ひろき
ラグビーワールドカップ、盛り上がっている様子をニュースで度々みます。
私自身、プレーしたこともないですし、ルールもちんぷんかんぷんですが、イギリスはラグビー発祥の地。
日本で開催されているラグビーワールドカップの試合もテレビ中継されていますし、ラグビーワールドカップの広告やCMもよく見かけます。
ほんとに、にわかファンで恐縮ですが、日本がアイルランドやスコットランドをやぶったのには、感動してしまいました。
バックグランドはさまざまな選手がワンチームとして日本を代表して戦う。
きっと新しい日本の在り方を示してくれたんだと思います。
ラグビーは自主性を重んじるスポーツ、ということで、イギリスでは会社のマネジメントしているようなビジネスパーソンに人気があります。
彼らを多く輩出するイギリスの名門校で盛んだということです。
日本からロンドンを訪れた友人と一緒に、パブで日本対南アフリカ戦を観戦しました。
残念ながら日本は敗退しましたが、なんと、パブにいた南アフリカの方が声をかけてきてくれて、ビールをおごっていただきました。
日本のスポーツ選手の活躍が、国際交流、そして海外在住の日本人の誇りや元気になります。
ひろき
普段、こちらの日記には私が暮らしているイギリスの良い面を書くことが多いので、たまには愚痴というかクレームというか、嫌いな点を書いてみます。
嫌いなところはたくさんあるのですが、今回は地下鉄について書きます。
有名なロンドンの地下鉄ですが、やたら駅や路線の閉鎖が多いです。
週末になると、メンテナンスのためある区間(郊外が多いですが)丸ごと閉鎖、代替にバスを利用、ということがあります。また、駅も閉鎖される場合があります。
うっかり知らないで駅に着いたら駅が閉鎖、しかも路線が丸ごと、っていうこともあります。
利用者は地下鉄のHPやTwitterを事前にチェックすることが多いのですが、旅行者にはもっと困るのだと思います。
閉鎖だけではありません。地下鉄の改札にはイライラします。
こちらの改札の扉は基本的にしまっていて、ICカードをタッチすると開きます。
しかも鈍くて、遅い。日本の方式は人が流れるように扉が開いている状態。
これは圧倒的に日本の地下鉄に比べると利用者が少ないのと、不正利用が多いことが原因だそうです。
なんでロンドンは大都市なのに、こんなに効率悪いことをしているのだろう、と思うのですが、ロンドンの地下鉄は150年以上の歴史があります。
そんなに古いのであればガタもくるだろうし、まぁ、文化の違いだと思うようにしています。
ロンドン地下鉄の名誉のために書いておきますが、好きな点もあります。
それはクレジットカードとデビットカードが利用できること。
ICカードを買わなくても、そのまま直接タッチして使えるんです。
これは旅行者には便利。
嫌いな点を考えると、そうなった理由や文化の違いが見えてきて面白いですね。
また、思いついたら書きます。
ひろき
イギリスに住み始めて9年が経ちます。その間に私が感じた印象は、
イギリスは陽性者にとって暮らしやすい国、だということ。
医療制度については以前も書いたことがあるので、今回は割愛しますが、
“社会の中での受け止めよう”が比較的寛容であるように感じます。
陽性者であることをパートナーや友人たちに話すのは、よくあること。
出会い系で初めて出会う相手に陽性であることを伝えるのも、珍しいことではありません。
なかには、投薬をはじめ、ほぼ死滅している状態(undetectable)であれば、
HIVをうつす可能性がほぼゼロに等しい、むしろ、陽性だと診断されていない人よりもリスクが低い、ととらえる人もいます。
私自身はロンドンにしか住んでことがないので、地方とはまた違うのかもしれませんし、
イギリスは多民族国家なので人種や民族によっては、HIVがまだまだタブー視されていることもあると思います。
日本もこの9年間で色々変わったと思います。より寛容性のある社会になっていくといいですね。
ひろき
ロンドンで生活をしていると、日本以上にネズミをよくみかけます。
地下鉄の構内、歩行者道路、はてはオフィスのフロアでも。
と、そこまではよかったのですが、先日、ついにネズミが現れたのです、僕の部屋に。
自分の部屋に出ると、本当に怖くて、夜も眠れないぐらいです。
ガサゴソ、と夜にキッチンから音が聞こえると、それが、ヤツだったりします。
初めて見かけた夜から、音がすると、びくっとしますし、
夜も同じ部屋に寝てるのかと思うと、本当に恐ろしい。
大家さんに報告したところ、ペストコントロールという駆除の業者をよんでくれました。
何をしてくれるのかというと、実況見分をしたあと、毒入りのモチをしかけていきました。
これ、効くのでしょうか? 先日は、ついにパソコンを見ている最中に足元を横切っていきました。
正直、その場で駆除しておしまいだと思ったので、モチを食べたにしろ、死骸を目にするかもしれないと思うと。。
ああ、早く部屋から退散してくれますように!
