陽性者と家族の日記

Life goes on.

つばさ

お休み2日目。今日は娘とお墓参りに。

これまでみたいに、お正月にみんなでおばあちゃんちに
集まることももうできないんだと思うと、
すごくさみしい気持ちになった。

でも、がんばって生きていかなきゃね。

今年は娘のことでいろいろと悩んだりして、
もしかしてこれまでの人生で一番しんどい年だったかも。

でも、そのおかげで、いろいろな人の優しさや
あたたかさに気づくことができた年でもあった。

Life goes on.

亡くなったパートナーがよく言っていたことば。
どんなことがあっても人生は続く。

来年はどんな年になるのかわからないけど、
楽しいこともつらいことも味わって、
でも、どちらにもとらわれることなく、
1日1日を大切に生きていけたらと思う。

今年も

いずみ

2009年も間もなく終わる。
今年もめまぐるしく自分の状況が変わった一年。

おかげで自分のとげがとれて、丸く
いろんなことが楽チンになってきた。

来年はまたどんな年になるのか
どんなことを体験し、感じるのか
楽しみだ。

一日を、ていねいに生きる。

朱美

この一年を、振り返ってみると一月に仕事をやめてからどんどん生活が、ゆったりと
のんびりになったような気がします。
朝、起きて目が覚めたことを感謝し、夜は、一日無事に過ごせたことを喜び眠ります。
こんな生活を夢みていた私は、今年は、少し、近づいたように思います。
一日を、丁寧に生きる、そしてそれが、積み重なって年月が流れていく。
私は、この病気を、もらって、幸せのハードルがうーんと低くなりました。
健康で病気知らずだったころの、私は、もっと欲張りだったような気がします。
よかったとしみじみ思います。     朱美

たうとし、たふとし。

みのる

‥郊外にある繁華街の中にある、夜10時過ぎのマックの2階。

小学生の時の僕の居場所の一つだった。
塾が終わり、家に帰りたくなくて良く其処にいた。

たまにどこかのマンションの非常階段であったり。
その暗がりにいると心が落ち着く気がした。夜は好きだった。本来というものを見せなくて済む。
同時に何もつくる事なく。
自分に戻れるといった感覚も抱く事が出来た。
肩の荷が降りた気がして安らげた。

今もたまに、住んでいるマンションの外に面した非常階段で、そこから見渡せる街並みを煙草をくゆらせ、ゆっくり眺めながら。
色々な事を考えたり。感慨に耽ったりする。
大事な場所だ。
一抹の寂しさと、寂寥感と言うのかな、懐古すると共に沸き上がってくる。

今年の12月に入った辺りから。
この子供の頃の気持ちが、情景と共に頭のなかにふと甦る事が多々あった。
あの時感じていた寂しさと同種のものを感じていたからだろうか。
毎日の様にいたパートナーは、もう毎日居ることが出来ない。
どうしようもないことだった。
内部要因でなく、外部要因によって、この事態が引き起こされるなんて途方に暮れるしかなかった。

でも、それでも。
彼の気遣いに甘えて。
僕はまだここにいる。帰ってくる数こそ少なくなってしまっても。
ここに居て、たまに帰ってくる彼を待ってごはんを作り、洗濯をしたり、掃除をして待っている。

‥パートナーのお父さんが亡くなってから。

もう半年が経つ。

あまり良い父親じゃなかった。
一度か二度、呟くように聞かされた彼の父親像は。
酷いものだった。

絶対にしてはいけない事。
それを子供の頃の彼にした。
付き合いだしてから少し経ち、それを聞かされた時には、思わず殴りに行ってやろうかと思った。
それぐらいの事だった。
何故、十代の中頃に家を彼が飛び出して行ったのかもわかった。

亡くなったと、短い言葉で連絡があった時。
言葉を無くすと同時に。
胸中は些かのものかと思っていた。
憎む心と慕う心。

それらが混沌としていたに違いない。

かける言葉なんか見つからなかった。
ただ傍に居て、手のひらで、泣きじゃくる彼の二の腕の辺りを擦り続ける事しか出来なかった。

情けなかった。

何の為に言葉を大事にしようかと思ったんだろう。
世を渡る為の武器の一つにしようと思ってきたんだろう。
何のために磨いてきたんだろう。

情けなかった。
改めて自らの器量の無さを感じた。

立ちすくみ、携帯を片手で持ち。
二人の生活が終わる予感を感じた。
彼のお母さんは、一人で生きて行くことが出来ない人だから。
そして物凄く大事に思っている人だから。
天秤は、お母さんに傾く。

そんな人だから惹かれたし、良かった。
でも、今度はそれが裏目に出る。
相手は僕になる。

皮肉だ。

三人でどうにかして暮らせたら。
そう言われる。
でも。

彼のお母さんは僕を恨んでるんじゃないかと思う。
僕と暮らしてさえいなければ。
一緒に居さえすれば。お父さんは助かったかもしれないからだ。

彼は自分を責めている。
お母さんも自分を責めている。
その矛先の一端は。
おそらく僕にも向けられるであろう事を、様々な思いがぐるぐる巡る頭の中でぼんやり考えていた。

