陽性者と家族の日記 “ひろき”

初めての台湾へ

ひろき

久々の一時帰国中に、週末を利用して台湾に旅行しに行きました。飛行場から出てすぐに感じたのは、外国とは思えない親近感。見た目も日本人と似ているし、風景もどこか懐かしさを感じました。日本の一部だった50年間の歴史の影響なのでしょうか。なんだか日本と台湾が兄弟のように感じられました。台湾では、久しぶりにイギリスでのクラスメートにも再会、お約束の、ディンタイフォンの小龍包も堪能できました。震災では、台湾の方々にたくさん援助していだいたようですし、これからも日本と台湾の絆が深まればよいですね。

イギリスの病院

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イギリスの病院は、なかなか医者に会えない、と評判です。病院で医者に会えない、というのは矛盾しているようですが、基本的にこちらの国民医療制度は無料なので、ちょっとした風邪や腰痛では医者に会えません。とはいっても、体調がどうしても優れないときもあります。私も、先月、風邪を2週間ぐらいこじらして、さすがに心配になって、予約の必要がない診療のサービスを受けることに。ところが、ジムで肩を痛めたという前に並んでいる兄ちゃんは、看護婦に逆にしかられているではないですか。ジムとは、身体を痛めて、鍛えにいくところだから痛みは当たり前、だとか。どっ、どうしよう。とりあえず、病気のことと経緯を説明すると、看護婦さんもよく話を聞いてくれました。こちらでは、陽性患者に慣れているのか、Positiveって、sが二つだったけ?と逆に質問される始末。大丈夫か、この病院・・・。とにかく、医者にあうことができ、5分で診察終了。抗生物質をもらったら、風邪もなんとか治まりました。

引っ越し

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引っ越しをしました。転職もして、新しい季節の訪れと同時に、住む場所も変わり、少しずつ生活が変わってきています。イギリスでの引っ越しは、あまり日本のような引っ越し業者を使うことは一般的ではないようです。日系の業者もありますが、独り身ですし、お金もないし、手持ちで引っ越しをしました。引っ越すときって、その時になって、予想以上の荷物があることに気がつきますよね。私も、結局、以前住んでいたところと3往復するぐらいの荷物がありました。今度の大家さんは、親日家の大家さんで、色々と世話を焼いてくれる方。トースターやら、レンジに入れられる耐熱性の皿を持ってきてくれました。引っ越しをしたエリアには、ジュード・ローも住んでいるとのこと(私は安アパート住まいですが)。散歩して、ばったり会えたら、なんて妄想しています(笑)。

新しい季節、新しい出会い?

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暗いヨーロッパの冬もやっと終わり、ロンドンでも桜が満開です。先週は、4か月ぶりの医者の診察がありました。ウィルス量も検知不可能レベルで、CD4600近いとのこと。こうやって暮らしていると、自分が陽性者だということも忘れてしまいそうです。春になったこともあるのでしょうか、気分が明るくなりますね。でも、やっぱり気になるのは、恋愛のこと。残念ながら、まだシングルですが、もし好きな人ができたら、打ち明けられるのだろうか。まだ、親しい友人以外に病気のことを打ち明けたことがないので、そんな不安が頭をよぎります。春は出会いの季節でもあります、いや個人的にそうであってほしい(笑) 人と出会う前に、自分とどう向き合うか、それが大切なのかもしれません。

新しいチャレンジ

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日本では梅の花が満開のようですね。ロンドンでも、極寒だった3週間前とは違い、今週になって最高気温が16度!まで上がる、という日もでて、春の訪れを体感できるようになりました。春といえば、日本では、入社や新学期の季節ですが、私のロンドンの生活でも、新しいチャレンジの時期になりそうです。2月末で今の会社との契約が終了し、3月からまた違う会社での仕事が始まります。新しい職場、新しい同僚、そして新しい上司。不安もありますが、また新たな出会いもありそうです。季節の変わり目は気温の差などで、体調を崩しやすそうですが、私も、新しい環境の変化などでストレスを抱え込まないように心がけようと思います。なかなか難しいのですが、自然体でいきたいですね。実は、海外での転職活動などで、ここ半年間、不安感やストレスを抱えていたのですが、転職とともに、この先のロンドンでの生活に見通しがついてきました。みなさんにも、希望に満ち溢れた春が訪れますように。

