蔵人
電話。
親からだった。
「もうすぐ、蔵人の誕生日だけど、
ネクタイでも買ってあげようかと思って・・・」
親はもう年金生活に入っているので
そんなにお金の余裕はない。
こちらがあれこれと世話をしてやらなければ
ならない立場なのだ。
ネクタイなんか、上野で売っている1本500円ので
自分は充分である。
「うーーーーん。。。。。」
答えを渋っていると、
「じゃあ、何がいいか、考えといてね」
と言って、電話は切れた。
いつまでたっても親として何か子供に
してあげたいのだろう。
何もかも断るのは忍びない。
かといって高価な物や買うのに手間がかかる品もムリ。
何だか少し切なくなりにけり
つばさ
先日、大好きな人と一緒に、泊まりでお芝居を観に行こう!
ということになった。彼女とは、観るものは少し違うけど、
趣味が舞台鑑賞と同じで、これまでも一緒にいろいろと
観に行っていたのだけど、泊まりは今回が初めて。
もう舞い上がってしまいました~!
彼女は、私が彼女をそういうふうに好きとは知らないのだけど、
これを機会にいっそのこと言ってしまおうか、言うのなら、
どういうタイミングで?とか考えて、悩みながらもワクワク。
しかしっ!!
さっき、二人で行くことを知った共通の友人2人から、
ほぼ同時に「私も一緒に行ってもいい?」とメールが…。
邪魔なんだよ~っ!
でも、そんなことも言えないし、
「もちろん!みんなで行けるなんて楽しみ♪」と返信した私。
すごく楽しみにしていただけに、今の気分は天国から地獄!
ショックから立ち直るのに時間がかかりそう…。
蔵人
昨日今日と多摩川の向こうの町へ仕事に行った。
仕事場へ行く途中近道で団地の中を通り抜ける。
団地と言っても「パークシティ」という名前が付いていて
雑木林がたくさんあり、木立の中をすり抜ける。
それにしても、ものすごい蝉時雨。
今年の関東は梅雨と夏の境目がはっきりしないまま
季節が進もうとしている。
蝉ももうヤケクソという感じの鳴き方だ。
今年に羽化した悲しい運命、
でも最後まで諦めずに鳴いて欲しい。
できればもう一度暑い日が来てくれればいいけどね。
週間天気予報は日を追うごとに太陽のマークが
後ろのほうに逃げていく。
まるで逃げ水のよう。
つばさ
娘と一泊して京都・大阪に行ってきた。
観光というより、舞台を観るための観劇の旅。
あいにくお天気はあまりよくなくて、
いわゆる観光はほとんどできなかったけど、
観た舞台は二つとも素晴らしかった。
見終わった後に、生きていることは素晴らしい!と
叫びだしたくなるような感じで、娘は一言、
「なんか勇気が出てきたわ~」。
夕食を食べながら感想を話したりしていたら、
せっかくの五山の送り火も見逃してしまったけど、
娘とじっくり時間を過ごせたので、とても満足の二日間だった。
蔵人
「おつけもん」
初日の昼は、まず御漬物やさんのお昼ごはんを食べに行った。
結構名の通ったところで、相方が予約を取ってくれた。
着いた所は町家風の造りで、漬物を並べている店の奥にある
客間がお昼を戴く場所になっていた。
お昼ごはんは、お漬物のフルコース。
肉・魚類は一切なし。お店に置いてあるたくさんの種類の商品が
少しずつ盛られている。言ってみれば見本市だ。
これであなたのお好みの漬物を見つけてくださいよ、
見つかったらお店に置いてありますからぜひお買い求め下さいね、
なーんて言っているようにも…かなり意地悪な見方かな。
でも確かに自分のお気に入りが見つかりました。はい。
瓜の味醂漬けがサクサクしていて味醂の味と香りがそこそこ効いてて
ごはんがおいしくなること。本当は買って帰りたかったけど
まだ初日だし東京のお店でも買えるからとやめにしました。
(一週間後に東京のお店で買いました)
漬物以外でもお餅の入った白味噌の雑煮や切干大根煮が
とてもおいしうございました。また行ってみたいお店でした。
つばさ
娘と姪を連れて、少し遠くのプールに出かけた。
日焼けが怖いので、夏なのに温水プールである。
9歳の娘は泳ぎが得意で、スライダーなども平気。
4歳の姪はまだまだ水が怖く、浮き輪に入って、
私の背中におんぶされたまま。
そんな2人のリクエストに応えるのが意外と大変で、
水に入っていただけなのに、どっと疲れた私。
でも、「また、行こうねっ!」と2人から言われると、
つい行ってしまうんだよなあ…。
朱美
先週友達の紹介でエステに行って来ました。仕事に疲れていたので、自分にご褒美のつもりでした。とっても気持ちよかったです。何度も行くのは、お金も時間も、たいへんだけど、たまには、いいなと思いました。
つばさ
娘が気に入った本を寝る前にベッドで読んでくれるという。
少し前までは、私が娘に読んであげていたので、
こんなに大きくなったかと、涙が出るくらいうれしかった。
とてもすらすらと上手に読んでくれたのだけど、
けっこう厚い本なので、もちろん、一晩では終わらない。
きりのいいところまでということにして、続きは明日。
「あたしが寝とる間に、読んだらあかんよ」
と何度も念を押されたものの、私は続きが気になって眠れない~!
・・・で、こっそり読みました~! 娘よ、スマン!
明日は知らないふりして読んでもらわなければ。
ガジ
久しぶりに嫁さんとドライブがてら、
一泊二日の旅に出かけた。
たまたま夏祭りの期間にあたり
花火大会があったので、数年振りに二人で
浴衣を着て見に行った。
わざわざ浴衣を持参した訳だが、嫁さんに
着せてもらうだけで、大汗をかいてしまった。
打ち上げ時間が、およそ30分くらいの
地方の花火大会だけど、湖畔に座って
のんびりみる花火は、
場所・服装の非日常性の演出もあいまって
かなり、いい感じだった。
花火が終わった後も袖口から抜ける少し強い
風の心地よさに、しばらく浸っていた。
つばさ
私は、ゆうれい屋敷とか、きもだめしというのが苦手だ。
去年、近所の小さい遊園地のゆうれい屋敷に友人と入って、
怖さのあまり、しがみついた友人の腕にあざを作ったくらいである。
それ以後、もうこの二つとは絶対関わるまいと思っていたのだけど、
今日思いがけず、子供のキャンプできもだめしをすることに。
娘と、同じ学年の女の子二人、他のお母さん一人と、
20メートルくらいの短いトンネルみたいなところを歩いて、
途中で隠れている高学年の子供たちが脅かすというものなのだが、
これが、冗談じゃなく怖かった。
一列になって、前の人の腰を持ってあるいたのだけど、
出てきたときには、私の前にいた娘のTシャツが、
これも、冗談じゃないくらい伸びていた…。
脅かす役の子達には、
「お母さん(私)の悲鳴が一番怖かったわ~」とコメントされる始末。
情けない~! でも、怖かったんだも~ん…。