陽性者と家族の日記

強い風の午後

ガジ

先日の熊本での地震により みなさまや,
みなさまのご親族やお知り合いが罹災され,
不安な日々を過ごされている方々に謹んで心からお見舞い申し上げます.
地震の深刻さが日を追うごとに明らかになり,
テレビを通して観る映像に,心が重くなります.

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今朝起きてみたら,あいにくの雨.
風も強く,遠くの木々がざわめいて低い音が響いていました.
買い物に遠征しようとと思っていたけど,今日は無理しない方がいいかな?と.
でも,午後になって晴れてきました.
しかし,相変わらず風は強く,流れる雲もかなりのスピード(*_*)
考えて結局,出かけるのは
近場に犬を連れて散歩するにとどまりました.

で,今は家の窓ごしに,風と流れる雲を楽しんでいます(^_^;)

年度末ですね

ガジ

自分の勤めている会社では,例年 3月末よりも4月に入ってからの方が
忙しさが激しかったのですが,
今年から会社の方針が急に変わり,3月末が多忙を極める流れになった.
この状況だと,4月に入って落ち着くはずだけど
何せ,初めてのことなので4月に入っても忙しさが変わらない可能性も…

同じ部署の後輩たちが「今年は花見は難しそうですね…」と.
自分も実はそんな気がしている(+o+)

”なんとなく”春

ひろき

イギリスの春は”なんとなく”訪れます。もちろん暖かくはなりますし、水仙や桜でさえ咲くのですが、日本と比べると四季の移り変わりが”なんとなく”なんです。今週末はイースター。ヨーロッパで春の訪れをつげる季節です。

そもそも考えてみると日本ように季節の移り変わりがはっきりしている国は少ないのでしょうね。年中行事や花や旬の食べ物。長く海外に住むとついつい日本のことを美化してしまいがちになります。

でも、海外に出て自分の国の良さがあらためて見えてくることもあるのも真実。もうすぐ花見に季節だなとか、夏は花火大会だな、とか。日本にいるときは当たり前に思っていたのに。

イギリスにも年中行事や季節の風物詩はあります。せっかくですから、目の前のことにも目を向けたいですね。要は見るものの視点や季節の移り変わりを感じる心が大切なのでしょう。さっ、今週末はどこにでかけようかな。

迷惑メール

ガジ

しばらくぶりです,すみません(^_^;)
もう3月,春はすぐそこまで来てますね・・・
今年は,風邪を引き始めたと思ったら
すぐに病院に行くことを心がけることにしたので,
風邪が酷くならずに済みました.

ここ数年の実情から,通勤時にマスクをしていても
自分の仕事のサイクルだと完全には予防は難しいと実感しまて.
ひかないことにこしたことはないのですが,
風邪ともうまく付き合っていかないと・・・と思ってます.

3月に入って,急に携帯に迷惑メールが入り始めました.
同じ内容なんだけど,ランダムに作られたと思しき違うメアドから
入ってくるので,共通する文字列を見つけては
迷惑メールリストに登録してますが,イタチごっこですね(*_*)
あ~ 早く収まって欲しいものです.

老犬との生活

朱美

我が家の老犬が、15歳を、超えた。

先日、お向かいの坂道で、倒れてしまった。幸い、すぐ、よくなつたので、ほつとはしたのだが。

後、何年、彼女と、暮らせるのかな?

母を、亡くして以来、私の唯一の家族なのだ。かなり良くはなったが、精神的に、不安な状態な、私を、慰めてくれる。

長生きしてほしいと、いつも祈っているよ。

冬はひきこもり

ひろき

ヨーロッパの冬は暗いです。日本よりも極端に日照時間が短くなります。何よりも、正月を過ぎるとイベントがないので、特に長い。日が当たらないせいでしょうか、最近は外出するのもおくっくうで、週末なんか室内でずっとテレビを見て過ごす時も。

日が当たらない、気持ちがふさぎ込む、活発でなくなる、の悪循環ですね。冗談でなく季節性のうつなんかもあるらしいので、こういうときは積極的に外に出て運動をして、日にあたったほうがよいのでしょう。

そうこうしているうちに3月末になって、周りのヨーロッパ人たちの夏に向けてスタートダッシュ(ちょっと大げさですが、季節感としてはイギリスは冬と夏しかないんです)から遅れてしまいます。

春、いやイギリス的にいうと初夏までもうすぐ。水仙の花も咲き始めました。イギリス式に楽しいイベントや休暇のことを考えながら、あと1カ月ぐらいをサバイバルします。

選ぶ。

たたみ

すっかり2月、新年の挨拶もしそびれました。

すみません。。。(^ ^;;

日々いろいろありますが、一応人並みに生活させていただいております。

ここ最近、よく思うことが、「選ぶ」ということです。

40代半ばにもなって・・・なのかもしれませんが、元来の割と八方美人になろうとする性格からあちこちに顔出すものの、それらを平行して継続して進められないことを今更実感、進められないことの後ろめたさをより強く感じています。どうも中途半端なことがもやもやして自分の気持ちが心地悪い。

今まで適当にその場の雰囲気でいろいろな選択をしていたのかと思いますが、何が大事で何を優先して選ぶかということをよく考えるようになりました。そしてどうやらすごく大事だということを見過ごしているような。

最近、体力の衰えを実感することが多くなり、限られた中で何をやろうかという意識が強くなるものの、それがイマイチ明確にならなくて、明確にならないのでもやもやした日々をすごしています。

何か突破する方法はないものか・・・

あいまいさの優しさ

ひろき

ここ数年、毎年年末は日本で過ごすようにしています。帰国するたびに知人や友人らが会ってくれるのですが、会う人全員に私のセクシャリティについて話しているわけではありません。

