陽性者と家族の日記 “つばさ”

眠る前の・・・

つばさ

 ここのところ、なんだか充実感がないと思ったら、
ベッドに入って眠る前に本を読んでいないからだ、
ということに気付いた。

 もうこれで眠れるという状況でゆっくり本を読む!
これこそ至福のときなのだけど、
最近、なぜか気に入った本が見つからない。

 ストーリーが山あり谷ありだとか、
複雑な謎解き(つまりミステリーなど)だと、
結論だけが知りたくて斜め読みしてしまい、
「文章を読む」という純粋な楽しみが感じられない。
別にすごい事件は起こらないのだけど、
文章そのものを読むのを楽しめる本って、
なかなかないような気がする。

 今日、図書館に寄って借りてきたのは、
夏目漱石の「我輩は猫である」。
誰でも知っている有名な本で、
私も過去に何度も読んだけど、
改めて読んだら、やっぱり面白い。
しばらくは古典?に回帰かな。

 

love actually

つばさ

 映画を観た。「love actually」。良かった!

 予告編では、
「この映画を観た後は大好きな人に会いたくなる!」
みたいな、ラブ(+このあとにハートマーク)モード
全開って感じだったので、ちょっとひいていたのだけど、
実際はそんなベタベタしたストーリーではなく、
さわやかにハッピーな気持ちになる映画だった。

 言葉に出してしまうとウソくさいのだけど、
「人を好きになるっていいなあ」という気持ちになるし、
『この世には、愛が満ち溢れている』という、
映画のなかの言葉にも、素直にうなずきたくなる。

 恋がしたいなあと、珍しく思った。
うーん、でも相手がヒュー・グラントなら、かも…。
 

腰痛その2

つばさ

 「腰痛」というタイトルで日記を書いた日の夜、
立ち上がれないほどの激痛が走り、次の日に整形外科に。
とくにどこかがすごく悪いというわけではないようだけど、
とにかく、痛みがあったのに大事にしなかったので、
悪化したらしい。

 しばらくはなるべく安静にということで、
習っている太極拳を休むという連絡を入れたら、
一緒にやっている人たちが次々に電話をくれた。

 腰痛に関する本を貸してくれたり、
おすすめの整体師さんを紹介してくれたり、
家事の代行?を申し出てくれたり…。
本当にありがたくて涙が出た。

 初めての腰痛でつらいけれど、
人の優しさを感じられた数日間でもあった。

腰痛

つばさ

 1月の終わりから腰が痛い。
 今まで腰痛なんかになったことがなかったので、
最初は気のせいかなと思っていた。
でも、相変わらず痛いので、もしかして何か悪いところでも?
と不安になり、友人たちに「最近、腰が痛いのよねえ、
前はこんなこと一度もなかったのに…」と相談してみた。

 返ってきた答えは、ほぼ全員同じ。
「歳だわね」。

 40代、50代の友人も今でこそ腰痛持ちだけど、
20代や30代まではそんなことなかったらしい。
そうだったのか…。

 心はもちろん、まだまだ身体も若いつもりでいたけど、
歳相応に身体も変化してきているんだなあ。
これからはもっと身体の声を聞いていかなければ。

 しかし、この腰痛。どうすればよくなるんだろう。
痛い…。

おつかれさま

つばさ

 仕事で朝6時過ぎのバスに乗った。
 ほぼ1時間で隣の県の政令指定都市
(つまりけっこう大きな市)に着く高速バスで、
この路線があるためにこのあたりもその都市への
「通勤圏」になっている。

 7時台のバスはよく利用していたので、
通勤客が多いのは知っていたけど、
まだ暗い6時過ぎになのにほぼ満席だったのに驚いた。

 毎日、この時間に通勤しているなんて大変だなあ。
帰りだって少なくとも1時間はかかるのだから、
定時に終わっても帰宅時間はけっこう遅くなるだろうし、
残業があればなおさらだろう。
なんだか無性に、乗っている人達みんなに
「おつかれさま」と声をかけたくなった。

ローラースケート

つばさ

 セールですごく安くなっているのを見て、
自分用にローラースケートを買った。
公園で、いつも娘が楽しそうに滑っている後ろを、
早足で歩いているだけなのが我慢できなくなったのだ。

 夕方、早速、履いてみた。
 「やったことがあるから大丈夫だろう」
という甘い考えは、すぐに吹き飛んだ。

 とにかく滑る! (当たり前。)
 それに不安定! (これも当然。)

 「お母さん、無理しなくていいよ。
 ゆっくりやっていけばできるからね」
と娘にも励まされる始末。

 …今週末、公園で練習しよう。
 怪我をしないようにできるか、とっても不安。

初詣?

