陽性者と家族の日記

それぞれ事情があるんです・・・

つばさ

最近、雇用形態が変わったのをきっかけに、保険加入という問題が浮上。

「強制ではありませんが、ほとんどの社員が入っていますので、
よろしかったらぜひ入ってください。」と言われるんだけど、
『過去1年以内に医師による2週間以上の治療を受けていません。
(通院は2週間以内でも、投薬を2週間以上受けた場合はこれにあたる)』
など、どうしても『はい』と答えられない質問があり、正直、対応に困っている。

保険料もお値打ちだし、「入れるものなら入りたいんだよ~!」と
叫びたいところだけどそうもいかないし、強く勧められたら、
この際、「先祖の遺言で保険には入らないと決めてます」とでも言うかな?!

とりあえず、じ~っと時が過ぎるのを待つ作戦でいこう・・・。 

花より・・・

たたみ

お花見をしました。
参加メンバーのことはよく知らないで参加したんですが、
たくさんの人で楽しい時間を過ごせました。
場を提供してくださった皆さん、ありがとうございました。
参加した皆さんお疲れ様でした。

花寒で、終盤は雨もパラついてきたのが少し残念でしたが、
これ以上ない桜の満開を堪能し、お花見というイベントを満喫しました。

そして、皆さんが持ち寄ったお料理がとても美味しくて!!
昼ごはんを食べたばっかりだというのについつい食べ物に手が伸びる。。。

やはり花より団子なようです。

でも今回の花見で僕にとって一番印象深かったのは、、、

近くにいた別のグループの人の、、、

すっごいアフロヘア。

花より団子。団子よりアフロ。

まだまだ僕には「わびさび」を学ぶ必要があるようです。

今年も桜の季節

ガジ

仕事の関係で、先月から一週間ほどの宿泊出張が
急に増えだした。
泊まり出張自体があまり好きではない自分にとって、
かなりストレスを感じてます。

そんなこんなで、昨日、出張から戻ってきた。
桜がもう満開になってることが気になって、
今年は嫁さんと一緒に桜を眺めることができないのかと
半分あきらめ気分もあったけど、なんとか間に合った。

「疲れているから、戻ってきたばかりの今夜は止めようか?」と
嫁さんからは、言われたけど、
無理にでも毎年、眺めてきた桜を一緒に観に楽しみたい
強い気持ちだけが、
今夜を逃すと・・・と、身をシャッキリとさせる。

無理して、観に行けてよかった。
また来年も、その先も、ずっと、この桜を隣で眺めたいな。
そして、今朝は、昨夜は留守番だった犬とも一緒に桜を
散歩がてら楽しんだ。

・・・桜って日本人を、何だかちょっと
おかしくさせる効果があるような気がします。

桜の季節に想う事

みのる

この頃バイクで近場を走ってみて、桜がどんどん咲いていくのが分かった。
日毎に通る度に、少しずつ淡いピンクの色の部分が大きくなっていって、ヘルメットのミラー越しから見えるその景色は春の訪れを、何よりも強く感じさせてくれる。
少し花粉症がまた出てきたのか、顔の辺りがちょっと不快だけれど、それを吹き飛ばしてくれるような景色だ。
ちょうど、この病気になっていたことが分かった7年ぐらい前、「桜」というものが、僕にとって、ひとつのキーワードのようなものになっていた時がある。

‥来年は、この桜が見れるのかなぁ‥。と、何度思ったかわからない。
でも、時は経ち、発病もせず、こんな状態が安定してくると、こんな事を以前はおもっていたなぁ‥。と、それはそれで僕の中では、大切な想い出の一つになっている。

何度も、何度も、色んな事を考え、打ち消し、思い、否定し‥。
その度、悲観したり楽観したり、自分なりに悩んでいた。
自分をごまかしたりして、救いのようなものにすがりついた事もあったし。
‥でも、結局現実から目を逸らさず、少ないけれども与えられた選択肢の中から、自分なりに悩み抜いて選んできた。
そんな自分にも、ありがとう。と言ってやりたい。
もちろん、まわりの人のサポートにはそれ以上に感謝なのだけれども。

色んな人に支えられて、過去の自分にも支えられて、けして独りでここまできたわけじゃない。
こないだ、ちょっとした喧嘩をしたときに、僕が自暴自棄になったような口調でふと、もういいよ‥。と呟くと、パートナーは「お前はもう一人じゃないんだから、心配する人間がここにいるんだから、もういい‥。なんて二度というな!」と、真剣な顔をして言った。
なんだか嬉しかった。そんな事、誰にも言われたこと無かったから‥。もちろん親にも。

実は今回、お花見に行ってきた事を書こうと思ってたんだけど、長くなりそうなので、ワンクッションおきたいなと、この日記を書いてみた。

次回の日記で、ほぼ、自分の内面と向き合った感の文は終わるのかもしれないと思う。

朧気ながらも、答えが出たような感じがするからだ。
とはいえ、気まぐれな自分の事だから、それはわからないけれども。(笑)
僕にとって、この長い休みは、自分の中にあって、目を逸らし気味だった所を見つめる良い期間だったと思う。
凄く何かが変わる、と言うわけではないんだけど、大事なものに気付かせてくれたような‥。なんかそんなような感じ。

自分は、普段は人と話す時には、殆ど本音を話さないで相手に合わすことが多い。弱い所なんかあまり見せたくないからだ。
大丈夫かな‥。と判断した人には凄く気を使いながら、話すことはあるけれど。
だから、ありのままの自分の気持ちを出せる文章を書くと言うことは、自分にとっては、とても大切なことなのかもしれない。
ありがたいなぁ‥と思う。
それでは寝ようかな。おやすみなさい

