陽性者と家族の日記

ララ サンシャイン

IHO

4月になりましたね。
今年も1/4(ヨンブンノイチ)がいっちゃいました。
早いです、新しい時間がやってくるのが本当に早いです。
先延ばしの呪いにかかり、やりたい事やらなきゃいけない事に
全く手が付けられずに焦っています。(この3ヶ月何してたんだろ?)

明日から、新しい職場や学校や部署でstartを切る方も多いかと想います。
ちょっと緊張しますね。
今迄と違う価値観の中に身を置くのは結構hardですけど
それも楽しめると良いですね。

明日はきっと爽やかな朝の眩しい太陽がみなさんを
新しい生活に送りだしてくれる事でしょう。

笑顔を忘れずに♥

IHO 拝

変わらないもの

IHO

先日、女性の同僚と久々に飲みました。
気のおけない友人なので色んな話しをしました。(主に職場の愚痴)
そんな楽しい飲み場で、出てきた話題は。。。
「IHO君ってこっちって〇〇が言うのよぉ」と悪気zeroで言ってきた。
僕としては、またか(霹靂顔)ですが、興味はあるんでしょうね、
僕はルーティンの返答で「よく言われる。」で、ハイ!終了。
有り難い事に僕の仕事はサービス業なので
男性職員も物腰柔らかい話し方が常であり、
つい、女性的(今の時代この表現は存在するのかな)な言葉遣いをしても
丁寧で宜しい!という風になるので、こういう話題の時は
誤魔化し易いです。※嘘ついているンですけど、ね。

ところで、「こっち」の表現の仕方って
なんで、ああなんでしょう?口の横に手の甲をクネっと反らす表現。
(視覚的に言えば、スネ夫ママの”オーホホホホざます”のあのカタチ)
僕の幼少の頃から変わらないあの表現を今も同僚がするのを見て
長い長い間ずーーと昔から変わらないものを見ぃつけたって、
ちょっと可笑しかったです。

IHO 拝

映画「BPM ビート・パー・ミニット」

やっちゃん

昨日、パートナーと一緒に観てきました!

凄く観て良かった。

あの時代に凄い勇気を振り絞って戦ってきた先輩達に感謝と尊敬の思いでいっぱいになりました。

先輩達のお陰で今の僕が生活を送れる事に改めて感謝しております。

そして、流れてくる音楽が凄く心地良かったです!

観て良かったです!

ありたい未来を実現できるかは、自分次第。

鳥前 進

HIVに感染していることを相手に伝えることは、簡単なことではありません。

2017年2月1日。陽性という結果を伝えてくれた若い男性医師に感染のきっかけを問われ「男性との性的接触」と答えたことが、人生初の「カミングアウト」でした。正直に言って抵抗はありましたが、事実と異なる答えで支障がない質問は存在しないので、その瞬間は真実を伝えることに徹しました。

告知を受けた当日、その足で当時付き合っていた人のもとへ向かいました。「HIVに感染していることが分かった」と伝えるために。大事な人を守るために感染の事実を伝えることは当然だと思っていましたので、迷いはありませんでした。

数日後、今も通院している拠点病院へ紹介状を持っていきました。そこでも医師と看護師に感染のきっかけを「カミングアウト」しました。このときは自分でも驚くくらい何のためらいもなく自分のセクシュアリティについてスラスラ話せたことを覚えています。男性とセックスしてHIVに感染しましたが、皮肉にもそのHIVにゲイは恥ずべきことではないと気づかされました。

その後の通院で、家族の誰かに「カミングアウト」することを検討してほしいと主治医より伝えられました。ここでのカミングアウトとは、感染しているという事実に関してのみを指しています。数段ハードルが上がったカミングアウトにものすごく迷いましたが、今は「家族には言わない」と決めています。親や兄弟のことを思ってなのか、家族から否定されるのが怖いからなのかは自分でもわからないけど。