中でも、ありがたいことに元上司夫妻と再会する機会があるのですが、おそらく、お二人は私のセクシャリティについて知っていて、あえてきかない、しゃべらない。それでも、会話は弾むし、会って楽しいし、気まずいことはないんです。

こういうあいまいさ、イギリスにいるとなかなかないような気がします。お互い分かってて言わない、触れない、とても日本的な対処の仕方です。以前はそれが苦しかったのですが、そのあいまいさに含まれた優しさを最近、感じることができるようになりました。ありがたいですね。

その先へ

なぎさのペンギン

あけましておめでとうございます。

 

僕にとって 今年 2016年は50才を迎える という節目の年です。

ええ~ いつの間に こんなに年を?とショックを受けなくもないけれど(๑˃́ꇴ˂̀๑)WW

学生時代の同級生たちは お子さんたちが高校や大学へ進学し、中には結婚して祖母や祖父になっている友人たちもいることを考えれば。。。

1980年代、90年代は遠くなりにけり だね。

 

遠くなる。。。と言えば。。。

自分がHIVに感染したことが分かってから もう10年以上が経過したことになります。

本当にありがたいことに この10年間、自分の健康問題について 大きく悩まされることはありませんでした。

悩みが少なかったからこそ いろいろなものを見落として 失敗も重ねて。。。

 

でも 失敗した分だけ ほんとうにたくさんのことを学べたかな~。

その意味で言うなら 病気を告げられてからの10年間のほうが

僕の人生の中では よっぽど豊かな 実りの多い季節になりました。

 

第1期、感染を伝えられてから最初の3年間ぐらいは なんとなく

毎日 おどおどしながら生きていたような気がします。。。

「HIV」や「エイズ」という言葉に対して世の中が示す反応に 過敏になっていたかも。

 

そのうち。。。

病気になったって みんなそれなりに元気で楽しくやっている ってことを

その当時 自分の周囲にいたほかのHIV陽性者にそれとなく教えられて。

今のままの自分でいいんだ、自分は変わらなくていい。。。

と 実感するようになりました。

これが第2期の始まり。数年は 続いたな。

今にして思えば いちばん 楽しい時期だったですね (✿╹◡╹)ノ

 

「みんなの日記帳」(以前、ぷれいす東京のWEBサイトにあった このコーナーの前身)に日記を書かせていただくようになったのも ちょうど そのころでした。

 

しかし。。。

いつしか 今自分がいる場所に物足りなさを感じ

もっと遠くの 別の景色も見てみたい と思うようになりました。

 

住所変更はしないけど

不定期の 長い長い 旅に出てみよう、と決めて。

 

やがて 第三の波が目の前で砕け 僕を別の場所に連れて行ってくれました。

 

障がい者スポーツの分野で出会った人たち

長い間 音信普通だった 学生時代の友人たち

子供を育てるお母さんたち

そして 実は いちばん身近にいたのに なぜか疎遠になっていた

治ることのない病気になってしまった親や 大切な自分のパートナーとの距離を

ぐぐっと縮めたこと。。。

すべてが 今まで知らなかった いや 気づかなかったことだらけでした。

 

ヒトは 自分の経験が及ばない部分を 想像力を働かせて補うことができます。

しかし 基礎となる経験が乏しすぎたら 想像力を働かせることすらできない。。。

 

そのことを 改めて思い知らされた 第3期でした。

 

自分が 片方の肺しか使わずに飛行していたことに気がつき

だから息苦しかったのか、と そのことに納得したとき

先が見えてきました。

自分が行こうとしていた、その先が。。。。

 

境遇とか、時代とか、運命とか そういう言い訳を武器にして振り回さず

やたらに流行を追いかけることも 懐かしい昔だけに囚われることもなく

2016年 50歳になる自分を しっかり生きる

 

当たり前のことだけど これが 僕の 今年 いちばんの目標です。

 

この日記の始めのほうに書いた通り、

「今のままの自分でいいんだ、自分は変わらなくていい」

という気持は 今も 確かにあります。

 

無理しない生き方、それは 確かに 自然です。

 

でも、変わらなきゃ って真剣に思うときが

次のステップにつながるチャンスなのだ

とも 思うのです。

 

「マイペースで行こう。

でも いつもいつもマイペースだと 向上することもないよ。

時に つらい思いを自分に課してこそ

その先に待っている達成感もひとしお、なんだと思うよ」

 

なじみのスポーツトレーナーが いつも口にしている言葉が これ。

 

挑戦。

50になろうと60になろうと これからもずっと 現状の自分に満足せず

チャレンジを続けていけたらいいな。

 

雨があがったら いろんなものがはっきり見える。

今日は とびきりの晴天になりそうだね。。。。

そんな曲に 思いをこめて。

 

本年も よろしくお願いいたします。

新年のご挨拶

ガジ

おかげさまで,穏やかな年末年始を過ごしております.
本年もよろしくお願いします.

この年末は仕事が立て込んであまり余裕を持てず,
大掃除もだいぶ嫁さんに任せてしまいました.
2014年の年末は張り切り過ぎて腰をやってしまったのですが
この年末年始は,何ごともなく・・・という感じです(^_^;)

毎年,変わらぬ年越しで,紅白を観て年が明けたら近くの氏神様に初詣に.
年が明けたら,お節料理と雑煮ざんまいです.
今回は久しぶりに餅つき機を引っ張り出して,餅を作ったので
しばらく餅を十二分に満喫できそうです(^_^.)

昨年はクスリを変更したりと変化のあった年でしたが
今年は穏やかに過ごせたらいいなと願っております.

みなさまもよい年になりますよう!!