なぎさのペンギン
駆け込みで冬がやってきた、
いきなり寒い 令和6年の暮れ
今年も 世界で 日本で
さまざまな動きがありました
(来年は さらに大きな”うねり”
がやってきそう?)
僕にとっての2024年は…
重大な忘れ物や失くし物を
せずに済んだ(ラッキー)
少しづつ体を軽くし、
運動量を増やしたおかげか
気になっていた検査結果の
値が改善した
(カゼなどで体調を崩すこと
もゼロで 幸運を思い知りました)
などが挙げられるかな?
毎年のことですが、結局は
一年を通じ無事に過ごせた
ことへの感謝に尽きます
30代、40代、50代…
年を取るにつれ、
変化に対する柔軟性が
どんどん失われていく
不安がありました
”頑固”になりたくない、
なるまい、と 逆に
意固地になったり
努力なくしては先に進め
ないことが どんどん増え
プレッシャーに感じた時期も
あったけど
50代の最後を迎えた今は
現状が楽しい !
マイペースよりも
適度な調子で 何かに
”せっ突かれる”ことが
日々の生活に
緊張を与えてくれる
「だらだらすんな!
スピード落ちてんぞ! 」
みたいにね
今の自分にとっては
それがいちばん大切な
メッセージに思えます
☆2025を前に☆
次々と更新されていく
テクノロジーや価値観に触れ、
頭をメンテナンスする作業
もちろんだけど、
アップデートはやっかい
でも それすら ”楽しい! ”
と 感じられたのは…
過酷な競争社会を生き抜いて
きた 若い世代の人たちから
今年も たくさん学べたから
僕は未婚で子供がいないので
そうした機会は貴重なんです
そして
僕にとっての HOME
安心できる 居ごごちのよい
場所があることは 大きいです
笑顔をもたらしてくれて
いるのはまちがいなく
生まれた場所に戻って
新たな人たちとめぐり逢って
“うん、自分はここがいい、
これがいい”
と 言い切れるようになった
から、”今” があるのだと
実感します
だからこそ
ふだんは 安全地帯である
ホームを離れ、ちょっと
背伸びして冒険しよう、
チャレンジしてみよう、
と考えるのかも
毎日を支えてくれている
先端技術や 人々の優しさや
恵まれた環境に
たまたま 出会えた
偶然の連続の上に成り立って
きた 僕なりの25年
”四半世紀”
その大半を
HIVと過ごしたのか…
そう考えると 感情を超えた
不思議な感慨を覚えます
月並みな言葉だけど、
本当にほんとにありがとう !
そう伝えたい
もちろん、まず一番は
最愛の あの人たちに!
☆HOME ~42 years later☆
42年前か~
あの頃は高校生でした!
当時を知らない人たちが
もう たくさんいますよね
☆歩道橋☆
横断歩道か、歩道橋か…
どっちにしよう?
いや、”答え” なんてない
いつまでも
そう思える自分でありたい
☆It’s beginning to look a lot like Christmas☆
心も体も暖かくして
すこやかで ゆるりとした
年末年始をお過ごしください !
なぎさのペンギン
秋が深まってきましたね。
☆10月の花火☆
先日、花火大会に行ってきました。
最近は秋の花火大会も それほど
珍しくはなくなりましたが、
今回のおめあては花火だけでなく、
“ドローンショー”。
地上に設置された 数千個の電飾
ドローンが空中に舞い上がり
真っ暗な夜空に”絵”を描く…
その上に重ね合わせるように
打ちあがる大輪の花火。
大音響とまばゆい光の炸裂。
秋のスペクタクルに
心が騒ぎました。
☆ホームメイド☆
僕は それなりに長く
治療を続けていますが、
病人の立場で思うのは
毎回の食事内容が
非常に大切、
ということです。
もちろん 薬や病院が支えて
くれている毎日 ではあります。
でも CD4とウイルス量だけでは
健康状態が判断できない場合も
けっこうたくさんあるよ
というのが個人的な感想。
自分自身の栄養管理だけは
毎回の通院時に個別指導して
もらうわけにもいかず
コツコツ独学しないと。
ひとり暮らしであり
365日 体に摂り入れている
ものですからね…
そう考え 毎回の食事を
なるべく自分で手作り
するように変えました。
めちゃくちゃ面倒だし
仕事終わりなどは”しんど~”
と感じることも多いですが、
電子レンジや炊飯器で”時短”
できることに気づいてからは
色々な工夫をして、いまや
趣味のひとつになっています。
最近は
毎回の食事データを入力すると
栄養バランスを自動判定して
くれるスマホアプリも多いので
それも活用。
もちろん 自己判断はせず
医師からのアドバイス等も
参考にしつつ 地道に
続けていくつもりです。
“自分自身を不安にさせない”
ためのささやかな自己防衛
とまで言ったら おおげさ?
