運営委員のつぶやき

おだまき

おだまき

 先日汐留のミュージアムに「ジャポニズムのテーブルウエア」展を見に行った。西洋から見た「日本」のなんとも妙な味わいに、改めて日本という文化を少々考えるヒントを与えてくれもした。
 質素であって、しかも絢爛、独創的で、バラエティに富んでいる食器や美術品がならんでいる。そんな文化を生み出した「日本」に生まれたことに少々感謝しつつ、『あんな素敵な食器で食事をしてみたいものだな~』とスターバックスで紙コップのコーヒーをのみながら考えた一日でした。

生島 嗣

生島

先日、ある都内の高校2年生の教室に、HIV/AIDSについて話にいきました。いろいろと生徒さん達に質問をして、驚いたのが、彼等は10年前には7才でした。これは、当たり前ですね(笑)。ですが、1996年の薬害裁判の和解も知らない。「川田龍平って誰?」という世代なのです。過去に国内であった、様々なパニック事件も全く知りませんでした。まさにエイズを知らない世代が現在、高校2年生なんです。
教室で、様々なHIV陽性者によって書かれた手記を読んでもらい、グループで話しあってもらいました。彼等が、「なぜ、大事なことなのに学校ではきちんと教えてくれないのだろう」と話していた感想がとても印象的でした。世の中には、性に関する情報があふれているのに、必要な情報があまり提供されていない現実があります。
今後、いろいろな形で、情報発信をする際には、いろんな人たちがいるということを、前提にしないとと反省をしました。
若い世代は、何の情報も持っていないので、それを前提に、どのように情報提供するのかが、大事だなって実感しました。

矢島 嵩

矢島 嵩

用語集の更新のために、あちこちのサイトを調べたりする機会が多かったのですが、HIVについて陽性者に必要な情報が分かりやすくまとめてあるサイトって意外と少ないです。医療にのみ偏っていたり、情報が古かったり、独善的だったりすることもよくあります。玉石混交のインターネットの世界で、良質な情報を得る知恵を持たないと、必要以上に不安や焦り、あるいは逆に根拠のない楽観といったことに偏ってしまうのではないかとつくづく感じます。格差社会の格差って、情報の格差も含まれるのかもしれません。

おだまき

おだまき

 正月早々「納豆ダイエット」なる捏造された情報が飛び交ったようですが、「見事おどらされちゃった!」なんて人はいらっしゃいますでしょうか?「ダイエット」に対しての真贋は解りませんが、体には良い食品なので、嫌いでない人は食べてくださいね。
 もうひとつ(テレビネタですが)「笑うこと」は免疫力を上げるそうです。「免疫力」は私たちにとって非常に大切なもの。私のような年齢になってくると腹をかかえて笑い転げる…なんてことがめったにないのが淋しいかぎり。「掲示板」等をつかって楽しい話題やブログの紹介で笑える話題を提供してほしい私です。(もちろん利用上の注意は守ってネ)
 「免疫力」も「笑いも」少々不足気味の『おだまき』です。今年もよろしくお願いいたします。

生島 嗣

生島

年末には、吐き気と下痢で1週間ほどダウンしてしまいました。「ノロウイルス」だったのかもしれません。年があけて、この1週間くらいは、風邪をひき、咳と鼻水で大変です。ようやく持ち直してきました。疲れが蓄積していたのが原因なのでしょうか? 続けて体調を崩してしまいました。健康管理が全くなっていない年末年始でした。今年は、このあたりを反省して、体調管理が課題なのかもしれません。

はらだ

はらだ

DVDレコーダーの調子がおかしくなった。ハードディスクに録画したものを再生はできても、削除もDVDへのダビングもできず、初期化するしか方法はなさそう。保存しておきたいものもなくはなかったけれど、あきらめがつけば、すっきり!
うちのなかも同じようにできれば、苦労はないのだけれど・・・、今年も捨てることにエネルギーを使う一年になりそうです。

