陽性者と家族の日記

シカゴ♪

つばさ

 「シカゴ」を観た。

 私はミュージカルが好きなのでこの映画も好きだと思ったのだけど、やっぱりそうだった。とくにキャサリン・ゼタ・ジョーンズの歌とダンスに圧倒された。あのセクシーな太ももにも!舞台も大ヒットらしいけど、映画も期待を裏切らない。

 ゴールデンウィークには劇団四季の「キャッツ」を観て、衝撃をうけた私。「シカゴ」といい、「キャッツ」といい、あんなふうに歌って踊れたら気持ちいいだろうなぁとうらやましくなる。CDに合わせて役になりきって歌ってみるけど…やっぱり、観るほうに専念しとこう。

ゴージャス!

つばさ

 今、私は、自分の左腕を見て惚れ惚れしている。…と言っても、腕自体にではなくて、そこにつけているブレスレットに。

 ここ3日間で、リング、イヤリング、ブレスレット2つと、立て続けにビーズ・アクセサリーを作った。それまで全く作ったことはなかったのだけど、一昨日の夜に簡単なリングを一つ作ったら意外と簡単に出来たので、調子に乗って「上級者向け」のキットを買って、夜、1人で黙々と作業をした。

 出来上がりがとっても美しくてゴージャスなのもうれしいけれど、作る過程が案外楽しいことにも気付いた。「めんどくさ~い」と思っていた3日前までの自分が嘘みたい。

 これから、私の大好きな夏。アクセサリーが映える季節! 今年は自作のアクセサリーに合わせておしゃれしようっと。

きんぎょ

蔵人

 世間ではこの時期は大型連休なんだろうが、自分の仕事はこの時期が一年で一番の繁忙期に当たる。遠くへ出かけるのは暇も取れないし、気も進まない。

 今日はたまの気休めにと昼過ぎに彼氏とデパートへ足を運んだ。
 地下食では初夏にふさわしい企画が始まっている。そこで「きんぎょ」の御菓子を見つけた。丸い寒天の中に羊羹の金魚が数匹泳いでいて目にも涼しげ。
 たしかチラシには限定品と書いてあったのでてっきり売り切れと思っていたがそれがまだあったので、この機会にと買ってみた。

 家に帰って、お茶を点てて菓子楊枝を使っていただいてみる。
・・・味は別に問題なく、おいしゅうございますが、一つ気になることがあって、それは何かというと、菓子楊枝で戴くと、食べる過程で寒天の中の金魚がことごとく真っ二つになるということ。
 見立てた動物を食べる残酷さという点では「ひよこ」や「はとサブレ」と同じなんだが、きんぎょに関して言えば、寒天の上(つまりは水面)から楊枝をバサッと下ろして金魚を真っ二つにしてしまうので、まるで自分が金魚をギロチンで処刑しているような、そんなとてもいけない気分に襲われてしまうのである。
 この御菓子を心痛めることなく最後まで戴くには、鑑賞後一気に一口で飲み込んでしまうか、金魚を処刑しないように切り分ける超絶的な楊枝裁きが必要なようである。

恩返し

ガジ

田舎のいとこの結婚披露宴で、乾杯の挨拶を依頼された。
30代の自分がそんな大役を任されるとは
夢にも思っていなかったし
(事実、自分より相応しいであろう年配者が
出席する事も判っているので・・・)
割と時期が直前のところ、急に頼まれたのもあって
正に「晴天の霹靂」とはこのことか!!

祝辞の挨拶などは、自分の結婚式にも当然ながら
お世話になった人にお願いしたし、スピーチを
していただいた、そういった恩は巡り巡って
他の人に返していかなければと思い、快く承諾した。

しかしながら、果たしてこういう身である自分が
人様の門出を、出席者を代表して祝福するのは
いかがなものか?と思わずにはいられなかったが、
「わざわざお願いしたいと言ってくれるということは、
それなりに世話になった気持ちがあって、それは
一朝一夕で築いたものではないでしょ?」と
嫁さんに後押しされて、「こんな自分が僭越ながら」
という気持ちが盛り上がってきた。

とても単純な自分に笑ってしまうが
やっぱり、人の役に立てるというのは
うれしいと感じる。
病気が発覚して、その事を強く感じる機会が
増えたような気がする。

あとは、いとこの晴れの門出の足を引っ張る事の
無いよう、慣れないスピーチの練習をするのみ・・・
いささか不安ではあるが。

御室桜

蔵人

先日、僕の彼氏が「御室桜」を家に持って来てくれた。
京都にある仁和寺の有名な「御室桜」と同じ種類の桜の小さな鉢植えが
仁和寺の近くの花屋で売られていて、それを買ってわざわざ
持って来てくれたのだ。
正直彼のここら辺の季節の感受性には頭が下がる。
自分も桜は「きれいだな」とは思うけど、
買って慈しむほどの事は滅多にやらない、
そう、ものぐさだからしょうがない。