☆第2の変声期☆
食欲がきたら 次は
スポーツと芸術の秋 w
僕も自分なりに
筋トレや有酸素運動を
楽しんでいますが
ジムやプールは 人工的に
作られた環境なので
単調になりがちです。
自分の場合、運動の目的は
いくつかありますが、趣味の
ボイストレーニングに役立つ
から という理由が大きいかな。
(特に広背筋)
年を重ねると声帯筋も衰え、
粘膜の柔軟性も失われるため、
かすれた弱々しい声になりがち。
“第2の変声期”とも
呼ばれているらしいです。
僕の 現在の目標は
ミックスボイス
(地声と高音裏声の中間部)
が よりなめらかに出せるよう
になること。
好きなことをするときは
ストレスがたまりにくいので
これからも がんばって
“声のための筋力”の低下も
防いでいこうと思います。
☆FLOW☆
↓日本公開は未定ですが、ぜひ観たい!
セリフのない動物アニメが最近の好み。
<追記>
とりあえず今年の東京国際映画祭で、
1日だけの先行上映が決まりました!
☆October Sky☆
なぎさのペンギン
☆SHOGUN☆
俳優の真田広之さんが主演、製作
を兼ねたアメリカの配信ドラマ
「SHOGUN 将軍」。
史上最多のエミー賞18部門受賞 !
に輝き、海外からの観光客にも
大人気。
僕も大いに楽しみました!
気になる日本人の反応は?
正直、いまひとつ盛り上がって
いない気が…
“海外で活躍の日本人” のニュース
は、アメリカでの あの野球選手の
話ばかり。
(彼は最高に素晴らしいですが)
「いまだに日本=サムライ?
もう21世紀なんだよ、
2024年の日本を見てよ」
そんな影の声が聞こえてきそう。
☆〇〇のひと☆
いっぽうで
「〇〇の国の人って
みんなかっこいいよね~」
など 自分の印象だけで
全体を語りがちな人たちも
多いですね…
すべての外国人が 体格が良く、
彫りの深いモデル顔であるはずが
ないのにね。
日本で暮らす外国人から
「〇〇人の僕と同じ国の友だちが
遅刻したり 約束を破ると
“やっぱ〇〇人は信用できないな”
みたいに ひとくくりにされる。
がんばってても やっぱめげる」
と 聞かされることもあります。
“くくりかた” より ”その人
そのもの” のほうが よほど重要
なんですが…
☆タイプキャスト☆
ハリウッドのスターが “はまり役”に
出会い 大ヒットで世界的に有名に
なると その先の道が 分かれます。
似たような役を繰り返し演じ、
稼げるだけ稼ぐか…
全く別の役に挑戦し がらりと
イメージチェンジするか…
「はまり役ができると、多くの人が
“もいちど あれ やってくれ! ”
って そればかり要求してくる」
「いちど広まったイメージを拭う
のは とっても難しい」
など 本音にあふれたインタビュー
記事もよく目にします。
僕自身も “ある特定のカテゴリ”に
分類されている意識はあるから
なんか 気持ち わかるな~。
(スターじゃないけどね)
人種や国籍に限ったわけでなく
個人レベルで あたりまえに起きて
いる話なのかも?という気もして
きました。
☆カテゴライズ☆
とはいえ
分類はとても重要な作業。
地図上に配置されるから
人は 自分の居場所がわかり、
勉強でもスポーツでも 点数で
比較され 自分の実力を知る。
もちろん、メリット デメリット
の 両方があります。
「この病気をもっている人の多くに
こんな特徴が目立つから ここに
気をつけよう」
というアドバイスがもらえるのも
長年の 分類という研究成果が
導いてくれているおかげだし。
新たな環境で顔と名前を覚えて
もらうには “〇〇のひと” で
定着させるのがいちばん早い。
それぞれのメリット、デメリット
を生かし その先をどう動くか?