ひろき
だいぶ前になりますが、今年4月のイースター休暇中に、
初めてウェールズに旅行してきました。
元々、イングランドとは別の王国、住む民族もアングロサクソン系ではなく、
ケルト系ということで、なんとなく文化とか人の見た目も違うような、違わないような。
イギリス人ではない私からすると、現在は大きな違いがあるように見えませんが、
地名などの表記が、英語と公用語であるウェールズ語の併記になるのをみると、“異国”だと実感がわきます。
四国ほどの広さのこの国にはたくさんの城が残っているそうで、
イングランドとの戦いがいかに熾烈だったのかが想像できます。
その中でも、たまたま訪れたカーナヴォン城という城が、なんと、『天空の城 ラピュタ』に登場する、
シータが囚われる要塞のような城のモデルだと知りました。
しかも、パズーの住む炭鉱の町も、ウェールズなのだとか。
ジブリ・ファンのかた(もちろん、そうでなくても)には、ウェールズはおすすめです。
ひろき
時が流れるのは早い、といいますが、先日イギリス永住権を取得しました。
渡英して8年目、本当に短いようで長いような、やはり時はあっという間に流れていきます。
8年間、自分なりに何ができたのだろう、渡英する前の夢や目標はかなっているのだろうか、などと考えてしまいます。
でもきっと、元気で暮らし、何とか生活できている、それがまずは一番の成果、自己実現だと、少しだけ自分を褒めています。
渡英する前にすでに投薬を始めていたので、仕事や生活だけでなく、イギリスでの治療が心配でした。
情報収集を手伝ってくださったのが、ぷれいす東京のスタッフのみなさん。
感謝の気持ちでいっぱい、本当にありがとうございます。
支えてもらったぶん、もっともっと幸せに、夢と目標をかなえたいと思います。
まだまだいくぞっー!
ひろき
ヨーロッパではこの季節にイースター(復活祭)といわれる祝日があります。
日本では聞きなれないのですが、キリスト教以前にあった異教の風習がキリスト教にとりいれられたもの、らしいです。
卵にデコレーションするのを見たことがある方もいるかもしれません。
詳しい説明はさておき、この祝日がややこしいんです。というのも、旧暦に基づいて毎年日付が変わり、
しかも数日程度ではなく、数週間程度変わることもあるんです。
キリスト教徒でもない私は、毎年、ボーっと暖かくなってきたなー、と思っていると、いきなり
金曜日と週明けの月曜日がイースターで連休、ということもしばしば。
そのため、毎年、旅行やイベントごとを企画するのが出遅れてしまいます。
この移動する祝日をどう把握すのか、とヨーロッパの友人にきいたところ、
前年のイースターに翌年の日付を調べるのだとか。
なるほど、来年こそは出遅れないようにしなきゃ!
ひろき
ロンドンは日本より治安が悪いといいながら、犯罪の被害にあったことはほとんどありませんでした。それが、買ったばかりの自転車が盗まれてしまいました。ちゃんとロックをしてたと思うのですが、くやしい。これで通勤しているので、いきなり足がもがれたような気分です。
幸運にも保険に入っていたのですが、保険のクレームには警察署が発行する盗難証明書が必要です。なんと、ロンドンではオンラインで盗難を含む軽犯罪の被害届を出すことはできます。日本と違い、警察署も24時間受付ではないので、これは便利ですよね。
早速、オンラインで登録すると15分ぐらい、詳細を記入して、翌朝には盗難証明書がメールで発行されました。それだけ盗難が多いということなのでしょう。これもいい勉強だと思って、次はもっと気を付けます。
泥棒さん、今からでも遅くないから、自転車戻して~!
ひろき
紳士の国、イギリスといわれますが、いわゆる帽子をかぶってステッキをもった紳士に会ったことは一度もありません。たぶん、私のような庶民との接点がないのだけかもしれませんが、そんなひと、いまどき本当に存在するのか、と考えてしまいます。
イギリスは階級制度があるので、労働者階級の方々もいますし、イギリスの紳士(だと思う人々は、おそらく、そういうひとたち同士で固まっているのでしょう。
その代わりといってはなんですが、イギリス人の“紳士的な態度”に感動することがあります。
地下鉄の階段をおりるベビーカーに手を差し伸べたり、オフィスのドアを次の人のために開けておいたり、はたまた、給湯室でミルクティーをつくるときにミルクをほかのひとのために机に上に残したり。
イギリスには日本の気遣いとも近いようなエチケットがあります。きっと、英国紳士は、もっと幅広い層のイギリス人のマナーや思いやりのなかに残っているのかもしれません。
ひろき
イギリスと日本の時差は9時間です。一時帰国してイギリスに戻ると、夜早く寝て、朝早く起きます。この時差ボケ、歳を重ねるごとに、体内時計を修正するのにより長い時間がかかるようになります。最近では1週間以上、2週間ぐらいかかることも。
年始に日本から帰ってきましたが、このまま一生、時差ボケが治らないようなまでしてきます。普段生活していると気が付かないのですが、人間の身体って、リズムがあって、頭や身体が動いたり、動かなかったり・・・。ああ、早く時差ボケが治りますように。
時差ボケにきくのは、適度な運動、直射日光にあたること、だそうです。個人的には、仕事にすぐ戻るなど、日常の生活リズムに力技で戻す、でしょうか。