今、ほぼ鉢植えは満開状態で、きれいだ。
大き目のピンクの花びらと若葉の緑の混ざり加減が
ソメイヨシノとはまた違う雰囲気。

でも、花が散って葉桜になったらどうしよう。
ちゃんと育てられるかどうか、ちょっと不安。

教育給付金制度

ガジ

5月から教育給付金制度が変わる見通し
という話を聞いた。

ちなみに、教育給付金制度とは・・・
雇用の安定と再就職の促進を目的として、
指定された教育訓練を受講し終了した場合に
教育訓練給付金がもらえるという
厚生労働大臣指定の制度らしく、
現在の条件が、

雇用保険の被保険者(通算5年以上)
教育訓練費の80%相当額(上限30万円)
をハローワークから支給されるのが、

5月から
通算3年以上
40%相当額(上限20万円)になるらしい。
(厳密なニュアンスは違うかもしれないので
関心のある人は確認してみて下さい)

今まで、何も資格を取る気がなかったが
制度が厳しくなるんだと聞くと、
何となく損な気がしてきた。
とりわけ、取得したい資格もないので、
数々の英会話教室の無料体験に行きまくった。
どうやらこの業界も制度改正の特需のようで
どこの学校も、勧誘に熱が入っていた。

散々迷い、掛け込みでとある所に入学を決定。
自分の取ったコースは週1回で1年間。
給付金をゲットするためには、
出席率80%をキープしなくてはいけない。
しかも、受講後には成果確認の試験が・・・
簡単には給付金はもらえないもんだと実感。
世の中そんなに甘くない。

新しい季節

ガジ

1日ごとに暖かくなってきて、めっきり春を
実感することが多くなってきた。
通勤電車のメンバーが替わってきたことや
朝、毎日すれ違う小学生の女の子が、
この春からセーラー服を着てるのを見たりすると
新しい季節を感じる。

突然、鍋の季節も終わったなぁと思い、
「そういえば最近、家ですき焼きしてないね。」と
嫁さんと話をしたら、
「狂牛病騒動以来、ウチは牛肉を買ってない。」
という驚くべき返事がぁ!!
狂牛病っていつの話しだったっけ?と
自問自答してしまった。
嫁さん曰く、
きっかけだけで、特に避けているわけではないようだが。

食事に執着心があまりない自分ではあるが
言われてみれば、確かに家庭で牛肉を食べてないような
気がしてきた。
とり肉とぶた肉で何の不自由も感じていない。
まぁ、昼は外食なので何らしか牛肉を食べる機会は
あるのだろうが。それも、あまり思い出せない・・・
バランスは気をつけてるつもりだが、
もう少し、食事に関心を持った方がいいのか?と
考えさせられた。

春とは何の関係もない結論になってしまった・・・

我ながら…

つばさ

 私はここ数年、スケジュール帳に一言二言、その日の感想を書きこんで行くのが習慣になっている。

 今日、去年と一昨年のスケジュール帳を改めて見返してみて、今更ながら、我ながら、なんて幸せな性格なんだろうとびっくりした。つらかったこともあったはずなのに、ほとんど書いてあるのは幸せな気持ちになったことばかり。

 2年近く前の失恋した日でさえも、「ヤケになって買ってきたビールが意外においしくてハッピーな気持ちに」と書いてある。その日のビールはいつものとは違うものだったらしく、名前までメモしてあるのにもびっくり。確か、すごく泣いたはずなのに、ビールの美味さくらいで癒されてたのかな?!

 でも、無理に悲しいことを書くっていうのも嘘になるし、ま、後から見て、幸せな気持ちになったほうがいいから、これでいいとするか。

 ちなみに、今日は、「おいしいビールを思い出せてラッキー」。

花見

ガジ

今晩、花見に出かけた。と言っても、仕事が忙しく
休日出勤してたので、夜に少しだけ近所を
散歩がてら、歩いただけの桜鑑賞だったけど。

会社から帰宅するなり、全く用意のない嫁さんを
強引に引っ張っていったので、
彼女は少々、困惑&呆れた様子だった。
毎年変わらずに咲いているであろう桜が
自分のキモチの持ちようで
去年とは全く違うように見えるのは不思議だ。

去年、夕暮れ時に二人で桜を眺め
のんびりと時の流れを楽しんでいた時には
よもや、自分が感染しているなんて
思いもしなかったことを思い出して
やっぱり、悲しくなった。
彼女も同じ事を考えていただろうか・・・
お互い、去年の花見の話はしなかった。

通りがかりのコンビニで団子とお茶を買って
しばし夜桜と月を鑑賞した。
いつか、心から笑える花見をできるよう
いろんな事を乗り越えて行きたいと強く思った。

願い

つばさ

 昨日、はるばる東京まで行き、「アドベンチャー・イン・モーションピクチャーズ」というカンパニーの「白鳥の湖」を観て来た。一晩寝た今でも興奮がさめない。

 「リトルダンサー」という映画の最後のシーンでこの舞台とアダム・クーパーを知って以来、ずっと観たいと思いつづけてきたのだけど、トリプル・キャストの昨日のスワンはまさにその人! 私はどちらかというとストーリーを頭で理解する方だと思っていたのだけど、昨日は、もう何が何だか理由はわからないけれど、涙がぼろぼろ出た。

 生の感動にはとてもかなわないけれど、DVDを買ったので、娘や友人と一緒に観ようと思う。で、DVDについてきたポスターがまた素敵…(ため息)。少なくとも今日1日は余韻の日だな、きっと。