生活の中でどう使おうか?
と考えることを 最近 始めました。
☆沈黙を破って☆
ドラマ「SHOGUN 将軍」の魅力の
ひとつは、これまでの
“日本のステレオタイプ”を
上手にぶち壊している点です。
主人公の”将軍候補” 虎長(徳川家康
がモデル)は、天下統一の英雄という
より、したたかで本音を見せない
頭は良いがずるがしこい輩として
描かれ
女性たちも 男性のそばに優しく
寄り添う 控えめな “大和なでしこ”
という王道ルールから外れています。
“謙譲の美徳” に代表される
おだやかな日本像からかけ離れ
そこに新鮮さを感じた人が多かった
から 反響が大きかったのかな?
日本でのキャリアを置き去りに
この20年、海外で地道に活動を続け
知名度を高めてきた真田さん。
本当にいろんな苦労があったと思う
ので どこか 役柄と本人が重なります。
☆September☆
↓2024年11月公開の映画
「ロボット・ドリームズ」より
☆Die with a smile☆
なぎさのペンギン
去年の秋、故 山田太一さんの小説
「異人たちとの夏」が再映画化される
と聞き 公開を待ち望んできました
最初の映画化は 1988年公開の日本映画
大林宜彦監督作
孤独な中年男が、ある日偶然
数十年前に死別した若き日の両親と再会
中年の姿のまま 彼らとひと時を過ごす、
というファンタジーです
鑑賞から半年後 父を末期がんで
亡くす経験をした僕にとって
大林版は思い出が詰まった一本
35年ぶりの”再会”
新作のタイトルは「異人たち」
なんと ロンドンが舞台のイギリス映画
大林版で風間杜夫さんが演じた主人公の
設定がゲイに置き換えられているらしい…
その程度の予備知識で鑑賞したのですが
想像以上に 純粋に”クイア”な作品に
仕上がっていて ビックリしました
未見の方のため 詳細は伏せますが
主人公が少年時代に経験した心の痛みが
僕が子どもだったころに抱えていた悩みと
ほぼ同じだった 驚き
親に心配をかけたくないからこそ
“ほんとうの自分”を悟られまいと
必死に”演じ”ていた あのころの
自分が重なった
そして
すでに亡くなった両親や相方と
時々 心の中で会話している
現在の僕自身にもダブります
監督・脚本のアンドリュー・へイさんは
ゲイを公言しているクリエーター
少年時代の実体験を反映させただけでなく、
1980年代から2020年代という40年を通じ
なにが変わり なにが変わらなかったのか
彼の思いを 優しくつづっていきます
今回の中年男役には、同じくオープンリー
ゲイの俳優 アンドリュー・スコットさん
子どもの心のままで大人の体…
肉体と精神の不均衡を非常に巧みに
デリケートに表現していて 見事の一言
オリジナルに色濃くあった日本的情緒は消え、
物語のエンディングも大きく変更された点で
好みは分かれるかもしれないな
大林版の甘酸っぱいノスタルジーが好き
でも、今回の いつまでも後を引くほろ苦さも
深く心地よく 長くかみしめていたい
両親や大切な人が生きている間には
伝えられなかった気持ち
今の自分なら どうするだろう?
☆「Turn the lights back on」☆
おかえり、ビリー
☆「タイムパラドックス」☆
ここにも あの日のオレが!