矢島 嵩

矢島 嵩

最近、陽性者がホームページを開設したり、ブログを始めたりすることがとっても多くて、おもしろいこと、リアルなこと、いっぱい書いてあります。。ひとりひとりが自分のできる範囲で発信することって、とっても価値のあることだと思っています。実は、どこかで誰かが見ていて勇気付けらていたりするものです。 そんなひとりひとりがもう少し繋がるといいなーと願っていて、web NESTの「リンク集」はそんなひとりひとりが繋がれるマップのような役割を果たせればといいなーと思っています。でも、なかなか個人のページって連絡がとれなかったり、連絡方法がわからなかったりで、リンク作業がなかなか進まないのですが(汗)どうすれば繋がれるのでしょう?ご存知の方は教えてください ネ。

おだまき

おだまき

 先日、久々デパートへ行って驚いた。お歳暮コーナーの隣に「クリスマスケーキ」予約カウンターがあり、その隣が「正月御節料理」予約カウンター。やっとハロウィンのカボチャが姿を消したと思っていたら、だれもかれも「ボジョレーヌーボー」のワインボトルを並べ、それに続けと歳暮、クリプレ、正月と色々な「文化」をとりいれた商売合戦。善し悪は別としても、これだけ柔軟な思想を受入れられる日本人。ぜひ、セクシャリティ、諸々の疾患にも柔軟な考えであってほしいと願います。
 皆さまよいお年をお迎えくださいませ!

生島 嗣

生島

今年も、いろんな人たちの力があわさって、web NESTが続けられました。
今年のうれしいニュースは、
・新運営委員の登場
・掲示板の再オープン
などがありました。
今年も、1000人を超える人達がHIVプラスだとの検査結果を伝えられています。伝え聞いた人達からは、その時に、このサイトが役立ったという声が寄 せてくださった方も何人かいらっしゃいます。また、医療従事者のなかにも、このサイトを積極的に紹介しれる人もいます。 HIVを身近に感じて生活してい る皆様のできる範囲の積極的な参加によって、このサイトはとても、魅力的で役立つものになっています。
私自身、このサイト運営に参加できて、とてもうれしく思います。来年もどうぞ、よろしくお付き合いください。

矢島 嵩

矢島 嵩

今年はいろいろなことをチャレンジした年だったような気がします。一番大きかったのはやはりエイズ学会。シンポジストとして「ピア・サポート」や「陽性者 スピーカー」の話を連日大勢の前で話したり、医療系の学会の座長を当事者である僕がつとめたり、それはそれは画期的で意義のあることだったのだけれども、 正直言ってちょっと疲れました。ただ、その後にあちこちから反響があって、このチャレンジが次につながると良いなーと期待しています。もともと学会なんて 特に興味があったわけではなく、どこかの研究所で顕微鏡ばかり覗いている人たちの内輪の会でしょ!くらいの認識でした。たしかにそんなおもむきも無くはな いだけに、こうやってぷれいす東京のようなNPOが中心になったり、 僕みたいな研究者でも医療従事者でもない人が発言することって、すごく大きな変化なのだろうと我ながら思うのです。

この10年、こつこつとweb NESTやPGMやスピーカー活動といったことを、とにかく必要だと思うこと、できることを何とかやってきたけれども、やはり閉塞感もあったかなと思うの です。活動の輪が一気に大きくなる訳でもなければ、活動資金が天から降ってくるわけでもない。急に政府がマイノリティに理解を示すようになるわけでもな い。けれども新規陽性者は増え続け、社会的支援の必要性は増すばかり。僕が感染を知ったときに感じたこの社会の「生きづらさ」は、 10年たって軽減されたのでしょうか。社会はどれだけ変化したのでしょうか。

ひとりひとりができることは小さくて限りがあるので、時には途方に暮れてしまうわけだけど、ネットワークの可能性を信じることはとても大事ですね。みなさん、来年もどうそよろしくお願いします。