陽性者と家族の日記

実はただお金がほしいだけだったりする

鳥前 進

おそらく生まれて初めてだと思うのですが、先日、宝くじを買ってみました。どうやら10億円を手にする可能性があるようで夢は膨らみますが、確率ほぼ1で購入額の9割を失うことは理解しているので、あまり期待しないでいようかなと。

それでもやはり、購入前と後では思い描く未来図が異なってきます。漠然と「旅行できたらいいな」と思っていたものが、家を買いたくなって物件を探し始めたり、資産運用の相談にのってくれそうな金融機関を選び始めたりと、ここまで行動が具体的になるものかと自分でも驚きを感じます。仕事もこのぐらい積極的にできたらいいのだけども。。。

あ、もちろん、HIV撲滅のためにできることもしたいと(割と本気で)思っています。どんなことができるかはこれからきちんと考えたい。宝くじ関係なく。

ということで、神様、お願いです。世の中の役に立つことにお金を使うことを約束しますので、どうかわたくしに10億円を!

イギリスのカルトQに挑戦!

ひろき

先日、あるテストを受けてきました。その名もLife in the UK Test。これ、永住権や国籍を取得するときに合格する必要がある、イギリス人なら知ってる一般常識を扱ったテストなんです。

歴史から地理、政治のしくみや有名人の名前、はたまた、イギリスで最初にオープンしたカレーのレストランの名前などなど。いわば、イギリスのカルトQ。

テキストをかって、一応勉強しました。久しぶり教科書を読みました。。。結果、合格!まじめにやったせいか、拍子抜けするほど簡単な24問の選択方式。10分で終わらせ、5分で結果がでました。

試験は苦手ですが、母国と違う国に住んでいるのであれば、最低限の一般常識はおさえておきたいですね。あー、でも、勉強したことほとんど覚えてない。。。。笑

師走…

まさお

早い早い…夏過ぎたと思ったら、すでに12月。  年々一年が短く感じる。

正月も昔の様にお店閉まってる訳では無いし、正月の特別感が薄れて来てる

気持ちが楽になった

やっちゃん

皆さん、如何お過ごしでしょうか?

すっかり秋らしくなって朝晩が寒く感じる今日この頃。

今年9月から薬がツルバダからデシコビに切り替わって、排便回数はあまり変わらなく感じます。

そして、11月10日に気がついた事。それは、「最近寝るとずっと夢を見てるな」って思い。

この日から体調日誌に夢を見るかの有無を書き留める事した。そしたら、毎晩夢を見てる事が発覚した。薬の副作用か不安になった。

僕の通院してる病院は、コーディネーターナースが居ない為、緊急以外は連絡しづらい状況。

今日、ぷれいす東京のポジティブラインに電話相談してみた。話してみて、気持ちがスッと楽になった!結局は、来月の病院受診時に主治医に相談する事にした。

そして、今年の春頃から、本格的に料理を始めて今現在体重が➖8キロ減に成功した!

カロリー計算と減塩だけで体重を落とせました。

そして、最近知った、ゲイボーカルグループG4Uの曲「僕たちのストーリー」の歌と歌詞が凄く良い!

是非、聴いてみてくださいね!

では、また次回!

帰り道は遠回りしたくなる

なぎさのペンギン

何十年かの人生を生きてきて

人よりずっと遠回りをしてきたと思ってきました。

 

でも ムダだった、とか 後悔している…という気持ちはありません。

もっと楽に行ける近道はあったのかも知れないけど…

近道の存在を知らなかったのか…

知っていて あえてそちらを通ろうとしなかったのか…

よく分からないけれど…

(たとえ遠回りしたとしても)結果的にたどりついて

今 自分がいる場所の景色が やっぱ最高だな! と思うのです。

 

つい最近、自分にとって 生まれて初めて経験したできごとがありました。

正直言って、HIVの感染を知った時の何百倍、

いや とうてい比較なんかできるようなレベルではない衝撃…

 

こんな結果になることが分かっていたなら、もっと楽で

安全に行ける近道を選んでおけばよかったのかな…

今回はさすがに….楽天的な僕でも そんな思いが

頭をよぎらなかったわけではありません。

 

だけど…どんな道を選ぼうと…

いや たとえ本意で選んだわけではない道だったとしても…

その先にも 続く道があるんだなあって。

 

”運命の分かれ道”という言葉があります。

しかし 最後の目的地…運命?がどこなのか…

僕たちはだれ一人 知らされていません。

自分では「近道」と思っていても 実は ゆるやかに蛇行した道を

遠回りしているだけなのかもしれない。

 

大切なのは いまこの瞬間 自分がいるこの場所の風景を大切に

その先に続く道を恐れないことなんだろう、と感じています。

 

悲しみって 涙を流せるかどうかでは決められない

笑顔の陰で ずんと重く 黒く澱んで動かない

ごまかせそうで 絶対にごまかせない

とても手ごわい感情だって分かりました。

 

それでも…

どんな結末が待っていようと 人生は一度きり。

どうせなら (^^) をたずさえて歩いて行きたい。

 

僕にとっては 人生において最大の岐路に立っている「現在」…

たとえ時間がかかっても 未来へ続く道の彼方に

静かな暁がおとずれる瞬間を 待っています。

 