なぎさのペンギン
春の入口は 予想外の寒さ
桜の開花も遅れましたが、ようやく
初夏の陽気になりましたね
☆検査☆
前回の日記に、
”定期受診以外は病院と縁遠く”
と書いた…しばらくあと
年に1度の健康診断で
“要精密検査”の通知を受取りました
僕は20代の始め、
肺の手術を受けています
以前も 画像検査でその”古傷”を
指摘されたことが何回か…
きっと今回もそれだよね?
そう思いたい気持ちが半分
残りの半分は もしもの場合…
だとしたら 相方へどう伝えよう?
主治医のいるクリニックではなく
地域で一番大きな規模の病院で
精密検査を受けました
病院では 十数年ぶりにCTを撮影、
血液とX線の検査も再実施
事前の問診票に、
「過去にかかったことのある特定の疾患は
ありますか?」
と問いがあり、どこまで伝えようか
一瞬 迷いました
“ふだんの自分”を知らない人に
“おおごと”にされてしまうのかな…
という ためらいの気持ちもあり
でも
“血液検査では抗体の有無を調べます”
の事前承諾項目には、過去に僕がかかった
ことのある感染症が ほぼ記載されている
“もしも”の先も考えてるんだろ?
きちんと伝えなきゃダメやで って
自分の上に答えが降りてきた感じかな
検査は1時間くらいで終了しましたが
判定が出るまでの1週間は 落ち着かず
幸いにも 結果は ”異常なし”
でも 手放しで喜ぶ気持ちには
なれませんでした
たぶん15年前なら 違っていたなー
20年近く同じような生活を続けていると
自分の身に起きる変化に鈍感になるから
毎日があたりまえになり過ぎてしまった
当然 体力も昔とは全く違うはずなのに
その部分には思い切り目をつむって
“自分に都合の良い解釈” に慣れてしまう
HIV+であろうとなかろうと関係なく
年を重ねるって、そういうことなのは
(こちらも)前回の日記に記した通りで
その怖さを 時間をかけ学んできました
再検査が受けられて良かったし、
受検は今後も毎年続けていくつもりです
ポジティブな生き方をするためには
ネガティブな気持ちとも向き合って
生きるしかないから
自分なりの ”情熱” も大切にね
☆TIME☆
いろいろな人々に
忘れがたい人生の思い出を語ってもらい
そのあと それぞれが同じ音楽を聴く
あの日のオレと 同じ顔
↓
なぎさのペンギン
★次の10年★
今年もあとわずか
来年 自分の誕生日が来て
あと数年で”次の10年”
の大台に
わおw
定期受診以外は病院と縁遠く
申し分のない毎日が続いても
年を重ねれば不安は増します
同世代の有名人の訃報に接し
”明日はわが身”の思いは常
でも
ある時点から 多少の差はあれ
先に続く道は 誰もが似通って
“自分は特別な病気だから”感
約20年で 4分の3以上消えた
世の中には 難病を抱えながら
おくびにも出さず闘ってる人も
たくさんいる
よりよい明日にしたくて
がんばってるの 誰でも一緒です
★Nippon★
海外の人たちに会うたび
あらためて 自分の中にある
“日本人らしさ”を自覚します
ひとつにまとまる理想に
より大きな価値を見い出し
成長してきたのか と
民族も言葉もいろいろ
人々の行動や考えもバラバラ
地理的に広く すべてを理解
しようなんて思ってない
互いの違いは当然と受け止める
だからこそ仲間は貴重で
結束も強める
自由の精神こそ大切
世界は そんな国だらけ
規制や統制を嫌う理由が
なんとなく見えてきます
僕が生まれ育った日本は
争いを好まず、協調性が大事
“他と違う” より “みんな同じ”
その方が落ち着くよねー
でおなじみ ”和のこころ”の国
“みんな同じ”の感覚に慣れ過ぎ
マヒしてたんだろうか
今年、日本では
過去から引き継がれてきた
”悪しき慣習”の数々が
次々とさらけ出されました