しばらくカミングアウトとは無縁の日々を送ってきましたが、最近、好意を抱く人がいて、その人にどう伝えようか悩んでいます。今後関係をより進展させたいなら伝えるべきだし、伝えられないなら終わらせよう。けど、伝えたところで関係がより進展するどころか終わるかもしれないな、などといろいろ考えてはみますが、「伝えられた相手はどう思うか」という視点がないことにはカミングアウトしてもうまくいくはずがありません。これまでカミングアウトしてきた相手は、僕が何を言おうとしているかある程度想像できる人たちです。僕が今度伝えたい相手は、まさか僕がHIVに感染しているなんて思ってもみないでしょう。

言わないで諦めるより、受け入れてもらえるように話して気持ちを伝えたほうがいいと思う――ある陽性の先輩から背中を押してもらえました。僕がいますべきことは、彼が僕から感染の事実を伝えられたときに、その現実を受け入れやすく伝える方法を考えたり受け入れやすい環境をつくることであって、伝えたことで予想されるマイナスの影響を嘆いていても前には進まないのです。もう悩むのはこれでおしまい。ありたい未来を実現できるかは、自分次第。

さよならの向こう側

IHO

これといった不満もなくトラブルもなく
でも毎日が空虚で働いている実感がなく、
ちょっと休みたいなと想っている僕です。

季節/時期的にそうなのですが、ウチの職場では退職者がガンガンいらして驚いています。
この方も、その人も、あの方も、どの方?(って人)も
次の人生設計図を持って行ってしまいました。
覚悟と自信と責任と夢と希望が入ったスーツケースを軽々と持って行っちゃいました。
僕の職場は結構大きいので色んな部署の方々と協力しながら喧嘩をしながら働いています。
そんな中、親しくしていた人、結構やりやった奴、仕事以外でも交流があった方etc…
10名程の退職者の皆さんそれぞれから御挨拶を頂きました。
「IHOさんには挨拶したかったです」
「IHOさんは厳しかったです」
「IHOが居たから楽しかった」なんてお声を頂き泣けてきました。
毎日ボヤーッと働いている僕ですが、改めて色んな部署の方と
ちゃんと仕事と交流をしていたンだと、少しはこの人達の記憶に残るような事をしていたンだと
ちょっとでも影響を与えていたンだと…泣けてきました。>年歳のせい?

こんな遣り取りから誰かと関わっている事を実感し、
空回りで虚しいなぁっと想っていた毎日でしたが
そうではなかったようです。
「さよなら」から学ぶ事、気付く事って多いですね。

みんさん、さようなら。ありがとう。お元気で。

IHO 拝

良いことないかな

鳥前 進

感染を疑い始めてからの数ヵ月間は、食い入るようにHIV関連の情報を集めていたことを今でも覚えています。ほとんどは自分にとって有益な情報ではありましたが、なかには情報がアップデートされておらず不安を煽られることも少なからずあったなと記憶しています。

情報収集するとき、だれもがその情報が正しいこと・現実的であることを求めると思います。前者をインターネット上のすべての情報に求めることは限界がありますが、「陽性者のリアルな声」を知るという観点ではネットも少なからず役に立つと考え、陽性者のブログもいくつか読んでいました。

ブログを読みながら、感染した方身体の快復や気持ちの(良い方向への)変化に触れ自分もきっと大丈夫だと思ったり、カミングアウトについて少し前向きになったりして、だいぶ勇気づけられました。一方で、更新が途切れているブログを見つけると、ライターさんの身に何かあったのではないか、入院しているのか、想像より状態は良くないのか、といったネガティブな想像を膨らませ不安を覚えていたこともあったことも思い出されます。

実際のところは、更新を停止したケースのほとんどは、きちんと治療を開始し、感染発覚直後の心身ともに沈んだ状態から感染前と変わらない日常を取り戻し、特に記事にするような真新しいトピックスが頻繁に発生する状況ではなくなったのだと思います。それに気づくまでに数ヵ月かかった自分は純粋なのか頭が足りないのかは分かりませんが…

