものを食べようという会ですが、参加者6名のうちの 最年長が還暦を迎えた彼女。来年は私ともう一人が50歳になるから、そのお祝いをしようということになりましたが、じゃあ、最年少はというと、46歳。こ こも高齢化が進んでいます。

おだまき

おだまき

 まだまだ、暑い日が続いていますが、皆様、食欲はおちてないでしょうか?暑さに弱い私は食欲がナントナクな~い感じ。そこでビールを飲んで、ベトナム、韓国、エスニック、とバラエティに富んだ料理で食欲回復を図ってみました。
 結果は予想をはるかに超えて、去年のズボンが見事に入らなくなりました。「食欲が無い」気がしていただけの『おだまき』でした。
 私『おだまき』、初めての編集後記になります。皆様今後ともよろしくお願いします。

はらだ

はらだ

夏休みは1日を除いて家事手伝いで終わり、この週末が待ち遠しいという感じでしたが、取れたての野菜を山のようにもらって、帰ってきました。しばらくは、トマトときゅうりな生活です。

矢島 嵩

矢島 嵩

パレードや全国陽性者交流会に行ったあと、その足で“薮入り”してきました。さほど遠くもない実家に帰るのに本当は夏休みを利用するほどのことはないのだ けれども、なんだかんだといっているうちに久しぶりになってしまったのです。帰ったその日の昼食のメニュー…稲庭うどん、胡瓜もみとミョウガの酢の物、厚 揚げとシシトウの煮物、アスパラの牛肉巻きでした。季節らしさと、自分らしさを、いっぺんに取り戻すことができたかも。あっちが痛いとか、こっちの病院に通い始めたとか、いろいろ大変で愚痴聞くのもそれなりに大変だけど、やはり母に感謝。さあ、またガンバローっと。

生島 嗣

生島

この3ヶ月のあいだに、ぷれいす東京の相談サービスには約50人のHIV陽性者や周囲の人が連絡してきました。そのうちの多くが、自分の感染、周囲の人の 感染を知って間もない時期の相談です。相談先の一つの選択肢として連絡してくる人もいますし、他では話す場がないという人もいます。いずれの場合にも、連 絡してくださった人達が、「これからのこと」を考えるにあたり、冷静に行動するための準備のお手伝いができたらと願います。

はらだ

はらだ

7月4日のweb NEST運営委員会は、4名の参加で、みんなの日記帳や、よくある質問集、用語集に追加する言葉の検討、新システム掲示板などについて、予定の時間を大幅に延長して話し合われました。皆様、お疲れ様でした。
さて、ネストのベランダでは、ボランティアの方の丹精のおかげでくちなしの花が一輪、見事に咲きました。道を歩いていても、ふいにくちなしの花の薫りがた だよってくることがあります。日記帳にもくちなしの花のお酒のことがかかれていましたが、花の薫りに昔の記憶を思いだし、今年もこの季節がきたのだなと実 感するこの頃です。

生島 嗣

生島

秋に向けて、いろいろとイベントが続きます。11月30日からは、日本エイズ学会が久しぶりに東京・神保町周辺で開催されます。ぷれいす東京代表の池上が この学会長を務めることになったので、ぷれいす東京が中心となり準備を進めています。目指すイメージは、これまでにないくらい、HIV陽性者の声が様々な セッションにて聞かれるような学会です。こうした場から、まずは変化していき、それが社会に伝わるといいなと期待しています。

矢島 嵩

矢島 嵩

先日、ある地方に行ってきたのですが、HIVのことを中心にその地域で活動している人や、いろいろなタイプの陽性者に会いました。ひとりひとりと話をしてみると、みんな様々だけど共通したことを考えています。お互い近くにいるのに、いまひとつ分かり合えずにいることが結構あるんじゃないかな?ちょっとした 勘違いとか相手への思いこみ、プライドやコンプレックスとか、そういった誰でもが当たり前のように持っている、人生の「あか」とか「あざ」のようなものが 相互理解を阻害するのですね。でも、その「みぞ」のようなものを埋めて、先に進もうとする人たちもいて、素敵な兆しを感じて帰ってきたのです。

東京に戻ってきて日々の活動に戻ったときに、やっぱり同じだなーと思いました。バックグランドの異なる人同士でコミュニケーションをとることって、異な るからこそ大切なのに、それに費やす時間とエネルギーが足りていません。身近に居ながら、分かり合えていない人と、もう少し丁寧に会話をしてみようか な・・・。忙し過ぎるのはいけませんね。