 

異国の地で聴くJPOP

ひろき

海外で生活していると、現地の文化に慣れ親しむ機会もあるのですが、意外と、母国の文化が懐かしく感じて、日本にいたとき以上に求めてしまうことがあります。

ここで求めるのは、やはり自分の青春時代に熱中したこと、僕にとっては90年代のJPOPです。当時は熱中してる、という自覚はなかったのですが、今でも曲を聴くと、だいたい歌えちゃいます(笑)

安室ちゃんや小室哲哉の引退、DAPUMPの16年ぶりの紅白出場、などなど。平成の終わりに、平成のポップカルチャーを総括するような出来事が最近、度々起こっています。

あの頃は、なんて考えるのは、年を重ねた証拠ですね。若いころに、上の世代の人が話していたようなことを、最近の自分はつぶやいています。

きっと、どの世代でも、人間がいる限り、つまらない時代なんてないんでしょうね。そう考えると、年齢を重ねるのも悪くない。

最近はロンドンで思考までもガラパゴス化してしまったのでしょうか。。。

ボヘミアン ラプソディ

たたみ

映画ボヘミアン ラプソディを観てきました。
QUEEN、というかフレディマーキュリーの自伝的な映画です。とても良かった。
音楽もさることながら、とてもシンプルで大事なメッセージが心に響きました。
フレディはHIV感染に関連する病気で亡くなるのですが、当時は治療法も確立されていない時代。
そこはあまり深掘りされてはいませんが、死を覚悟して「本当に大事なものは何か?」に気づく機会であることは自分も身を持って体験していることで、とても共感できました。
ただ、今は服薬でずっと生きていける時代。
日々のいろいろなことに流されて「大事なもの」を忘れがちですが(苦笑)、自分の気持ちをリセットする機会にもなりました。
もう1回映画館で観たいと思います。

M子頑張ってます

朱美

M子は、リキットを、管で、いれて頑張ってます。

強い生命力ですね。

私は、世話をしながら、見守るだけです。

覚悟は、しているけど、辛いです。             朱美

イギリスのハロウィーン

ひろき

日本でここ5年ぐらい盛り上がっているハロウィーンですが、意外なことに、ここイギリスでも比較的新しいイベントだそうです。やはりアメリカが本場なんでしょう。

アメリカのように、近所を仮装してお菓子をねだる子どもの姿をみかけることはありません。若者が仮装したり(日本のような全身着ぐるみやキャラクターは少なめ)、ホラーっぽいファイスペイントをして夜の街にでかけるのはよく見かけます。

僕は仮装はしませんでしたが、今年は初めて自分でかぼちゃのランタンづくりに挑戦しました。これ、意外と簡単で、創意工夫すればいくらでも個性を発揮できるので、大変楽しめます。

かぼちゃにキャンドルをともして部屋の電気を消す、そんな静かなインドア系のハロウィーンもなかなかです。

取り戻したい、取り戻せていない情熱

チョコレイトディスコ

こんにちは!

凄まじく暑い夏の終わりと共に、すでに朝晩は冷え込んで秋から冬への兆しを日々感じる毎日ですね。
みなさんは風邪などひいてませんか?

ボクは体調はすこぶる良く、日々の生活はこの病になる以前より健康かも知れません。
相変わらず独り身なので、今年も冬の寒い時期が来るのが嫌ですが、美味しいものをたくさん食して冬を2018年を越したいと思います。

今日は情熱についてのお話を。
ボクは社会に出てから仕事を人生における一番のプライオリティとして20代、30代を過ごして来ました。これは、今までの人生で出会った人たちみんなにそう見えていたと思うし、今も見えているのだと思います。

何か夢中になれるものがあると人生は色鮮やかに、そして自分自身を鏡で見ても、その当時に一緒に時間を過ごした人たちにはとてもキラキラしていたと思います。

病気によって大きなダメージを身体的に受け、入院とリハビリで、それまで一番大切にしていた仕事の第一線から退きました。

戻った時には、その場所はなく、1年くらいは時間的にもフルコミットできる余裕はありませんでした。
でも、今年に入って、見た目も体力も、倒れる前より充実して来ました。
それに伴い、周りからの仕事のパフォーマンスや結果に対する期待値が大きく高まって来ていると日々感じてます。

以前の自分であれば、毎日の中に、情熱があり、自分の中にも、仕事に対する姿勢にも情熱があって、情熱がいて。毎日がキラキラしていて、そんな自分のことが大好きで。

とっても元気になったのに、情熱がない。
仕事の中身なのか、立ち位置なのか。ここ数ヶ月、悩んでます。
何が自分をそうさせるのか。前と何が違うのか。前のようになれるのか、なりたいのか。

病気をして、戻る場所があって、仕事があって、以前より体力的にも元気になって。
本当に贅沢な悩みだとは分かってるんですけど。

答えはまだ見つからないんだけど、ただツラツラと書いてしましました。
ここまで付き合ってくださってありがとうございます!

年末まであと2ヶ月、突っ走って答えが出たらご報告させてください!
今年も残り2ヶ月、素敵な時間となりますように!