外耳炎にご注意

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度々病気ネタで恐縮ですが、昨年11月に病気にかかってしまいました。耳かきが好きな方は多いと思うのですが、私もその一人で、耳を掻いていたところ、炎症をおこしてしまいました。そうしたら、もっともっと耳が痒くなって、また掻き続けたところ、今度は耳が大きく腫れるまでになってしまったのです。おかげで、耳は遠くなるは、頭痛はするは、熱はでるは、夜は眠れず、仕事にも集中できず、痛み止めを飲むまでになってしまいました。ネットで調べたところ、外耳炎という病気があり、耳かきのしすぎでなることがあるらしいです(病院にいっていないので断定はできません)。どうやら、免疫が落ちている方もなりやすい病気のようですので、みなさんも注意してくださいね。本当に痛いので!

初めての中東、イスラエルへ

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卒論をなんとか提出し、初の中東、イスラエルに旅行しに行きました。遮るもののない中、太陽の日差しが照りつける砂漠は広大で、人間の存在の小さく感じました。そんな中でも、オアシスが点々とし、人が耕した農地を見ていると、自然の厳しさとともに、人間の力強さも感じることでできました。さて、イスラエルは陽性者に対する入国規制はないのですが、テロのせいで、入国審査が厳しいことで知られています。私は、同行者、しかも病気について知らせていない相手と一緒で、薬ももちろん持参していたので、正直ひやひやしていたのですが、以外と、荷物をスキャナーに何度も通し、審査官の細かい質問に答えるだけで、あっさりと入国できました。こういうときに、病気のことがあると本当に気をもみますね。

風邪

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急な気温の低下もあってか、2週間も風邪をひいています。病気のせいではなく、今年、イギリスではやっている風邪は、どうやら長引くようです。自分も含め て、人によっては2回も風邪をひいてるひともいます。こういうときに、ちょっと弱気になりますね。でも、通常の人でも年2回風邪をひくのはごく普通のこ と。面白いのは、国によって、風邪を治療法が違うこと。イギリス人のフラットメイトは、窓を開けて、外で散歩しなさい、とのこと。そんなことしたら風邪が 悪化するのでは?というと、新鮮な空気を吸って、運動をしたほうが、血流が良くなるから、とのこと。医学的に証明されてるのでしょうか?とりあえず、もう 風邪をひいちゃったので、試してみます。

ついに出た!

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先日、ロンドンの地元の病院に診察に行ったところ、新薬を医者から勧められました。今までのストックリンとツルバタをたして、ひとつにした、その名もアトリプラ! 二つの薬をひとつにしただけだけど、飲み忘れも防げるし、以前より、携帯するのも、飲むのも簡単になりました。投薬を始めて、1年半、こういっ た薬の進歩を実感できるのはうれしいですね。きっと、もっともっと進歩して、ついには特効薬ができるのも夢ではないはず。その日が、一日も早く訪れること を期待しています。

ストレスに注意

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5月、6月、7月と休みなく、忙しくしていたら、身体に湿疹のようなものが・・・、まさか帯状疱疹?と思って、医者に診てもらったところ、疥癬(ダニの一 種)と診断されました。はやり、免疫が落ちている人につく寄生虫(と聞くと恐ろしいですね)だそうです。いわれてみれば、7月にの初めはロンドンに引っ越 しをしたり、スイスに滞在して、食費節約のために食事を減らしたり、夜遊びで不摂生をしたり、日本に一時帰国して時差ぼけで睡眠不足だったりしたたよう な・・・。やっぱり無理は禁物ですね。