そして僕自身、まだ治療開始前にも関わらずすっかり落ち着いてしまって、真新しいトピックスに出会うようなこともなくダラダラ過ごしているがゆえに、2回目が初回から1ヵ月弱あいたうえにカラッカラに乾いた内容の日記を更新させていただくこととなりました。あーなんか良いことないかな…

M子が、死にかけている

朱美

M子が、老衰で、食べなくなった。

体重は、どんどんへり、あるくのも、たいへんになっている。

私は、心痛と、悲しさで、泣いています。       朱美

もう春なんですね〜

やっちゃん

もう3月も半月が過ぎましたね
なんか月日の流れが早く感じます
先月、ネスト・プログラム「介護職として働く陽性者の交流会」に初めて参加してきました!
初めて参加し、凄く心がスッキリした気分になりました!交流会で、話をしたり、聴いたりして、凄く良かった。参加して「自分には、交流会の場が必要だったんだな」って思いました!次回も参加できるようしようって思いました。
そして、先月は、パートナーの唯一の身内であるお姉さんが諸事情により今年1月に都内から群馬県伊勢崎市へ引っ越す事になり、先月、パートナーと一緒に旅行の代わりにお姉さんに会いに行ってきました。お姉さんとは、パートナーとの関係を話しており、お姉さん公認の関係になりました!
パートナー・お姉さんと僕の3人で、買い物や食事をして過ごしました。凄く楽しかったです!
実は、今月下旬にも、お姉さんに会いにパートナーと一緒に行ってきます!
最近は、料理をする機会が増え、自分のレパートリーの少なさに少し料理の勉強が必要かな?なんて思ってもいます(笑)
そして、最近思った事があるんですが、パートナーのちょっとした気遣いが見えて嬉しく思った。
薬の内服が始まって以来、お腹が弱くなり、お腹を壊す事が増えたんですが、最近、パートナーとファミレスに行った時、お店でハンバーグを注文した際、パートナーからお肉良く焼いてもらおうか?って声かけてくれたんです。そのお店は、お肉の焼き加減も調整するところでした。何気に嬉しかった事でした。
それでは、また次回に!

なんで両手が必要なの?

ひろき

ある日のこと、テレビでBBC(イギリスの公共放送)の天気予報をみていると、お天気姉さんの片手がありませんでした。片手がない、それだけ。他は、天気予報の内容にも、説明のときのジャスチャーにも、普通と異なる点なんてありません。

そのとき、ハッとしました。両手がなきゃできない仕事なんて、そんなにないんだ、と。そう、もっとこの世の中、片手がなかったり、片足がなかったりしてもできる仕事はたくさんありますよね。もっと、そういった人たちがテレビに出てきてもいい。そんなひとたちを小さいころから見慣れれば、社会はもっと寛容になるでしょう。

片手がない女性をお天気姉さんに起用したBBCには、社会の多様性を促進する、という活動理念があります。その理念に敬服するとともに、イギリス社会の寛容さをあらためて感じました。

天気予報をみながら、お天気姉さんが、私に話しかけているような気がしました。

「なんで両手が必要なの?」って。

毒出しうがい なるもの

たたみ

うがい。

これまで喉をがらがらーぺっ!ってやってましたが、この冬はやりかたを変えました。

テレビで「毒出しうがい」ていうのをやっていて。

ネットで検索すればいくらでも出てきますが、実際やってみて、調子がよかったです。

喉のうがいをする前に、口の上→下→右→左とそれぞれ10秒間ずつ、ぐちゅぐちゅ!!と全力ですすぎます。

たまに口から水が飛び出てしまうくらいの強さで。

で、最後に喉のうがい。

水道水でよいらしいので、興味のある方は試してみてください。