陽性者と家族の日記 “つばさ”

病院へ

つばさ

 今日は久々に病院へ。

 服薬していないと、病院に行く頻度が明らかに少ない。
 行く時の気分も、薬を飲んでいるときは、
「受診するついでに映画でも観る」
(病院が「都会」(←うちとの比較)にあるので)だったけど、
今は「映画観るついでに受診する」という感じ。
 服薬していた時は意識しなかったけど、
けっこうしんどかったのかもしれないなとつくづく思う。

 なんとか1年、こうして持ちこたえてきたけど、
検査の値を見ると、そろそろ再開を考えたほうがいいみたい。
まだ実感がわかないけど、やっぱりいやだなあ。

 次回の検査までに、がんばれ、私の免疫力!
それまで身体にいい生活をしなければ!
とりあえず運動して、食べ物にも注意したほうがいいかな。
毎日のビール&食後の甘いデザートを控えよう!

 でも、そんな健康的な生活したら精神的に不健康になりそう。
やっぱり、ビールは飲みたいし…。

大器晩成

つばさ

 友人がいきなり誕生日を尋ねるメールを送ってきたので、
何かと思ったら、「今、会社のイベントで占いしているから」と言う。

 で、その結果を渡してもらった。私は大器晩成型とのこと。
出発期、発展期、充実期、完成期というのがあるのだけど、
私の場合、それぞれ30歳、39歳、48歳、57歳だった。

 ちょっと意外。

 それが実を結んだかどうかは別として、もう充分に
いろんなことがあった人生だったような気がしていたのに、
まだスタートしたばかりなんて。

 でも、30代半ばの今になって、
自分の本当にやりたいことが見えてきた気もするし、
案外、これって当たっているのかも。
ということは、これからさらに充実した時が待っている?!
今追いかけている夢がかなうってことだよね?!

 …という調子で、一枚の占い結果の良いところだけ
勝手に解釈して、どんどん盛り上がる私に友人が一言。

「当たってるかどうかはわからないけど、確実に
『楽天的で前向き』という一文はあてはまる気がする…」。

一泊旅行分の本

つばさ

 ゴールデンウィークが始まった。

 とくに遠出の予定もない私は、
娘と近くの子どもの本屋さんに出かけた。

 この本屋さんは、遊園地より面白い。
子どもの本は絵本からヤングアダルトまで
たくさんの本が幅広いジャンルで置いてある。
立ち読み(いすがあるので座り読み)もOKだし、
ゆっくり本を見て、読めるので、
本当に読みたい本をじっくり探すことができる。

 いつもは「1人1冊!」と誓うのだけど、
今日は2人で一泊旅行できそうなくらいの
お金を使ってしまった。

 気にいった本はメモしておいて図書館で借りて、
旅行したほうが良かったかなという考えが頭をよぎったけど、
「素敵な本に出会えた! 今から読める!」という、
今の幸せな気持ちにはかえられないから、ま、いいか。

節約献立で旬の味

つばさ

 どこかのテレビ局の番組で『節約生活』みたいなのがあり、
お金のかからない料理のレシピを紹介していたりするけど、
今日のうちの夕食献立は、まさにそれだった。

 まず、メインは焼きバカ貝(と家では呼んでいるけど、
きっと本当の名前じゃないと思う)。
これは知り合いが「大漁だった!」とおすそ分けしてくれたもの。

 副菜は、たけのこの木の芽和え(たけのこは山から、
木の芽は庭から)と、いたどりとじゃこの煮物。
ちなみに、「いたどり」とは今の季節、田舎だったら、
川原や道端にたくさん生えている植物である。
ちょっと酸味があって、おみそ汁にしてもおいしい。

 それに干し大根(自家製)のおみそ汁と、ごはん。
以上、買った(お金がかかった)おみそ、お米、じゃこのみ。
なんてすごい節約献立! しかも、すべておいしかった。
やっぱり、旬のものを食べるというのは理にかなっているんだな。
 

呪文

つばさ

 小学校4年生になった娘は、
ちょっとびっくりするくらいの怖がり。

 「暗闇」「誰もいない部屋」がとにかく怖いらしく、
昼間でも1人でトイレにも2階に行けないし、
お風呂はもちろん1人では入れない。
寝るときも、友達には言えないらしけど、まだ添い寝。

 そんな娘がどうしても1人で部屋から部屋に
移動しなければいけなかったり、
夜中に目を覚ましてしまったときはどうするか。

「パパイヤ鈴木と心の中で言いながら、
Hちゃん(仲のいい友達)の顔を思い浮かべる。
これがかなり難しいんやで~」。

 この話を聞いた昨日の晩は、
おかしくておかしくて、なかなか眠れなかった。
本人が真面目に言っているだけに、
突っ込みを入れることもできず…。

 いったいどうやって思いついたんだろう?
 