大手芸能事務所、巨大民間企業、
果ては政治の世界に至るまで
(現在も炎上中)
きっかけのひとつは
外国の放送局が取材し
世界へ発信したこと
★WHY?★
年の後半、何人かの来日客に
「日本ってデモは禁止なの?」
「あんまり見ないよね」
と聞かれましたが
納得してもらえたかなー
自分なりには答えましたが
うん確かに
世界的に見ても少ない数です
うわさ話や陰口は
けっこう盛んな気がするがw
違う価値観をもつ人同士が
共に暮らす国では
意見の衝突や対立があたりまえ
場を鎮めるための妥協なんて
自分(たち)から好んではしない
当然 対人関係に影響しがち
なので握手やハグ、
カジュアルな会話や
“ニックネーム呼び”が拡がり、
初対面でもフランクな笑顔、の
コミュニケーションが発達した、
そんな説もあるくらいで…
★見えない(見ない)場所★
僕の毎日は 日常の連続
365日 似たことの繰り返しです
同じような人たちに囲まれ、
おなじみのドヤ顔にいやされ
それが幸福でいちばん大事
難しい理屈はいらないよ
ほんとそう
でも それはきっと
「日常が幸福で当然だ」
という前提=安心感の上で
暮らせているから
2023年
東欧の戦火は途絶えることなく、
中東情勢も緊迫の度合いを増し
多くの人命が犠牲になりました
毎日 薬が飲めるから元気
でも
薬局や病院が爆撃で飛ばされ
すべてがひっくり返されたら
健康を 幸福をどう取り戻す?
そんな人たちが おおぜい
この島国から 遠く離れた土地にいる
自分の見えない(見ない)場所に
★日常★
観光、留学、ビジネス、移住…
来日する人々の目的はそれぞれです
日本で長く生活したい とか
何度もリピート(再来日)したい、
そんなニーズも高まってきました
アニメの聖地巡礼や、
日本の神社&寺めぐり
もいいけれど
2023年現在の日本の”素顔”、
日本人の日常の方が興味ある
人たち、実は多いのでは?
日本でデモが少ないのはなぜ?
時間をかけて もっと深く話したい
↑最初から最後まで 通しで歌えた初のヒゲダン
★2024年の目標★
好き嫌いなく かたよらず
適度の節制と、たまには無茶
★Top of the World★
↑言葉はしゃべれないけど最高の歌声をもつ
ワニのライルにいやされた2023年
Happy Holidays !
よいお年を
来年もよろしくお願いします
なぎさのペンギン
12月14日の夜
ふたご座流星群の出現が
ピークを迎えました
僕の住む場所はくもり空で
ほぼ見られず 残念
長年付き合った大切な相方が
亡くなって はや5年がたちます
スマホには”おすすめの写真”
として、過去に撮影した写真を
勝手に再生してくれる機能があり
亡くなった相方は 今でも不意に
僕に笑いかけてきます
これがねえ しばらくはつらかった
(変更の方法はあるみたいですが)
機能を止めたら止めたで
彼は二度消えてしまう
だから 設定は変えません
あまりに突然で
実感の湧かない日々
会えない 声が聞けない日が重なり
だんだんと ああ 本当だったのか…
ゆっくりと 気持ちがなじんで
よく鼻歌を歌い カラオケで
いろんな曲も教えてくれました
ユーミンの「ジャコビニ彗星の日」を
聞き、これが 毎年10月に現れる
りゅう座流星群のことだと知りました
全く興味のなかった女性アイドルの
握手会にも誘ってくれ
夢中になったのは逆に僕
後に僕は他のグループに“推し変”して
冗談で叱られたことも懐かしい
一緒に「銀河鉄道の夜」のアニメを見て
最後の方は テグジュペリの
「星の王子さま」に惹かれていた彼
思えば なんとなくですが
自身の運命を予感しつつ
僕にメッセージを送ってくれて
いた気がしてなりません
ひとりになって
いろいろな人が温かい言葉をかけ