つばさ

 ガジさんの書き込みを見て、昨日、
「三が日のうちに初詣に行こう!」と思い立った。
人が多いのがいやな田舎者なので、
毎年、私の初詣は1月半ばだ。

 いつも行く所は交通規制がかかっているので、
もう少し近くて参道のお店が魅力的な神社にしようと、
娘とドライブをかねて出かけたのだけど、
あと数キロのところで大渋滞。
1時間くらい経っても数十メートルしか進まない。

 結局、Uターン。

 帰り道、パスタが食べたいという娘の希望で、
開いていたイタリア料理のお店に入ったら、
これが意外にもすごくおいしかった。

 「知らない土地で、知らないお店に入って、
こんなにおいしい料理が食べられるなんて、
今年はついているかも…」
と、初詣に行けなかったことも忘れて、
とても幸せな気持ちになった私たち。
…単純。

 初詣は今週末にもう一度行こうっと。

 

のんびり~

つばさ

 先週、高熱が出たりしたこともあって、
家族からも気遣われて、
堂々とのんびりしているこの数日。
こんなにゆったりした年末は久しぶり。

 今日は娘と、サンタさんから
クリスマスプレゼントにもらった、
バレエのDVDを観たり、
ちょっと前にコンサートに行って買った、
葉加瀬太郎のCDを聴いたりして過ごした。

 どっちも観て&聴いて良かったと思えるものだった。
一年の最後に気に入ったものに出会えるなんて、
ちょっとうれしい気がする。

 さて、紅白にも格闘技にも興味がないので、
年越しそばを食べたら、トランプでもするかな。

 

クリスマス・プレゼント

つばさ

 毎年、クリスマスイブに娘はサンタさんに手紙を書く。
プレゼントを配るサンタさんへごくろうさまの気持ちと、
自分の欲しいものを伝えるためだ。

 欲しいものはリサーチしてわかっているのだけど、
手紙の返事を書くのに、毎年のように、
娘が寝てから手紙を読んだ。…泣いてしまった。

 まず、いつものように、
「私は○○と××が欲しいです」と書いてあった。
でも違ったのはその後だった。

 「まずしい子どもたちには、『あいじょう』
『食べ物』『お金』『服』『教科書・ノート』
『ひっき用具』『ふとん』などを、
たくさんあげてください」。

 こんなことも考えていたんだとびっくり。
 この手紙が、私にとってはこれまでの人生で
一番のクリスマス・プレゼントのような気がした。

 

おままごと

つばさ

 先週から、姪と甥がうちに泊まりに来ている。
3歳と2歳という年齢なので、9歳の娘とは違い、
ちょっと手がかかるけれど、一緒に遊ぶのは楽しい。

 この週末は、4人でお母さんごっこ、
つまり、おままごとに明け暮れた。

 娘がお母さん、姪が「かわいい」お姉さん、
甥が「会社が忙しい」お父さん、
そして私は変幻自在で、ストーリーによって
保育園の先生になったり、お姉さんのお友達になったりする。

 お父さんが家に帰る場面で、姪演じるお姉さんが、
「お風呂にする?ごはんにする?それとも牛乳にする?」
(なぜ、牛乳?!)と聞いたり、
娘が演じるお母さんは夕食時に必ずビールを飲んだり
(私?!)と、普段の生活が表れてとても興味深い。

 知らず知らず、リアルさを追求して真剣になったり、
ストーリー展開を考えている自分に気付く。
人間って意外とみんな役者なんだなあ。