Nutcracker!

つばさ

 「くるみ割り人形」を観た。

 この演目は何度も観たことがあるし、
曲も全部ハミングできるくらい聴いているけど、
今日のは特別!

 舞台は孤児院だし、「花のワルツ」では、
個性的なお菓子のキャラクターが、
ウエディングケーキの上でダンス。
驚いたり、笑ったりしている間に、
魔法にかかったみたいに、
あっという間に時間が経った。

 去年はちょうど同じ時期に、
同じ演出家の「白鳥の湖」を観たのだけど、
今回も期待を裏切らない面白さだった。

 終演後、バスを待っていたら、なんと、
くるみ割り人形役のダンサーとばったり。
幸運にも、直接、感想を言うことができた。

 ああ、なんて良い1日!

殺し文句

つばさ

 ちょっと落ち込むことがあり、
暗い気持ちで帰宅したら、2歳の甥が家に来ていた。

 「ただいま」と暗い声で言った私に、
開口一番、満面の笑顔で、
「○○ちゃん(私のこと)、かわい~い!」。
びっくりしている私に、さらにもう一言、
「かわいくて、ドキドキするなあ!」。

 彼のこの二言で、落ち込んでいた気分は
すっかり吹き飛んでしまった。

 でも、こんな殺し文句(?)、どこで覚えたんだろう?!

仲良く…

つばさ

 薬をやめてから、何となく太ってきたかなと思っていたら、
なんと6キロも増えていた!
おそるおそる、夏にはいていたジーンズに足を通したら、
きつくてジッパーが閉まらない。…まずい。

 あせって、友達に言ったのだけど、
みんな、「えっ、そう?!」という意外な反応。
背が高いので、これだけ体重が増えても、
ほとんど気付かないらしい。というわけで、
まだ、今は「背が高くて細いつばささん」で通っている。
今のうちにダイエットしなければ!

 で、毎日ウォーキングをしている母と、
時間のあるときは一緒に歩くことにした。
午前中に近くの公園を1時間くらい歩くのだけど、
あまり話をすることがなかった母と話す時間ができて、
仲良くなった気もするし、なかなか楽しい。

 でも、体重のほうは…。
母と仲良く歩いた後は、2人で仲良く、
おいしいランチを楽しむことになるとは…。

狂言!

つばさ

 先週、「もっと早く知っていれば良かった!」と
激しく後悔したことがある。それは狂言!

 伝統芸能だし、堅苦しそうだし、難しそうだし…、
と思って敬遠していたのだけど、実際みてびっくり。
まさに抱腹絶倒ということばがぴったり。
涙が出るほど笑ってしまった。

 面白いだけじゃなく、ほとんど何もないような
シンプルな舞台なのに、演者の動き一つで、
いろんな世界が一瞬にして広がるのもすごい。

 伝統芸能、おそるべし!

 

おひなまつり

つばさ

 友人4人と、1日早いひなまつりをした。
…と言っても、みんな子持ちの30代、40代。
「ひな飾りを久々に出すので、おひなまつりをやらない?」
と、友人の1人が提案してくれたのだ。

 みんなで定番のちらしずしやハマグリのお吸い物をはじめ、
いろんな料理を用意して、美しいおひなさまの前で、
白酒で乾杯!

 娘のためにするひなまつりも幸せだけど、
こういう大人だけのひなまつりも良かった。
時間的にも精神的にも親であることが多い、
今の私達だけど、それを少し忘れて、
少女?乙女?(ってあつかましい?)の
気持ちに戻った数時間。楽しかった~!
誘ってくれた友人に感謝。