なぐさめもありましたが
正直言えば うわべの言葉より
メロディのついた歌詞のほうが
何倍も響いたのです
僕は 感情を表(顔)に出さない
(出せない)タイプで、
わんわん号泣できないのですが
亡くなった彼も 実はそうで
だからお互いをきちんと伝えあえず
よくケンカした時期もありました
ひとりで遺品を片づけながら
体の内側から 自然と嗚咽した
生まれて初めての経験でした
一緒にいられた時間は
思っていたよりずっと
ずっとずっと短かった
なぜ気がつけなかったのだろう
もっと早く
その後の数年間は
カラオケもごぶさた
偶然 ある人と出会って
誘われて 一緒に歌いました
それが 今の相方です
5年前 愛する人が去ったとき
自分の輪郭がぼうっとしたというか
霞がかかったような気持ちで
でも最近の自分は かなりビビッドに、
周囲が鮮やかな色合いで見えるように
なってきました
いつもそばにいてくれる今の相方
感謝しきれません
歌好きの彼には
さまざまな持ち曲があります
どれも好きですが あえての1曲は
コブクロの「流星」
僕が知らない 出会う前の時間が
歌声と溶け合っている気がして
曲の世界観を借りつつも
彼の心がシュッと浮かび上がるから
今の相方のような表現者に 僕もなりたい
(音感も もっと鍛えなきゃね)
5年間…
やはり 毎日思い出します
アイドル好き 僕がしっかり受け継いだよ
推し変してるけどね w
思い出すたび あたたかく
今は スマホにときおり
ひょっこり現れるの めちゃ楽しみ
どんな写真が登場するか…って
次のチャンスは来年(2024年)1月の
しぶんぎ流星群
今度こそ晴れるといいな
亡くなった僕の父母も一緒だとうれしい
向こうでも 地上の光が見えますように
なぎさのペンギン
ごぶさたです~。
☆自然の声☆
大規模な気候変動と、それに続く自然災害が
世界のあちこちで起きています。
中でも、マウイ島の山火事のニュースには
呆然としました。
間接的な原因は、発生当時 接近していた
ハリケーンの強風によるもの、らしいです。
しかし…
マウイ島では 最近 山火事による被害が増加、
問題になっていたのだと言います。
理由の一つが、外来種の野草。
200年以上前、ヨーロッパから人々が訪れ
パイナップルやサトウキビのプランテーション
を始め、もともとマウイ島にはなかった
野草も一緒に持ちこまれました。
外来種は繁殖力が強く、すぐに乾燥するので
”火の種”になりやすいそうです。
ハワイが世界的に有名になったのは、
まちがいなく観光の力でしょう。
“人が移動する”、ただそれだけ、
単にそう思ってきたことが 長い時間をかけ
環境に深刻なダメージを与えてきた…
タバコの火ばかり責められるけど、実は
世界中から訪れる人々の増加とともに
バーベキュー、キャンプファイヤーなど
別のリスクもどんどん増加しています。
自然のバランスが崩れることで起きる災害は
日本でもじゅうぶん起こり得る、と感じます。
(規模の違いはあれ すでに起こっている?)
口先だけのSDGsじゃなく、何が現実かを
しっかり見ろ。
地上の楽園からも 自然の声(本音)が
聞こえてきているようで。
☆シンギュラリティ☆
最近のAIの急激な進化に ただ驚かされます。
仕事でもその一部を利用していますが、
無限の可能性をひめた存在感に、いったい
どうやったら飲み込まれずに済むだろう…
ひまな時間があると、そのことを考えます。
長い時間をかけて、自分の頭で考え、
失敗して落ち込み、何度も再トライして
少しずつ先に進んできた…
誰もがもっている 自分だけの経験。
たったのワンクリックで、
”よりよいもの”にあっさり置き換えられて
しまうのだとしたら…
絶望的に むなしくない?
世界が一瞬にして変わってしまう分岐点..
