ゆう/30代 男性 関西在住
僕は2007年末に発覚しました。発覚当時は職場や家族、友達など誰にも言えない状況が続きました。感染を知っている人々は医療関係の方だけでした。理由 は…。言う側に「勇気」がとても必要だと思いました。
一方で受け取る側も大きな度量がなければ、大変な事になると思い込んでいました。
僕は勇気がありま せん。今でも情けないです…。恋愛も億劫になります。ストレスは溜まるばかりの日々。買い物をする事でストレスを満たした気分になりました。収入を超えての買い物…。職場では「言えない」状況は続き、2009年3月に退職。「感染に対して」必要以上、気にする必要はない事は理解しているつもりです。頭では…。
誰にも言えない状況が続き、行き詰りました。無職になり、生きる意味を見失い・・・。生活保護を受給して、日々を過ごしました。あてもなく過ごしているうちに、疑問が湧きました。
「他の陽性の方はどのように過ごしているのか?」(1)ぷれいす東京などの陽性者支援団体へ連絡。(2)同じ病気の方とお会いする。(3)陽性者で構成されているSNSへ参加。(4)病院のソーシャルワーカーさんへ情報を教えてもらう。僕自身はネットを通じ、他の陽性者の方々と知り合う機会を得ました。病気を共有する事で、自ら気が楽になりました。僕の家族に言えないストレスはあります。
以前の職業に近い仕事を得て、日々を過ごせる事も知りました。就職活動を行い、病気に拘らない生活を送ろうと過ごしています。冷静に病名と向き合う必要があった、と反省しています。
周囲の方へ、急いで感染を知らせる必要はないと思います。一方、自分が行き詰るのも事実。他の陽性の方々が「どの様に病気と向き合っているか」知りたく感じ、行動しています。その後「病気を言うか言わないか?」その時々の状況に応じて、判断しようと日々を過ごしています。
言う事の メリット・デメリット
言わない事の メリット・デメリット
それぞれあると思います。
信用できる人を得て、相談すると何となくすっきりしました。