子供の頃に支えにしていたもの達を引っ張りだしてきて。
聴いたり、読んだり。
逃避も兼ねていたんだろう。

でも。
光は差し込んできた。
生きてやる。
何故だかそう思った。
守りたいものがある。
大事な人がいる。
大切な人達がいる。

こんな時でも支えてくれる人がいた。
親身に話を聞いて耳を傾けてくれる人がいた。
今、永く付き合いのある人達というのはそういう人達ばかりだ。

突っ張らなきゃ駄目だ。
脚をきちんと張り、坑う事をしなければ駄目だ。

大丈夫。今までやってきたんだから。
これからだってやっていける。

そう思えた。

そしてまた、この季節がやってきた。
置かれた状況は去年までと大きく違う。
けど。
また一緒に居ることを祝う事が出来る。

自分を強く持て。

そう助言してくれた人がいた。
同調することしきりだ。
失うものが何もなかった子供の頃とは違う。
光はあるんだ。
知恵も力もある。

そしてひょんなことから。
ある書簡から。
実親達と邂逅することも出来た。

失ったものは多かった。
本当に大きかった。

‥けど。
それより得たものの方が多く、大きい。
確固としてそう、断言したい。
そんな年だった。

だから。

メリークリスマス。

支えてくれた人へ。
そしてすべての人へ。

冬至です

つばさ

夕食にかぼちゃの煮物がでて、おふろにゆずが入っていて、
「ああ、今日は冬至だったんだ~」と気づいた。

もともとお風呂は好きだけど、
今日はゆずの香りで一層リラックス。

お風呂上がりに娘がチャイを作ってくれていた。
我が子ながらナイス。

ゆず湯とチャイでぽかぽかしたまま、
ベッドに入れるなんて幸せ~!

父の入院と私の通院

かず子

父の手術も無事終わりました。
手術後麻酔がさめてからの第一声は「背中が痛い」でした。
今は少しずつ食べ物を食べ初めているところで、食べ物が食べられないということが一番辛いみたいです。
でもこの機会に痩せて健康的になって退院してきてほしいです。

私はこないだ通院日だったのだけど、免疫力は問題ないのに帯状疱疹ができてしまい、ピリピリ痛いです。
見た目も赤くてぶつぶつしてて嫌だなあ。早く治らないかな。

メロンパンは、すばらしい出来でした。

朱美

朝食に食べるパンは、家では、ホームベーカリーで焼いてます。
ホームメイドのパンを、食べると本当においしいので市販のパンは、買いたくないほど
です。
最近は、ホームベーカリーでロールパンやアンパンを作って楽しんでいたのですが、
メロンパンを作ってみようと思い立ち挑戦してみました。特別メロンパンが好きなわけでは、ないです。たまたま、新しいパンをつくってみたくなっただけです。
ところが、すばらしい出来上がりでした。
このまま、お店で売ってもいいほどと自惚れてしまいました。
母と二人で試食してあとは冷凍しました。
パンのレパートリーが、増えてうれしいです。       朱美

誕生日に

つばさ

今月、誕生日を迎えた。

当日は好きな人とゆっくり過ごす時間が持てて、
一緒にいられることがすごく幸せだなと改めて思った1日だった。

母からは一筆箋に書かれた勇気づけられる手紙をもらった。
出勤前にプレゼントと一緒に何気なくくれるから、
油断して?開けてしまい、会社までの車の中で号泣するはめに。

友達からもメッセージやプレゼントをもらって、
彼ら彼女らと一緒に生きててよかったなあって思った。

みんな、ありがとう!!!

さ、寒い・・・

いずみ

おとといから急激に冷え込み
ほんと、嫌になるくらい寒い

去年の今頃は熱を出して大変だったが
今年は風邪もひかずピンピン
インフルの予防接種もしてないし
調子には乗りすぎないようにしないとね

予防接種 その2

ガジ

近所の診療所で、インフルエンザ予防接種の
予約をしている話を聞いて、確認しに行ってみたら
ネットで随時予約を受付ていると。
(窓口では受付しない)

で、ネット予約して本日、予防接種を受けてきた。
受付窓口で名前を言って、保険証を提示しようとしたら、
「必要ありませんから、結構です」と。
問診表に名前・住所などは記入したものの、
たいした本人確認も何もなしで。

こんなのでいいのかな・・・??と思いながら、
先にお会計、その後、診察室に呼ばれて、
医師からいきなり「ワクチンを打ちますね」と。
そして何事もなく、接種は終了。

問診表を見ながら確認とか何もないんだというのが
正直な感想でして。

普通、予防接種だけのために病院に行ったから
こんなもんなのかな??