特異点(シンギュラリティ)が、
あと数年のうちにやってくる
という 怖い予測もあります。
ならば
自分たちよりも若い世代が
”人生はタイパ&コスパっしょ”
と考えたとしても無理ないのかな…
僕は同意しませんが。
仕事は、プライベートは…
この先 どう変わっていくのか。
興味は尽きません。
一方、患者である自分からすれば、
AI創薬により”何かが起きる?”と
期待してしまうのも事実。
とりあえず、
この先もずっと自分の力で文を書き、
歌を歌い、絵を描き続けたいですねw
自分にとって ”完璧”は必要ないので。
なぎさのペンギン
☆子どもたちの未来☆
梅雨明け前から フルスロットルで
猛ダッシュ、
2カ月たってもノンストップで
”疾走”を続ける今年の夏。
にしても、勢いが良すぎやw
過酷な暑さにもかかわらず、子どもたちの
表情がはっちゃけてるのはうれしいね。
でも
子ども好きの僕にとっては、3年半近く
閉じ込もり生活を強いられてきた
若い人たちの未来がすごく気がかりです。
マスク越しに入学式に出席し、
友達と距離を取りながら勉強や部活を
続けた、日本中の中高生たち。
結局、卒業の日まで”ほぼマスク”な生活。
やむない事情とはいえ、一番アクティブに
過ごすべき思春期にどんな影響を受けたのか。
ずっと先にならなければ見えてこないこと、
すごくたくさんあるでしょうね。
ようやく取り戻した笑顔がふたたび曇る
ことがないよう 祈るばかりです。
☆My夏休み☆
仕事の関係で、梅雨の半ばの6月に
現在の ”自分のいちばん近くにいる人”と
自然に囲まれた遊園地へ行ってきました。
子どものころは、”絶叫マシーン”がマジ無理
だったのですが、還暦近く?なってから
急に覚醒してしまいました。
人生…確かにいろいろあったけど…
アドレナリン出まくり、の刺激欲求は
“思わぬ場所”へと方向転換した感!
屋内型ホラーアトラクションでも、
同時に爆笑し絶叫できて楽しかったです !
夏祭りや花火にも一緒に出かけました。
何気なく過ごす時間こそが、
いま 僕たちにはいちばん大切です。
決して”終息”したわけではないだろうし
(個人的に”完全終了”はこの先もなしと思っています)
それでも”パンデミック”と呼ぶ状況では
なくなってからはじめて みんなで迎えた夏。
僕にはね こんな夏でよかったよ !
改めて感謝します。
そして
いまの このタイミングだからこそ
出会えてよかった と思える映画
(その主題歌)が、例の
ジブリの”あれ”でした。
なぎさのペンギン
祝
WBC 日本優勝おめでとう!
そして札幌近郊の北広島には、
北海道ボールパークが誕生。
野球が盛り上がっていますね。
大谷選手のすばらしさは圧倒的ですが、
Shoheiを世界に知らしめた水原通訳の
コミュニケーション技術の高さと
練れた人柄に、心底 感服しています。
桜
今週、いまの僕にとって一番大事な人と
桜を楽しんできました。
ともに歩きながら、僕の頭の中には
2005年のケツメ「さくら」のMVや
「いつかやるつもり、と頭の中で
思っていても 永遠は短い」
「今の自分をムダにするな」
という 昔の乃木坂46の曲の歌詞が
ひらひら舞い降りてきました。
自分が思っていたよりも
時間の流れはずっと早かった…
そして どんなときも
自分は 数えきれないほどの音楽に
支えられていたのだと。
拝啓 2045年の自分へ
いま 2つのことを考えています。
HIV感染を知った直後、本当の気持ちを
記録に残したくて 自分をビデオに撮り
当時の思いを告白しました。
(あの頃はまだスマホもなかったよ!)
撮影以来、一度も再生していません。
20年後のその日に見返そう、と。
タイムカプセルじゃないですが。
もうひとつは 未来の自分へのEメール。
Eメールの機能に時間指定送信が追加
されてから、未来日送信ができるため
リマインダー代わりによく利用しています。
2045年の自分に向け 2025年の思いを
サプライズ発信できたらと面白いと思う
のです。
それまでは生きなきゃ!
マサラの味
最近見た作品で最高に興奮した
インド映画「RRR」。
言葉の垣根を越え、大切なのは感情、
アクション!とばかり?
主題歌「Naatu Naatu」は今年の
アカデミー賞で歌曲賞を受賞。
ヒンディー語ではなくテルグ語映画
(話者人口7000万人)というのも、
“今”の時代を実感させられます。
ちなみにnaatuとはテルグ語で
“故郷”や”田舎”を表す言葉だそう。
人は夢を二度見る