病院を変える

なぎさのペンギン

ふとしたきっかけで、現在、通院している病院を
別の医療機関に変更することにしました。

僕が通っているのは都内でも大きな拠点病院ですが
現在の場所で「なし崩し」的な治療を継続させることに
疑問を感じ、自分の今後の治療に不安を残さないため
思い切って病院を変える決心をしました。

幸いなことに、現在は3ヶ月に一度の通院で済んでいます。
「3ヵ月に一度なんだから、わざわざ変える必要もないのでは?」
と言う人もいましたが、僕は「3ヶ月に一度だからこそ」
変えたいのです。

僕にとって通院は病気に関する情報を得るための貴重な機会ですから、
診察のために積極的に時間を割いてくれる(そういう姿勢を示してくれる)
新しい医師と知り合えたことが嬉しいです。

そして「選択」という自由をこの手にできた
2008年という現在に生きていることに、何よりも感謝したい。

人生は長丁場。
僕の治療生活もまだはじまったばかりです。

じゅううん年ぶりの壁。

たたみ

先日は十年以上ぶりに、「受験」というものをしてきました。
初めての某英語テストです。

昔の受験前と同じように試験前におなか痛くなったりしましたが(苦笑)
無事に最後まで試験を受けることができました。

とりあえず、2時間真剣に試験を受けて、マークシートを埋めた充実感はある(笑)
点数はともかく、「受験」という緊張感を味わえたのは新鮮でした。
と優等生コメントを書いておきながら、、、

実はまったく準備不足で、会場に行くかどうか時間ぎりぎりまで悩んだんですけど(苦笑)

でも感想としては受けて良かったかな。
こういうちょっとした1歩って踏み出してしまうと大きな充実感が味わえるという
成功体験でした。

英語が使えるようになると、今のお仕事にも少しだけですが役立つので、
今後も続けて行こう。

娘との週末

つばさ

先月末からばたばたした週末が続き、のんびりする時間がなかったのだけど、
今日の日中と明日は久しぶりに自由な時間がありそう。

今日は娘の希望で、本とか服のショッピングにつきあう予定。
私は好きな本は新しいものを買って読みたいほうだけど、
娘は古本でも全くかまわないらしく、好きな漫画を集めるそう。
まあ、経済的にはそれが賢い選択かも。

服も、友達がいろいろとブランドものを来ているなか、
娘のお気に入りはユニクロ。母親としてとても助かってます!

明日は、私が今週バンコクで買ってきた調味料を使って、タイ料理に挑戦。
うまくできそうになかったらピザに変更する予定。
最近、娘は料理とかお菓子作りに凝っていて、
昨日はクッキー、一昨日はグラタンを作っていた。
すごくおいしかったので、もっとほめてどんどん家事をやってもらわなければ!

まだ、週末は始まったばかり。楽しみだなあ。

節目。

たたみ

HIV感染が発覚して1年経ちました。

1年前の自分を思い返してみると、
あの悲惨な光景が鮮明によみがえります。

あれから1年、生きづらいことはありますが、
だいたい毎日元気に暮らせている。

そのことがどれほどありがたいか。
痛感します。

そして、僕を支えてくれている周りの人たちに感謝。
見守ってくれる人がいることのありがたさ。
痛感します。
ありがとう。

これからの1年、元気に充実した日々になるように
していきたい。と改めて思い直しています。

パソコン再開

朱美

我家のパソコンが壊れて、ずいぶん経ちました。
なくても不便では、なかったのて゛そのまま
買わずにいました。
ところが、先日安いパソコンの広告を見て買う
気なってしまいました。新規契約て゛三万円
引いてもらいました。ネットは、まだ開通して
ません。
とっても楽しみです。

ウイルス感染拡大 !

なぎさのペンギン

……といっても、HIVの話ではありません。

PCのアンチウイルスソフトを開発する会社が発表した
最新統計によれば、コンピュータのウイルス感染被害が激増中で、
中でもUSBメモリを介した感染の報告が目だって増えているとのことです。

USBメモリ、確かにとても便利です。
数千円~数万円で購入すれば、大容量のデータも簡単に持ち運びできます。
モバイルPCを携帯しなくても、出先にあるPCのUSBポートに繋ぐだけで
自分のパソコンのように自由にデータを出し入れできるのです。
電源はUSBポートから供給されるので不要ですし。

僕の通うスポーツクラブには、USBメモリ対応のトレッドミル(ランニングマシン)
が設置されており、USBポートにメモリを差し込むと、前回自分が
走ったコースや距離、ペースの記録などが読み込まれ、体力にあった
トレーニングが手軽に継続できる機能がついています。
21世紀ってハイテクの時代なんだなあ、と実感しているのですが…….

が、しかし……ウイルス感染には完全にお手上げの様子。
最近流行している「オートラン」と呼ばれるウイルスの場合、
感染したパソコンにUSBメモリを接続するとそのUSBメモリが感染しますが
それに留まらず、その感染メモリを別のPCに接続すると、そのPCにも
感染が拡がってしまうのだそうです。
今の段階で考えられる防御策としては、PCに接続したUSBメモリを
自動実行しない設定にするとか、やみくもにデータをやりとりしない
といった手立てしかないと言うのですから……。

ネットカフェが氾濫する現代、見ず知らずのPCが自由に使えることを
当然のように思い、利用することに特に躊躇や不安を感じていない、
そんな人が多くなってきたこと自体、本当は不思議だと思うのですが……。

与えられた環境や恩恵に慣れ切ってしまい、初めの痛みを忘れてしまう
人間の本質が怖い、という気持ちがしています。
テクノロジーというヨロイで自信過多になったところで、人間と言う存在は
結局は脆弱なものですね。